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【FGO】イスカンダルの元ネタと史実解説

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FGO攻略班
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FGO(フェイトグランドオーダー)のサーヴァント「イスカンダル」の元ネタである史実を解説。原典となる神話や歴史、史実と設定の相違点や登場済みのサーヴァントとの関係性を掲載しているので、FGO(FateGO)を考察する参考にどうぞ。

イスカンダル

©TYPE-MOON / FGO PROJECT

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イスカンダルの元ネタ

イスカンダルのプロフィール

出典 史実
地域 欧州
時代 紀元前4世紀
誕生日 紀元前356年7月20日
死没 紀元前323年6月10日(享年32歳)

イスカンダルの史実・伝承

イスカンダルの名称

イスカンダルはアラビア語やペルシア語での人名であり、ギリシア語での通称はアレクサンドロス大王、アレクサンドロス3世と呼ばれる。中東の伝承では2つの角があるとされ、イスカンダル双角王(イスカンダル・ズルカルナイン)の名でも知られていた。

イスカンダルの出自

イスカンダルはマケドニアの王・ピリッポス2世とエペイロスの王女・オリュンピアスの間に生まれる。ピリッポス2世はヘラクレス、オリュンピアスはアキレウスを祖先に持つ家系だった。

紀元前342年には、アリストテレスが家庭教師として招かれる。イスカンダルはアリストテレスを最高の師と尊敬し、交流はイスカンダルの最期まで続いた。

マケドニア王への即位

紀元前338年、イスカンダルは父に従い一軍の将として初めて出兵し、カイロネイアの戦いでアテナイ・テーバイ連合軍を破る。

ピリッポス2世はこの戦いの勝利でコリントス同盟を締結し、全ギリシアの覇権を握る。しかし、紀元前336年にピリッポス2世は暗殺されてしまう。

これにより、イスカンダルは20歳の若さでマケドニア王を継承し、混乱するギリシアを治めた。

東方遠征の開始

全ギリシアを掌握したイスカンダルは父親の遺志を継ぎ、紀元前334年にペルシア東征に出発。マケドニア軍を率いて小アジア(アナトリア半島)に侵攻し、ペルシア軍と戦う。

そして、紀元前333年にイスカンダルは、ペルシア軍10万人を率いるダレイオス3世と遭遇。アンティオキアにてこの戦いに勝利し、ペルシア軍を敗走させた。

エジプト征服とアメンの神託

紀元前332年にはシリアやティール、ガザへ侵攻。さらに南下してエジプトを占領したイスカンダルは、解放者としてエジプト人に歓迎される。

さらに、イスカンダルは「メリアムン・セテプエンラー」と言う名を貰い、ファラオとして認められた。

また、エジプトの太陽神アメンの聖地に赴き、アメンの子とする神託を得る。アメンはギリシア神話のゼウスと同一視されていることから、ゼウスの子であるという神託を得ることになった。

ペルシア王国との決戦

紀元前331年、イスカンダルは47,000人の軍を率いて、ダレイオス3世が指揮するペルシア軍と決戦。ガウガメラの戦いと呼ばれ、数十万ものペルシア軍をマケドニア軍が打ち破った。

そして、イスカンダル率いるマケドニア軍はペルシャ王国の主要都市であるスーサやバビロンなどを侵略しつつ、逃亡したダレイオス3世を追った。

しかし、ダレイオス3世は側近のベッソスによって暗殺。イスカンダルはダレイオスの亡骸を丁重に葬り、ベッソスの不義不忠を糾弾して捕縛、公開処刑を行なった。

進軍の中止と帰還

イスカンダルはペルシア王国の征服以外にも次々と戦争に勝利しては支配下を広げ、インドやソグディアナ、バクトリアなど中央アジアまで征服した。

しかし長期の遠征から部下の疲労や不満が溜まり、溝が生じてしまう。イスカンダルはやむなく進軍を止め、紀元前324年にペルシアのスーサへ帰還する。

イスカンダルの急逝

一時帰還したイスカンダルは、バビロンにてアラビア遠征を計画していた。しかし、ある夜の祝宴中に蜂に刺され倒れてしまう。

突然の高熱に浮かされたイスカンダルは「最強の者が帝国を継承せよ」と遺言を残し、紀元前323年に32歳の若さで死去した。

イスカンダルの死後

イスカンダルは紀元前328年にバクトリアの王女・ロクサネと結婚しており、息子のアレクサンドロス4世がいた。

イスカンダルの死後はアレクサンドロス4世が統治者となるが、後継者争いにより暗殺される。イスカンダルの直系を含む王族は全滅し、帝国は三国に分裂した。

宝具の元ネタ

アイオニオン・ヘタイロイ

宝具名 王の軍勢
『アイオニオン・ヘタイロイ』
ランク EX 種別 対軍宝具
レンジ 1〜99 最大捕捉 1000人

宝具説明

召喚の固有結界。征服王の切り札。展開されるのは、晴れ渡る蒼穹に熱風吹き抜ける広大な荒野と大砂漠。

障害となるものが何もない地形に敵を引きずりこみ、彼が生前率いた近衛兵団を独立サーヴァントとして連続召喚して、数万の軍勢で蹂躙する。

彼自身は魔術師ではないが、彼の仲間たち全員が心象風景を共有し、全員で術を維持するため固有結界の展開が可能となっている。時空すら超える臣下との絆が宝具にまで昇華された、彼の王道の象徴。

征服王イスカンダルの持つカリスマ性を最大限に具現化したものであり、召喚される中にはライダー本人よりも武力に優れた者や、一国の王としてBランク相当のカリスマを具える者も複数いるらしい。

宝具名の由来

「ヘタイロイ」とは、古代ギリシャ語で「王の友」という意味。古代ギリシャ時代のマケドニアにおいては、重装騎兵の集団や王の側近のことを指していた。

「アイオニオン」はギリシャ語で「永遠」という意味。

ゴルディアス・ホイール

宝具名 神威の車輪
『ゴルディアス・ホイール』
ランク A+ 種別 対軍宝具
レンジ 2〜50 最大捕捉 100人

宝具説明

彼が「騎乗兵」たる所以である、二頭の飛蹄雷牛(ゴッド・ブル)が牽引する戦車(チャリオット)。地面だけでなく、空までも自らの領域として駆け抜けることが可能。

神牛の踏みしめた跡にはどこであれ雷が迸る。キュプリオトの剣を振るうと空間が裂け、どこであろうと自在に召喚できる。

戦車は各部パーツが個別に縮小・収納が可能で、走破する地形に合わせた最適な形態を取ることが出来る。御者台には防護力場が張られており、少なくとも血飛沫程度なら寄せ付けない。

厳密に言うと宝具ではなく、イスカンダルを示す武装の一つである。

宝具名の由来

「ゴルディアスの結び目」の逸話にある、ゼウスの神殿に祀られた戦車が由来。

Fateシリーズでの設定

史実との相違点

神性について

Fateシリーズではギリシャ神話の最高神・ゼウスの息子である言い伝えから、雷を纏う描写がある。また、保有スキルには「神性」を持つ。

史実では、エジプトを征服した際に太陽神アメン(=ゼウス)から神託を得たとされている。また、半神半人のヘラクレスや女神の子であるアキレウスの子孫とも伝わっている。

ダレイオス3世との関係

史実では因縁のある宿敵。FGOでも最大の敵であることは変わらないが、お互いの立場が柔らかいものであったなら酒を酌み交わしたかったとも思っている。

ちなみに、史実ではダレイオス3世の娘・スタテイラ2世とイスカンダルは結婚している。

関係の深いサーヴァント

キャラ名 イスカンダルとの関係
アレキサンダー
アレキサンダー
自身の少年時代の姿。
諸葛孔明
諸葛孔明
Fate/Zeroでイスカンダルを召喚したかつてのパートナー。
ダレイオス三世
ダレイオス三世
ペルシア軍を率いてイスカンダルと戦った宿敵。
アキレウス
アキレウス
史実ではイスカンダルの母親の祖先。
ヘラクレス
ヘラクレス
史実ではイスカンダルの父親の祖先。

参考文献
・FGOマテリアルⅢ(TYPE-MOON BOOKS出版)
wikipedia

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