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【FGO】ヘファイスティオンの元ネタと史実解説

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FGO攻略班
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FGO(フェイトグランドオーダー)のサーヴァント「ヘファイスティオン(プリテンダー)/フェイカー」の元ネタである史実を解説。原典となる神話や歴史、史実と設定の相違点や登場済みのサーヴァントとの関係性を掲載しているので、FGO(FateGO)を考察する参考にどうぞ。

ヘファイスティオン

©TYPE-MOON / FGO PROJECT

「レディ・ライネスの事件簿」のネタバレに注意
ヘファイスティオンの元ネタ記事内「Fateシリーズでの設置」には、「レディ・ライネスの事件簿」のネタバレを含みます。ネタバレを気にする方は記事下部の閲覧にご注意ください。
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ヘファイスティオンの元ネタ

ヘファイスティオンのプロフィール

ヘファイスティオンのプロフィール
出典 史実、ロードエルメロイ二世の事件簿
地域 マケドニア
時代 紀元前4世紀
生誕年 紀元前356年?
没年 紀元前324年

ヘファイスティオンの史実解説と伝承

イスカンダルの親友であり側近

ヘファイスティオンは貴族アミュンタスの子としてマケドニアの首都ペラに生まれ、少年時代からイスカンダルの親友だった。イスカンダルが即位すると側近護衛官に任じられる。イスカンダルと同い年だが身長と体格が王子よりも上で、容貌も美しかったという。

東方遠征中の逸話など

東方遠征の開始後も家臣として常に側に在り、トロイの遺跡ではイスカンダルがアキレウスの墓に花冠を捧げ、ヘファイスティオンはパトロクロスの墓に花冠を捧げた逸話が残されている。二人が男色関係であったとする説もある。

また、イッソスの戦いでペルシャ軍を破った後、イスカンダルとヘファイスティオンは捕虜になったダレイオス三世の母親と妃に面会した。ダレイオスの母親はヘファイスティオンを王と間違えて跪いてしまうが、イスカンダルは「彼もまたアレクサンドロスなのだから」と笑って許した。

マケドニア内での人間関係と戦歴

ヘファイスティオンは幕僚の一人、エウメネスと不仲だった。イスカンダルの母や人望のあった将軍クラテロスとも対立しており、王に寵愛される立場ではあったが、マケドニア軍の中では孤立していたらしい。

イスカンダルの暗殺未遂事件後、ファイスティオンはクレイトスとともに、空席になったヘタイロイの騎兵指揮官に任じられる。別働隊を率いて活躍し、本隊がインダス川を渡る準備なども行った。ヒュダスペス河畔でも奮戦し、諸侯の一人に降伏を勧告している。

ヘファイスティオンの死とイスカンダル

紀元前324年、ヘファイスティオンはエクバタナで病に倒れ、7日ほどで病死した。イスカンダルは嘆き悲しんで三日間食事も取らず、投薬を誤ったとして医師を処刑した。バビロンに火葬壇を築き、ヘファイスティオンを神として祀るように命じている。

さらに、イスカンダルはエジプトの総督クレオメネスにも、神殿や霊廟を築くように指示した。指示には神殿や霊廟の出来次第で今までと今後の罪を全て不問に処すとまで書かれており、多くの史家に批判されている。

ヘファイスティオンの宝具元ネタ

魔天の車輪

宝具名 魔天の車輪
(ヘカティック・ホイール)
ランク C+~A+ 種別 対軍宝具
レンジ 2〜100 最大捕捉 100人

宝具説明

ヘカティック・ホイール。生前、イスカンダルの宝具である『神威の車輪』を預かったこともある彼女は、かの戦車を牽引する神獣の代わりに、骨でできた竜を召喚して操ったという。

本来の『神威の車輪』や、それを使った蹂躙走法『遥かなる蹂躙制覇』から比べれば、ランクは落ちるが、代わりに魔術を使った精密操作や自律操作が可能。また、持ち主の魔力を注ぎ込むことによって、短時間ならランクを向上させることもできる。

宝具名の由来

「ヘカティック」は、魔術の神ヘカテに由来する。似た名前の技にメディアの「ヘカティック・グライアー」が存在する。ゼウスの神威ではなく、魔術によって戦車を操っている在り方が影響した名前と考えられる。

Fateシリーズでの設定

ロード・エルメロイ二世の事件簿で登場

Fateシリーズでは「ロード・エルメロイ二世の事件簿」でクラス「フェイカー」として初めて登場する。征服王のマントを媒介にして、ドクター・ハートレスに召喚された。イスカンダルの死後に起こった後継者戦争を知って激怒し、「王の軍勢」の招集を拒絶している。

ヘファイスティオンの双子の妹

ヘファイスティオンを名乗るが、正体はヘファイスティオンの双子の妹。イスカンダルへの呪詛や魔術を引き受ける魔術的な意味での影武者であり、イスカンダルの容姿に関する伝承には彼女の容姿が影響している。本来の名前は持たず、名が必要な場合は兄の名を借りる時もあった。

FGOは「レディ・ライネスの事件簿」に登場

レディ・ライネスの事件簿

FGOでは期間限定イベント「レディ・ライネスの事件簿」に登場した。初回開催時の2019年には実装されていなかったが、復刻時に追加されたシナリオにて初出となり、以降は恒常サーヴァントとして実装された。

真名はヘファイスティオン・ムネーモシュネー

ヘファイスティオン・ムネーモシュネー

FGOで実装されたヘファイスティオンの真名は「ヘファイスティオン・ムネーモシュネー」である。FGOに登場したヘファイスティオンは、「ヘファイスティオンの殻を被ったムネーモシュネー」であり、厳密にはヘファイスティオン本人ではない。

ムネーモシュネーとは?
ムネーモシュネーとは、カルデアのレイシフト補助システムである。レイシフトした人物の存在証明を行うために作られたサブシステムであるが、技術的な問題で正式実装には至らなかった。しかし、第2部で「ノウム・カルデア」にシステムが移行した影響で目を覚まし、「レディ・ライネスの事件簿」を引き起こした。

役を羽織った存在であるためプリテンダーで実装

ヘファイスティオン・ムネーモシュネー

FGOではヘファイスティオンという役を羽織る存在であるため、「役を羽織る者(プリテンダー)」クラスで登場した。真名判明時には「『偽の英霊(フェイカー)』のさらにニセモノ」と言及していた。

関連の深いサーヴァント

キャラ名 ヘファイスティオンとの関係
イスカンダル
イスカンダル
影武者として、生まれてから死ぬまで仕えた主君。親しみと絶対的な忠誠、信仰を向けている。死後に起こった後継者戦争については複雑な思いを抱く。
アレキサンダー
アレキサンダー
ダレイオス三世
ダレイオス三世
生前、征服王と共に戦った相手。史実のヘファイスティオンは、ガウガメラの戦いで腕を槍に貫かれる重傷を負っている。また、戦後ダレイオスの娘を娶っているため、義父にもあたる。
諸葛孔明
諸葛孔明
エルメロイ二世はエウメネスに似ているらしく、事件簿では「気に入らない顔」と発言している。王の臣下として二世が征服王を語ることに反発する。
グレイ
グレイ
事件簿では敵対関係でたびたび交戦している。一方で「誰かの影を追うもの」という共通点も持ち、休戦時は会話もする。

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