【FGO】子ギルの元ネタと史実解説

子ギルの元ネタ

子ギルのプロフィール

出典の詳細

出典は「ギルガメシュ叙事詩」

ギルガメッシュが主人公として描かれた英雄譚「ギルガメシュ叙事詩」は、人類の歴史の中で最も古い作品の1つと言われている。

紀元前2000年紀に最古の写本としてシュメール語版が作成されたとされている。また、1872年に楔形文字で粘土版に記された「ギルガメシュ叙事詩」の断片の解読が発表された。

実在していた可能性がある

ギルガメッシュは紀元前2600年前後に、シュメールの都市国家・ウルクの王として実在していたとされている。

その理由として、伝説の中でギルガメッシュと共に登場する王・エンメバラゲシが考古学的に実在が確認されているのが根拠となっている。

ギルガメッシュが神であるかについては、実在した王が死後に神格化された説と、王は実在せずに冥界神が伝説化されたという説がある。

初出は「Fate/hollow ataraxia」

子ギルはFate/hollow ataraxiaで初登場。ギルガメッシュが「若返りの薬」を飲んで幼年体になった姿。

Fate/hollow ataraxiaでは、繰り返す四日間の真相を見抜いた上で茶番と評し、精神的に引きこもるためにこの姿になった。代理マスターであるカレン・オルテンシアの横暴さに辟易しつつ、士郎に助言を与えながら平穏を謳歌していた。

子ギルの人物像

ギルガメッシュと同一人物だが、暴君といった性質はこの姿では当てはまらず、基本的には礼儀正しく謙虚な少年。精神性のモデルとなっているのは、名君と呼ばれた頃の精神であると思われる。

通常状態で現界したギルガメッシュが若返りの霊薬を口にして幼くなったモノか、幼い時期の形態で最初から現界したモノなのかは定かではない。

大人状態の自分に対しては「どうしてああなったのか自分でもわからないほど理解しがたい酷い人」と評し、嫌悪している。

宝具の元ネタ

ゲート・オブ・バビロン

宝具説明

黄金の都へ繋がる鍵剣。空間を繋げ、宝物庫の中にある道具を自由に取り出せるようになる。使用者の財があればあるほど強力な宝具となるのは言うまでもない。

この宝具により、自分の近くの空間をバビロンと繋げることで、ギルガメッシュは剣や槍といった宝具の「原典」を無数に射出する。

通常状態のギルガメッシュよりも射出量は低いが、相手をよく観察して「弱点を突く」ことを意図して射出宝具を選んでいる模様。

宝具名の由来

「バビロン」は、メソポタミア地方の古代都市を指す。アカッド語で「神の門」を意味する言葉でもある。

エルキドゥ

宝具説明

無二の友の名を冠する宝具。「王の財宝」によって用いられる宝具のひとつ。

相手をたちまち束縛する無数の鎖。束縛による効果と、持続ダメージを相手に与える。伝説に於ける神獣「天の牡牛」を討伐した際に用いたとされる対神兵装であり、対象の神性適性が高いほどに威力を増す。

宝具名の由来

ギルガメッシュの親友である「エルキドゥ」そのもの。

シャ・ナクパ・イルム

宝具説明

星の輝きの如く地上の隅々へと行き渡り、万象を見通す、英雄王ギルガメッシュの精神性が宝具へ昇華したモノ。常時発動型の宝具。

相手の真名や宝具はおろか、幾重に隠された真実さえも一瞥で見通してみせる。常時発動しているような状態ではあるものの、意図的に制限している節も見受けられる。真名解放すれば最適戦術を導く「指示」として働き、自陣全体の攻撃力と防御力を同時に引き上げる。

宝具名の由来

ギルガメシュ叙事詩の書き出しの一文「シャ ナクパ イルム(全てを見た人)」が由来。

Fateシリーズでの設定

FGOでの小ネタ

「わくわくざぶーん」について

子ギルのバレンタイン礼装として渡される「わくわくざぶーん優待券」は、Fate/hollow ataraxiaで子ギルが冬木市でオーナーをしていたレジャー施設のこと。

絆礼装のイラストとテキストも「わくわくざぶーん」に関する内容になっている。ちなみにFate/EXTRA CCCでは大人の方もこの施設について言及している。

幕間の物語について

子ギルの幕間の物語では、7章の実装前にロマニに対して含みのある言い方で忠告している。ギルガメッシュは最高位の千里眼を持ち、平行世界を含めた全ての未来を見通せるため、ロマニの正体について考察されていた。

子ギルは「ああ――やっぱり。わかってやってるんですね、貴方は」「その怠惰の罪を貴方は最後にあがなうのでしょうし」という台詞を言っており、ロマニの正体や未来を知っている素ぶりを見せた。

関係の深いサーヴァント

キャラ名	子ギルとの関係
ギルガメッシュ	大人になった自分だが、本気で嫌っている。
エルキドゥ	生前の親友。
イリヤ	「プリズマ☆イリヤ」にて、敵対していたが後に協力関係になる。
ロマニ	自身の幕間の物語にて、彼の正体を知った上である忠告をしている。

参考文献
・FGOマテリアルⅢ(TYPE-MOON BOOKS出版)
・wikipedia

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