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【FGO】ギルガメッシュの元ネタと史実解説

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FGO攻略班
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FGO(フェイトグランドオーダー)のサーヴァント「ギルガメッシュ」の元ネタである史実を解説。原典となる神話や歴史、史実と設定の相違点や登場済みのサーヴァントとの関係性を掲載しているので、FGO(FateGO)を考察する参考にどうぞ。

ギルガメッシュ

©TYPE-MOON / FGO PROJECT

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ギルガメッシュの元ネタ

ギルガメッシュのプロフィール

出典 シュメル文明、ギルガメシュ叙事詩
地域 バビロニア、ウルク
時代 紀元前2600年頃
誕生日 不明

出典の詳細

最古の文学作品「ギルガメシュ叙事詩」

ギルガメシュが主人公として描かれた英雄譚「ギルガメシュ叙事詩」は、人類の歴史の中で最も古い作品の1つと言われている。

紀元前2000年紀に最古の写本としてシュメール語版が作成されたとされている。また、1872年に楔形文字で粘土版に記された「ギルガメシュ叙事詩」の断片の解読が発表された。

実在していた可能性がある

ギルガメシュは紀元前2600年前後に、シュメールの都市国家・ウルクの王として実在していたとされている。

その理由として、伝説の中でギルガメシュと共に登場する王・エンメバラゲシが考古学的に実在が確認されているのが根拠となっている。

ギルガメシュが神であるかについては、実在した王が死後に神格化された説と、王は実在せずに冥界神が伝説化されたという説がある。

ギルガメッシュの史実・伝承

ギルガメシュの出自

ギルガメシュは、ウルク第1王朝の王ルガルバンダと女神リマト・ニンスンを両親に持つ。そのため、2/3が神で1/3が人間である半神半人とされている。

強大な力を持っていたギルガメシュだったが、暴君として民から恐れられる存在でもあった。

エンキドゥとの出会い

ギルガメシュの横暴を見かねた天神アヌは、女神アルルに命じてギルガメシュの競争相手・エンキドゥを造らせる。

そしてウルクを訪れたエンキドゥはギルガメシュと戦いを始めるが、決着がつかずに互いの力を認め合う親友になった。

エンキドゥとの出会いをきっかけに、ギルガメシュの王政も穏やかになったという。

フンババの征伐

「ギルガメシュ叙事詩」の逸話の中には、森に住む怪物・フンババの討伐がある。ギルガメシュはウルクに杉を持ち帰るため、エンキドゥと共に森へと向かう。

ギルガメシュの守護神・シャマシュの援護もあってフンババを無事に討伐。杉の大木とフンババの首を持ち、ギルガメシュたちはウルクへと帰還した。

イシュタルの求愛とエンキドゥの死

フンババ討伐後、女神イシュタルがギルガメシュに恋をし求婚を迫った。しかし配偶神ドゥムジを始め、イシュタルの愛人となった者たちの末路を知っていたギルガメシュは求婚を断る。

求婚を断られたイシュタルは怒り、ギルガメシュを殺害してウルクを破壊すべく、父親のアヌに聖牛グガランナを造らせる。

ウルクで暴れ回ったグガランナだが、ギルガメシュとエンキドゥにより討伐。しかしこれまでの所業とグガランナの討伐が合わさり、ギルガメシュたちは神々の怒りを買ってしまう。

エンキドゥの死

ギルガメシュたちがフンババとグガランナを討伐したことで、大神たちは会議を開く。守護神シャマシュの擁護も虚しく、エンキドゥに神罰を落とすことが決定してしまう。

神から死の呪いを受けたエンキドゥは高熱に浮かされ、最期はギルガメシュに看取られながら息を引き取った。

不死を求める旅

ギルガメシュは親友の死をきっかけに死の恐怖に怯え、永遠の命を求めて旅に出る。そして、神によって不死を与えられたウトナピシュティム(ジウスドラ)の元に辿り着く。

不死の秘事を聞くギルガメシュだが、ウトナピシュティムが課した試練に失敗して聞き出せず。諦めて帰り支度をする中、ウトナピシュティムの妻から若返りの植物が海の底にあることを知る。

足に重石をつけて海の底を歩き回ったギルガメシュは、若返りの植物を入手。だが帰還途中、水浴びをしている隙に蛇が植物を盗んでしまい、ギルガメシュが不死の体を得ることは叶わなかった。

宝具の元ネタ

エヌマ・エリシュ

宝具名 天地乖離す開闢の星
『エヌマ・エリシュ』
ランク EX 種別 対界宝具
レンジ 1~99 最大捕捉 1000人

宝具説明

メソポタミア神話における神の名を冠した剣、乖離剣エアによる空間切断。数ある宝具の中でも頂点の一つとされる「世界を切り裂いた」剣である。

宝具名の由来

「エヌマ・エリシュ」とは、バビロニア神話の創世記叙事詩。登場する神々の中にはエア(エンキ)と呼ばれる神のほか、ティアマトやキングゥの名もある。

旧モーション

Fateシリーズでの設定

史実との相違点

7章におけるシドゥリの役割

7章に登場したシドゥリはウルクの祭祀長を務め、イシュタルを信仰する神官でもあった。また、ギルが不死を探求する旅から帰還した際に、滅亡したウルクを共に再興させていた。

一方「ギルガメシュ叙事詩」では、ギルガメシュが不死を探求する旅の最中に訪れた酒屋の女主人として登場する。不死を求めるギルガメシュを諌める人物として描かれた。

ちなみにFate/strange Fakeでは、ギルが「酒場の娘から祭祀長となった」と、おそらくシドゥリのことを指す人物について言及している。

関係の深いサーヴァント

キャラ名 ギルガメッシュとの関係
エルキドゥ
エルキドゥ
史実でも親友として描かれた存在。
イシュタル
イシュタル
ギルガメッシュに求婚するも断られ、聖牛グガランナをウルクに送り込む。
エレシュキガル
エレシュキガル
メソポタミア神話に登場する冥界の女神。
史実ではギルガメッシュも死後に冥界神として崇められている。

参考文献
・FGOマテリアルⅠ(TYPE-MOON BOOKS出版)
wikipedia

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