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【FGO】オベロンの元ネタと史実解説

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FGO攻略班
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FGO(フェイトグランドオーダー)のサーヴァント「オベロン/ヴォーティガーン」の元ネタである史実を解説。原典となる神話や歴史、史実と設定の相違点や登場済みのサーヴァントとの関係性を掲載しているので、FGO(FateGO)を考察する参考にどうぞ。

オベロン

ネタバレ注意!
オベロンの元ネタ記事は、FGOのメインストーリー2部6章「妖精円卓領域 アヴェロン・ル・フェ」のネタバレを含みます。閲覧の際はご注意ください。

©TYPE-MOON / FGO PROJECT

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オベロンの元ネタ

オベロンのプロフィール

出典 ゲルマン民間伝承、中世ヨーロッパ文学
地域 妖精國ブリテン
時代 不明

オベロンの史実・伝承

オベロンは中世ヨーロッパに伝わる妖精たちの王。ウィアリム・シェイクスピアの戯曲『夏の夜の夢』で知名度が向上した。

妖精女王ティターニアと争う

戯曲『夏の夜の夢』では、オベロンは妖精の女王である「ティターニア」と争っていた。争いは終わることなく、オベロンはティターニアの眼に、最初に見たものに恋をしてしまう液体を注ぐ。

液体のせいでティターニアは最初に見た、人間「ボトム」に恋をしてしまう。一方で、悪戯好きな妖精「パック」が森に入った人間たちに液体をかけ、本当は好きでもない人間同士が好き合うという事態を発生させる。

自身の過ちと向き合う

パックは自分のしでかしたことを反省し、人間たちの関係を元通りに修復。人間は本当は誰のことを愛していたのかを悟ることなり、元の鞘に収まる。そして、その様子を見たオベロンは自身のした過ちに気づき、ティターニアと和解するのであった。

ヴォーティガーンの元ネタ

出典 妖精國ブリテン、Fate/Grand Order
地域 妖精國ブリテン
時代 不明

ヴォーティガーンの史実・伝承

サクソン人をブリテンに招き入れた人物

ヴォーティガーンとは、5世紀頃に存在したと伝えられているブリテン人。サクソン人の侵攻を誘発した人物として、『ブリトン人の没落』などには傲慢で見識のない王と書かれている。

ウェールズへ敗走した原因

当時ブリテン人が支配していたイングランドは、スコット人やピクト人が対抗する戦乱の最中であった。ヴォーティガーンは戦乱を収め、統一しようと傭兵としてサクソン人を招き入れる。

しかし、招いたサクソン人はやがてイングランドに侵攻。ブリテン人はサクソン人との争い敗れ、ウェールズへと敗走する羽目になった。

オベロンの宝具

彼方にかざす夢の噺

オベロン第1・2段階時の宝具
宝具名 彼方にかざす夢の噺
(ライ・ライム・グッドフェロー。)
宝具詠唱1 「僕にできることなんて……この程度さ。童心の君、夏の夜の後、恋は触らず、懐かしむもの──『彼方にかざす夢の噺(ライ・ライム・グッドフェロー)』」

彼方とおちる夢の瞳

オベロン第3段階時の宝具
宝具名 彼方とおちる夢の瞳
(ライ・ライク・ヴォーティガーン)
宝具詠唱2 「夜のとばり、朝のひばり、腐るような……夢の終わり。黄昏を喰らえ──『彼方とおちる夢の瞳(ライ・ライク・ヴォーティガーン)』!」

Fateシリーズでの設定

カルデア陣営の同行者として2部6章に登場

汎人類史側サーヴァントとしていち早く召喚

オベロンは2部6章の舞台「ブリテン異聞帯」に、カルデア陣営が上陸する前に召喚されていた汎人類史側のサーヴァントだ。道中は持ち前の諜報力で情報収集をし、カルデア陣営を導く役割を担っていた。

キャストリアを庇い退場する

オベロンは24節「モルガン」にて、モルガンの攻撃からキャストリアを庇う。庇ったことで致命傷を負ったオベロンは、ストーリー上から退場してしまうが、サーヴァント特有の退場エフェクトは発生しなかった。

オベロン・ヴォーティガーンとして敵対

オベロン・ヴォーティガーン

24節で退場したオベロンは、30節に真の姿「オベロン・ヴォーティガーン」を現し、カルデア陣営と敵対する。ヴォーティガーンは、ブリテン島が生み出した『厄災』といわれる終末装置。

かつては、「モースの王」として牙の氏族に呪いを残すなど、ブリテン島を崩壊させるべく行動を起こしていたが、モルガンの手により2度阻まれる。3度目の厄災として出力されたのが、「サーヴァント・オベロン」である。

FGOでの小ネタ

2部6章での真夏の夜の夢の元ネタ

真夏の夜の夢

2部6章ではオベロンが登場する作品「真夏の夜の夢」の小ネタが度々登場している。名なしの森で主人公に付けられた「ライサンダー」と「ハーミア」という名前は、真夏の夜の夢で登場する男女のカップルが由来になっている。

オベロンと関係の深いサーヴァント

キャラ オベロンとの間柄
シェイクスピア
シェイクスピア
『夏の夜の夢』の著者。
シェイクスピアに取り上げられたことで、知名度を大きく上げた。
アルトリアキャスター
アルトリア(術)
予言の子。
ブリテン異聞帯を救うとされる「予言の子」であり、オベロンは導く役目をおっている。
カエサル
カエサル
出典によってはオベロンの父。
フランスの英雄譚では、妖精グロリアンダとユリウス・カエサルの息子がオベロン。
コヤンスカヤ
コヤンスカヤ
真っ向から関わりを否定した人物。
オベロンは「僕は君、嫌いだな」「話しかけないでくれ、耳が腐る」などと拒絶の意を表した。

ヴォーティガーンと関係の深いサーヴァント

キャラ ヴォーティガーンとの間柄
アルトリア
アルトリア
史実で敵対した相手。
「約束された勝利の剣」でも倒せなかったが、「聖槍ロンゴミニアド」を心臓に突き刺して殺すことに成功。
ガウェイン
ガウェイン
史実で敵対した相手。
アルトリアと共に戦った円卓の騎士。竜となったヴォーティガーンの一撃で倒れる。
モルガン
モルガン
厄災をことごとく潰した相手。
2部6章内では倒すべき相手として、カルデア陣営と共闘。オベロンの皮だった時に瀕死の攻撃を受けた。

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