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【FGO】鬼一法眼の元ネタと史実解説

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FGO攻略班
最終更新日
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FGO(フェイトグランドオーダー)のサーヴァント「鬼一法眼(きいちほうげん)」の元ネタである史実を解説。原典となる神話や歴史、史実と設定の相違点や登場済みのサーヴァントとの関係性を掲載しているので、FGO(FateGO)を考察する参考にどうぞ。

鬼一法眼

©TYPE-MOON / FGO PROJECT

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鬼一法眼の元ネタ

鬼一法眼のプロフィール

出典 義経記
地域 日本の京都
時代 平安時代末期(源義経存命中)
誕生年月日 不明

鬼一法眼の史実・伝承

「義経記」に登場する武芸の達人

鬼一法眼(きちいほうげん/おにいちほうげん)は、軍記物語「義経記」に登場する武芸の達人である。京都の一条堀川に住み、中国の兵法書「六韜三略」を所有したとされている。

打倒平家を目指していた、後の源義経である牛若丸は、「六韜三略」を読ませて欲しいと頼み込むが、鬼一法眼は拒否。引き下がらない牛若丸は、鬼一法眼の娘を取り込み六韜三略の「虎の巻」を盗むように指示。牛若丸は盗んできた虎の巻を書き写し、兵法を会得したとされている。

「義経記」とは?
「義経記(ぎけいき)」とは南北朝時代から室町時代に成立した、牛若丸を中心とした軍記物語である。牛若丸の幼少期から平家を討滅した後の自害までを描き、今日の牛若丸のイメージに影響を与えている。

鬼一法眼は鞍馬天狗

鬼一法眼の宝具演出▲鬼一法眼の宝具演出。天狗のような面を付けている。

牛若丸は幼い時、鞍馬山に生息する「鞍馬天狗」に武芸の修行を受けたが、浄瑠璃「鬼一法眼三略巻」ではその天狗が鬼一法眼として描かれている。鞍馬寺での修行を終え成長した牛若丸は「六韜三略」の虎の巻に目をつけ、「虎蔵」と名前を変えて鬼一法眼に仕える。

元は源氏の侍である鬼一法眼も、今は「平清盛」に仕える平家方。虎蔵が牛若丸と見破ると対決を申し出るが、現れたのはかつて牛若丸に修行をつけた人物であった。

鬼一法眼は、かつて修行をつけたのは自分であると牛若丸に正体を明かす。しかし、平清盛に仕えている鬼一法眼は、直接牛若丸が欲する「六韜三略」を渡せない。そこで将来、牛若丸と一緒になるであろう人物に「六韜三略」を譲渡。さらに平清盛への義理を果たすため、自害を行った。

宝具の元ネタ

六韜三略・魔王尊大羽扇

宝具名 六韜三略・魔王尊大羽扇
『りくとうさんりゃく・まおうそんだいうせん』
ランク A 種別 対城宝具
レンジ 1〜50 最大捕捉 500人

宝具説明

羽扇とは、鷹や鷲などの羽で作られた扇を指す。
軍勢を指揮するために用いられた道具だが、一方で、仙人や天狗が使用する神秘の宝具───膨大な神通力を秘めた道具として伝説や図画に登場する。

いわゆる「天狗のうちわ」である。
アサシン鬼一法眼が宝具として用いるのも、この羽扇(羽団扇)。

破壊力は絶大の一語。
陰陽師にして兵法者としての鬼一法眼ではなく、鞍馬天狗こと大天狗・鞍馬山僧正坊としての性質が強く顕れた宝具であり、真名解放と共に放たれる風はもはや嵐、山を割り台地を揺がせる天変地異の領域である。

宝具名の由来

「六韜三略」とは、鬼一法眼が所有したとされている兵法書。天狗には羽団扇を持つというイメージがあることから、鬼一法眼=鞍馬天狗として宝具に関連付けられたと推測される。

Fateシリーズでの設定

伝承との相違点

女体化されている

「義経記」や「鬼一法眼三略巻」での鬼一法眼は男性であるが、FGOでは女性のビジュアルで描かれている。ただし、FGOでは「性別不明」扱いのため、女性バフの対象や女性特攻の対象にならない。

関係の深いサーヴァント

キャラ名 鬼一法眼との関係
牛若丸
牛若丸
鬼一法眼の弟子。
鞍馬山にて修行をつけて、後に兵法書を譲り渡すが、別の文献では所有していた兵法書を盗み見られると決して親しい間柄とも言えない。
水着牛若丸
水着牛若丸
鬼一法眼の弟子の水着姿。
宝具で使っている団扇は、鬼一法眼の物を拝借されていた。

参考文献
wikipedia


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