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【FGO】静謐のハサンの元ネタと史実解説

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FGO攻略班
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FGO(フェイトグランドオーダー)のサーヴァント「静謐のハサン」の元ネタである史実を解説。原典となる神話や歴史、史実と設定の相違点や登場済みのサーヴァントとの関係性を掲載しているので、FGO(FateGO)を考察する参考にどうぞ。

静謐のハサン

©TYPE-MOON / FGO PROJECT

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静謐のハサンの元ネタ

静謐のハサンのプロフィール

出典 史実
地域 中東
時代 11世紀〜12世紀
誕生年月日 不明

出典の詳細

ハサン・ザッバーフの詳細

静謐のハサンは他のハサン同様、「ハサン・ザッバーフ」という史実の人物から創作されたキャラクター。史実ではハサンの名を襲名することはせず、一人しか存在しない。

史実でのハサン・ザッバーフは、11世紀中頃、テヘラン南のクムにてイスラム教シーア派の家に生まれる。

1072年、イスマーイール派の宣教師ダーイに感化されイスマーイール派に忠誠を誓うと、回路へ赴く。ファーティマ朝カリフの宮廷に出頭し、正式にイスマーイール派の信徒になった。

初出は「蒼銀のフラグメンツ」

静謐のハサンは「Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ」で初登場したサーヴァント。1991年の聖杯戦争にて、仁賀征爾に召喚されるも自身の毒でマスターを殺してしまう。

以後、はぐれサーヴァントとなるもセイバーのマスターである沙条愛歌に拾われる。自身に触れても死なない愛歌の人間を超越した力に心を奪われ、忠誠を誓う。

しかし愛歌とは正式に契約しておらず、魂喰いで魔力供給するため一般人を襲っていた。そのため、東京での不審死は都市伝説「メアリーさん」として噂されていた。

「Fate/Grand Order」の静謐のハサン

1部6章でははぐれサーヴァントとして召喚され戦っていたが、円卓の騎士に捕縛されてしまう。その後、拷問を受けながらも口を割らずに耐え、主人公や呪腕のハサンたちに助けられる。

終盤では無辜の民を虐殺した因縁の敵トリスタンと対峙。呪腕のハサン、静謐のハサンと共闘して毒殺を試みるも、ギフトによる毒の無力化によって返り討ちに遭う。

ちなみにFGOで召喚された静謐のハサンは「蒼銀のフラグメンツ」での記憶を持っておらず、第六特異点での記憶も虚ろな思い出になっている。

宝具の元ネタ

ザバーニーヤ

宝具名 妄想毒身
『ザバーニーヤ』
ランク C 種別 対人宝具
レンジ 0 最大捕捉 1人

宝具説明

触れるすべてを毒殺し続けた彼女の在り方が宝具化したもの。自分の肌や体液に触れた生物を死に至らしめる。宝具ではない武装であれば、瞬時に腐食させることも可能。

生物に対しては「加減」することができないため、触れた相手は必ず殺してしまうことになる。ただし、武装を腐食させるかどうかは任意に決定できる。

サーヴァントに対しては「触れただけで殺す」ことはできないが、僅かに動きを鈍らせたり苦痛を与えることは十二分に可能。経口など、粘膜による接触であればダメージやバッドステータスを与えることも可能。

合計「3回」の粘膜接触で大抵の存在は絶命する(本作では一度の口付けで連続三接触を試みている)。至近距離で自身の肉体を四散させて、大量の毒血を敵に浴びせかけるという一度きりの奥の手を有している。

宝具名の由来

「ザバーニーヤ」はイスラムの経典「クルアーン」に登場する天使。19人存在し、地獄の管理を任されている。

Fateシリーズでの設定

史実との相違点

「ハサン」の名を襲名する

Fateシリーズでは山の翁の名前「ハサン」を教団で代々受け継いでいたとされており、シリーズ内にも複数のハサンが存在している。

史実では名前を受け継いだ者は存在しておらず、ハサンという存在は山の翁のモデルである「ハサン・サッバーフ」のみである。

FGOでの小ネタ

「毒の娘」の元ネタ

マテリアルに書かれた「毒の娘」の伝説は、インドに伝わる「毒娘(ビーシュ娘)」という説話のことかと思われる。一説ではアレキサンダー大王(イスカンダル)の死因としても伝わっている。

伝説では、娘に幼い頃から薄めたトリカブトの毒を摂取させ、次第に濃度を上げていく。すると成長した娘は猛毒の体になっており、その娘を王族に嫁がせ、初夜を迎えた王は死亡するという。

「メアリーさん」の元ネタ

蒼銀のフラグメンツで都市伝説となった「メアリーさん」の元ネタは、実際の都市伝説である「メリーさんの電話」と「エイズ・メアリー」を掛け合わせたものと思われる。

男性が声をかけられた女性と一夜を共にし、翌朝鏡に「死の世界にようこそ(Welcome to the world of death!)」と口紅で書かれるという内容は、「エイズ・メアリー」の都市伝説と類似している。

関係の深いサーヴァント

キャラ名 静謐のハサンとの関係
アーラシュ
アーラシュ
「蒼銀のフラグメンツ」で共演。自分の毒が効かない相手。
パラケルスス
パラケルスス
「蒼銀のフラグメンツ」で共演。愛歌に仕えるサーヴァント同士だが、仲が悪い。
呪腕のハサン
呪腕のハサン
別の代の山の翁。マイルームでは敬意を表している。
百貌のハサン
百貌のハサン
歴代最後の山の翁。マイルームでは敬意を表している。
山の翁
山の翁
初代山の翁。彼に引導を渡されたことが唯一の山の翁としての誇りだと思っている。

参考文献
・FGOマテリアルⅣ(TYPE-MOON BOOKS出版)
wikipedia

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