【FGO】オデュッセウスの元ネタと史実解説
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FGO(フェイトグランドオーダー)のサーヴァント「オデュッセウス」の元ネタである史実を解説。原典となる神話や歴史、史実と設定の相違点や登場済みのサーヴァントとの関係性を掲載しているので、FGO(FateGO)を考察する参考にどうぞ。
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オデュッセウス |
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オデュッセウスの元ネタ
オデュッセウスのプロフィール
出典 | ギリシャ神話 |
地域 | ギリシャ |
時代 | 紀元前15世紀以前 |
誕生年月日 | 不明 |
没年 | 不明 |
出典の詳細
出典は「ギリシャ神話」
オデュッセウスはギリシャ神話に登場する英雄であり、叙事詩「オデュッセイア」の主人公として知られる。ギリシャ神話の始まりは、およそ紀元前15世紀頃に遡ると考えられている。
「オデュッセイア」の主人公
ギリシャ神話を題材にしたホメーロスの叙事詩「オデュッセイア」はオデュッセウスが主人公として描かれている。紀元前8世紀半ばに作られた古代ギリシア文学最古期の長編叙事詩とされる。
「イーリアス」と並ぶホメーロスの二大叙事詩でもある。「オデュッセイア」ではオデュッセウスがトロイア戦争後に経験した数々の旅路の苦難が記されている。
オデュッセウスの史実・伝承
オデュッセウスの出自
オデュッセウスはイタケーの王ラエルテスとアンティクレイアの間に生まれる。
名前の由来は、母方の祖父アウトリュコスが命名を頼まれ「自分は今まで多くの人間に憎まれてきたので、憎まれ者(オデュッセウス)がよい」として名付けたという。
後にイタケーの王となり、ペーネロペーを妻に迎える。2人の間にはテレマコスという息子が生まれている。
トロイア戦争への参加
オデュッセウスは過去の誓いを守るためにトロイア戦争に参加しなければならなかったが、戦争への参加を嫌がり狂ったふりをした。
しかしパラメデスという人物がわざと幼いテレマコスを身の危険に晒し、オデュッセウスが咄嗟に息子を助けるよう仕向ける。オデュッセウスは正気であることを暴露され、戦争に連れて行かれた。
ちなみにオデュッセウスも、女装して徴兵から隠れていたアキレウスを見つけ出し、トロイア戦争に参加させている。
トロイア戦争での活躍
アキレウスとヘクトールの戦死後、トロイア戦争は膠着状態だったが、オデュッセウスはトロイの木馬を提案。10年間続いたトロイア戦争を終結させた。
オデュッセウスは自ら木馬の中に潜み、敵のトロイア人たちは戦場に残っていた木馬を戦利品として城内に運送。宴会で眠りこけたトロイア人たちを見計らって、木馬の中からギリシャ軍が出てきてトロイアを襲撃、滅亡させた。
オデュッセウスはトロイア戦争勝利後、帰郷するために部下たちと航海をする。しかし、その旅路は困難の連続であり、帰国まで10年かかったとされている。
サイクロプスの島
オデュッセウスは一つ目の巨人サイクロプスの島に到着すると、巨人たちに捕まってしまう。部下と共に洞窟に閉じ込められ、部下たちは2人ずつ食べられていった。
オデュッセウスは巨人の1人ポリュペモスにワインを振る舞い、機嫌を取る。ポリュペモスはオデュッセウスに名前を問い「ウーティス(誰でもないの意)」と聞くと、そのまま酔い潰れた。
オデュッセウスは部下たちと眠ったポリュペモスの眼を潰し、洞窟を脱出。ポリュペモスは仲間の巨人に誰にやられたか問われるも、「ウーティス(誰でもない)」と答えるだけだった。
オデュッセウスは出航前に調子に乗り、ポリュペモスへ本当の名前を明かして嘲笑した。ポリュペモスは怒り、父親のポセイドンに復讐を祈ったため、オデュッセウスはポセイドンの恨みを買って数々の妨害を受けることになる。
キルケーとの出会い
ポセイドンがオデュッセウスの航海を妨害し、数々の島に漂着する中、キルケーの住むアイアイエー島に立ち寄る。キルケーは男を館に招いては動物に変身させており、オデュッセウスの部下も動物にされてしまう。
部下を救うためにオデュッセウスはヘルメスから魔法を無効化する薬草を貰い、キルケーに会う。キルケーは魔法が効かないオデュッセウスに驚き、好意を抱いた。
部下を元の姿に戻したキルケーは、オデュッセウスと互いに愛し合い、1年間島で過ごした。しかしオデュッセウスは故国に帰る決意をし、島を出港した。
セイレーンの海域
オデュッセウスは航海の途中、歌声で人間を惑わすセイレーンの海域を通ることになる。予めキルケーの忠告を受けていたオデュッセウスは、部下に耳栓をさせて海域を通った。
しかしオデュッセウスは耳栓をせずに体をマストに縛り付け、セイレーンの歌を聞いた。部下たちはオデュッセウスが暴れている間は危険だと判断しながら海を渡った。
一説ではオデュッセウスがセイレーンの歌を聴きたかっただけとも言われている。
女神カリュプソーとの出会い
その後、船が大破し部下が全滅したオデュッセウスは、海の女神カリュプソーが住む島に流れ着く。オデュッセウスに一目惚れしたカリュプソーは、愛情を注いで7年間共に暮らした。
しかしオデュッセウスはすぐに島での生活に飽き、故郷を思い毎日泣いていた。見兼ねた女神アテナはオデュッセウスを帰国させるよう大神ゼウスに頼んだ。
カリュプソーはオリュンポスの神々の意向によって渋々同意し、オデュッセウスの出航を見送った。一説ではカリュプソーは悲しみのあまり自殺したという。
故国への帰国
故国イタケーではオデュッセウスが亡き者とされ、妻のペーネロペーに求婚者が殺到した。遺産目当ての男たちは、国を荒らし回っていたという。
ペーネロペーは夫が帰郷するまで求婚を断り続けていたが限界を感じ、「オデュッセウスの弓で12本の斧全てを一矢で射抜いた者と結婚する」と宣言した。
しかし男たちは強弓の弦を張る事すらできなかった。そこに正体を隠したオデュッセウスが現れ、弓を軽々と扱って斧を射抜いて見せた。
そして正体を明かしたオデュッセウスは弓矢で求婚者たちを皆殺しにし、妻であるペーネロペーと再会を果たした。
宝具の元ネタ
トロイア・イポス
宝具名 | 終焉の大木馬 『トロイア・イポス』 |
||
ランク | B++ | 種別 | 対国宝具 |
レンジ | 2~80 | 最大捕捉 | 400人 |
宝具説明
トロイア戦争末期、オデュッセウスは一計を案じ、トロイア内部へと巨大な木馬を運び込ませた。木馬にはギリシャ兵(アカイア兵)が多数潜んでおり───結果、トロイアは敵を内側へ招き入れる事になり、内外からの攻撃を受けて陥落。アカイア軍は遂に勝利を得たのだった。
記述によれば、オデュッセウス本人も木馬の中に入り、兵士と共に戦ったという。
宝具としての『木馬』の実態は、女神アテナによるアイギスの祝福を思わせる、神鋼の装甲に覆われた大型の乗騎である。真名解放によって召喚された木馬は、巨人にも似た殲滅形態に変化する事で、トロイア戦争の苛烈さを思わせる大破壊をもたらすだろう。
宝具名の由来
オデュッセウスが考案した「トロイの木馬」が由来。イポスは悪魔の名前でもある。
Fateシリーズでの設定
史実との相違点
異聞帯でのオデュッセウス
2部5章で敵対したオデュッセウスは異聞帯のサーヴァント。汎人類史のオデュッセウスとどこまで共通点があるかは不明。また、汎人類史のオデュッセウスを倒し、汎人類史の情報を入手している。
ただし、ストーリーでは異聞帯のオデュッセウスは、妻であるペーネロペーとの出会いはなかったとされている。また、ペーネロペーやキルケーとの逸話は汎人類史の情報として共有している。
オデュッセウスと関係の深い人物
キャラ名 | オデュッセウスとの関係 |
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キルケー |
アイアイエー島を訪れた際に、航海の助言をした魔女。 『テーレゴネイア』にはオデュッセウスとの間に子供を設けている描写がある。 |
アキレウス |
隠れていたアキレウスを見つけ出し、トロイア戦争に連行した。 |
パリス |
トロイア戦争勃発のきっかけ。妻にしたヘレネーは多くの求婚者がおり、オデュッセウスも求婚している。 |
イアソン |
父親のラエルテスがアルゴナウタイの一員だった。 |
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