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【FGO】エイリーク・ブラッドアクスの元ネタと史実解説

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FGO攻略班
最終更新日
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FGO(フェイトグランドオーダー)のサーヴァント「エイリーク・ブラッドアクス」の元ネタである史実を解説。原典となる神話や歴史、史実と設定の相違点や登場済みのサーヴァントとの関係性を掲載しているので、FGO(FateGO)を考察する参考にどうぞ。

エイリーク・ブラッドアクス

©TYPE-MOON / FGO PROJECT

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エイリークの元ネタ

エイリークのプロフィール

出典 『ファグルスキンナ』
地域 ノルウェー~イングランド
時代 9〜10世紀
誕生年月日 885年頃
没年 954年

出典の詳細

出典は「ファグルスキンナ」

エイリークの出典はノルウェーで書かれたとされる散文作品群「ファグルスキンナ」。同作品の8章にエイリークの死に関する話があり、妻のグンヒルドによって作詩された「エイリークの歌」が続いている。

エイリークは実在した王だが、詩の内容によれば北欧神話の主神オーディンの元に迎い入れられている。

エイリークの史実・伝承

エイリークの出自

エイリークはノルウェーを統一したハーラル1世と王族の娘ラグンヒルドの間に生まれる。エイリーク・ブラッドアクス(血斧王)は異名であり、本来はエイリーク1世と呼ばれる。

エイリークは12歳からヴァイキング(海賊)として活動していた。後に遠征でデンマーク王の娘であるグンヒルドと出会い、結婚している。

ノルウェー王に即位

父親のハーラルが亡くなるとエイリークが王位を継いだが、その際に争いで4人の兄弟を殺している。また、エイリークの治世は厳しく、不人気であった。

そのため、他国の王の支援を受けた異母弟ホーコンによって王座を奪われてしまう。わずか3年で王位を退いたエイリークはブリテン諸島に逃れた。

ノーサンブリア王に即位

ノルウェー王を退位したエイリークだったが、947年にはノーサンブリアの王に選任された。これに伴いエイリークの家族や同行者は洗礼を受けてキリスト教徒になったという。

ノーサンブリアは豊かな地ではなかったため、エイリークは頻繁にスコットランドやアイリッシュ海を荒らし、ヴァイキングの活動を続けていた。

イングランド王の侵略と国民の裏切り

その後、イングランド王のエドレッドがノーサンブリアを侵略しに現れると、エイリークは報復に軍を率いてイングランド軍に対して大量虐殺を行った。

しかしエドレッドが復讐としてノーサンブリアを滅ぼすと脅すと、民衆はエイリークに背いてエドレッドに賠償を支払った。

さらにノーサンブリアの国民はイングランドの支配者を受け入れて、954年にはエイリークを王座から退位させる。その後、ノーサンブリアはイングランドの一部として吸収された。

エイリークの最期と死後

再び王位を失ったエイリークは、その後ヴァイキング活動の最中に戦死したとされている。エイリークの死後、妻のグンヒルドによってエイリークの名誉を讃えるためにスカルド詩「エイリークの歌」が作られた。

また、エイリークの息子たちは叔父であるホーコン王を倒し、ノルウェー王に即位している。グンヒルドも政治に関わっていたことから「国母」と呼ばれた。

宝具の元ネタ

ブラッドバス・クラウン

宝具名 血塗れの戴冠式
『ブラッドバス・クラウン』
ランク B 種別 対人宝具(自身)
レンジ 0 最大捕捉 1人

宝具説明

黒魔術師グンヒルドによる、エイリークの狂化ドーピング。自身のダメージなど気にもせず、敵に突っ込んでミンチにする。当然ながら、自身もそれなりのダメージを負う。

自身の近しい親族を悉く討ち果たし、ノルウェー王に名乗りを上げたという逸話の具現化。対軍宝具ではないものの複数を相手にするのに適した宝具。ただし、帰還した際のダメージもその分深刻である。

回復手段を持たないまま、この宝具を使用することは控えた方が良いだろう。

宝具名の由来

「ブラッドバス(bloodbath)」は英語で大量殺人の意味。「クラウン(crown)」は英語で王冠を指す。

ハーフデッド・ブラッドアクス

宝具名 血啜の獣斧
『ハーフデッド・ブラッドアクス』
ランク C 種別 対人宝具
レンジ 1〜2 最大捕捉 1人

宝具説明

彼が通常身につけている赤黒い斧。かつて打ち倒した魔獣を加工し、斧に仕立て上げたもの。驚くべきことに、斧にされたこの魔獣はまだ「生きている」らしく、栄養分としての血液を求めて血を啜り続けることで生き延びている。

一定時間血を与えないと、飢えて死んでしまう。そうなると武器としての威力は見る影もなくなるため、定期的な血液補給が必要。

宝具名の由来

「ブラッドアクス」はエイリークの異名である「血斧王」の英名。

Fateシリーズでの設定

FGOでの小ネタ

グンヒルドについて

エイリークは狂化を受けているが、普通に話すこともできる。普段から話さないのは、魔女である妻グンヒルドが会話した相手に嫉妬し、呪いをかける可能性があるため。

夫が聖杯戦争で召喚されること自体が否定的で、本来ならマスターも呪い殺そうとする。バレンタイン礼装である「妻からの礼状」にも主人公に対して「呪う」という文字が散見されている。

関係の深いサーヴァント

キャラ名 エイリークとの関係
ティーチ
ティーチ
1部3章で召喚したマスター。仲間だが特に関わりがなく、扱いも散々だった。
キャット
タマモキャット
数少ないフィーリングで意思疎通ができる相手。

参考文献
・FGOマテリアルⅡ(TYPE-MOON BOOKS出版)
wikipedia

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