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【FGO】カリギュラの元ネタと史実解説

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FGO攻略班
最終更新日
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FGO(フェイトグランドオーダー)のサーヴァント「カリギュラ」の元ネタである史実を解説。原典となる神話や歴史、史実と設定の相違点や登場済みのサーヴァントとの関係性を掲載しているので、FGO(FateGO)を考察する参考にどうぞ。

カリギュラ

©TYPE-MOON / FGO PROJECT

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カリギュラの元ネタ

カリギュラのプロフィール

出典 史実
地域 欧州
時代 1世紀
誕生年月日 12年8月31日
没年 41年1月24日

カリギュラの史実・伝承

カリギュラの出自

カリギュラは古代ローマ帝国の軍人ゲルマニクスと皇族の大アグリッピナの間に生まれる。6人兄弟の三男で、本名はガイウス・ユリウス・カエサル・アウグストゥス・ゲルマニクス。

カリギュラは幼い頃から父のゲルマニクスが行く戦場に同行しており、子供サイズの軍装を身につけていた。その姿が兵士達の間で人気となり、「小さな軍靴」という意味を持つカリギュラというあだ名をつけられた。

父の死

19年10月19日、父であるゲルマニクスが亡くなるとカリギュラの環境は一変する。当時の皇帝ティベリウスはゲルマニクスを敵視しており、カリギュラとその母や兄弟を追放してしまう。

その後母親と兄弟は獄死し、カリギュラも親族の身元を転々とした後に軍に軟禁される。しかし31年にカリギュラはティベリウスに引き取られ、個人的庇護を受けながら生活することになる。

ティベリウスはカリグラを気に入っていたようで、危害を与えなかった。そして33年にカリギュラは財務官の地位を与えられ、35年にはティベリウスの孫と共同皇帝として帝位後継者に指名された。

皇帝に即位

37年3月にティベリウスがなくなると、孫のゲメッルスとカリギュラが遺産を相続し、皇帝に即位した。何の実績もないカリギュラだったが、民衆や貴族からは絶大な支持があった。

カリギュラの人気は先王ティベリウスが不人気だった裏返しや、父ゲルマニクスの人気が高かったことが関係していた。また、兵士には幼少からカリギュラを知る者も多く、その境遇に同情の念もあった。

即位して7ヶ月間のカリギュラは兵士への賞与や反逆罪の破棄、税制の見直しなど、国民に対して寛大な施政を布いた。

病と豹変

37年10月、カリギュラは深刻な病にかかり倒れてしまう。病気の詳細は不明だがウイルスに感染したとの説もある。カリギュラは全快するも、この臨死体験が後の治世の分岐点になったとされている。

カリギュラは病が治ると、即位してから2年後に暴君として変貌していった。自らの忠臣を崖から突き落とすなどして殺害し、結婚していた妻の追放や親族の処刑もしている。

39年にはカリギュラの浪費癖から財政難に陥り、民衆から不当に個人資産を押収しただけでなく、酷い場合には殺害も行った。

カリギュラは過去の裁判記録を理由に元老院も処刑しており、元老院との関係も悪化していった。さらにカリギュラは自らを神格化し、政治家や民衆に神として崇めるように命じてもいる。

カリギュラの最期

カリギュラは暴君としての振る舞いによって、最終的に皇帝の親衛隊から暗殺計画を企てられた。元老院や貴族、騎士階級の人間も事前に計画を知らされており、関与していたとされている。

カリギュラは41年に少年俳優劇団に激励を送っている最中に親衛隊の将校たちに呼び止められ、次々と刺されたとされている。カリギュラは30回も刺され、息絶えたという。

宝具の元ネタ

フルクティクルス・ディアーナ

宝具名 我が心を喰らえ、月の光
『フルクティクルス・ディアーナ』
ランク C 種別 対軍宝具
レンジ 1〜50 最大捕捉 300人

宝具説明

空から投射される月の光を通じて自身の狂気を拡散する、広範囲型精神汚染攻撃。

彼の狂気の発露は月の女神ディアーナ(オリュンポス十二神のアルテミスに相当)の寵愛と加護によるもの――という伝説が昇華された宝具。たとえば一軍を相手に使用すれば、おぞましくも惨憺たる状況が生まれるだろう。

本来の使用条件は「夜であること」(FGOでは適用されない)。女神アルテミスの縁者には通用しない。

宝具名の由来

「フルクティクルス(flucticulus)」はラテン語でさざ波、波紋の意味。「ディアーナ」はローマ神話に登場する月の女神。

Fateシリーズでの設定

史実との相違点

狂気の原因

カリギュラは精神異常があり正気ではなかったと言われているが、FGOでは月の女神によって狂わされたとされている。

実際にカリギュラは月と関係があるとされている病「てんかん」だった説もある。また、カリギュラは満月に向かって話しかけられていたとも言われている。

FGOでの小ネタ

ネロとの関係

カリギュラの妹であるアグリッピナはネロ・クラウディウスの母親であり、ネロとは姪の関係。カリギュラの次の次にネロが皇帝の座についている。

アグリッピナは結婚していたが、カリギュラは妹と近親相姦の関係だったとも言われており、FGOのカリギュラはネロを姪ではなく「妹の子」と呼ぶ。

関係の深いサーヴァント

キャラ名 カリギュラとの関係
ネロ
ネロ
姪であり、後世の皇帝。狂化しても愛すべき対象。
カエサル
カエサル
自身の祖先であるローマの偉人。
ロムルス
ロムルス
何よりも尊きローマの神祖。

参考文献
・FGOマテリアルⅡ(TYPE-MOON BOOKS出版)
wikipedia

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