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【FGO】シグルドの元ネタと史実解説

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FGO攻略班
最終更新日
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FGO(フェイトグランドオーダー)のサーヴァント「シグルド」の元ネタである史実を解説。原典となる神話や歴史、史実と設定の相違点や登場済みのサーヴァントとの関係性を掲載しているので、FGO(FateGO)を考察する参考にどうぞ。

シグルド

©TYPE-MOON / FGO PROJECT

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シグルドの元ネタ

シグルドのプロフィール

出典 北欧神話
地域 欧州
時代 9〜14世紀にかけて成立
誕生日 不明

出典の詳細

出典は北欧神話の「ヴォルスンガ・サガ」

シグルドは、北欧神話における「ヴォルスンガ・サガ」に登場する英雄。

同作ではシグルドとブリュンヒルドの物語や、ヴォルスングの一族の起源と衰退などが描かれている。

シグルドの史実・伝承

シグルドの出自

シグルドは英雄として活躍した王・シグムンドとその王妃ヒョルディースの間に生まれる。

異母兄弟としてシンフィヨトリとヘルギ、ハームンドがいる。

養父には刀鍛冶のレギンがおり、「古エッダ」では彼からグラムを受け取っている。

グラムの入手

ある日、レギンは父親の仇であるフンディングの一族について話す。また、シグルドの貧しさを指摘し、ファヴニールを退治して黄金を持ち帰れば王族にふさわしい財産が手に入ることを唆した。

シグルドはこの話を聞いて、フンディングの一族とファヴニールの討伐を決める。

父親が使っていた剣の破片を母から受け取ったシグルドは、それをレギンに打ち直させてグラムを手にし、出征する。

ファヴニールとの対決

シグルドはフンディング一族の王国に辿り着くと、一族を皆殺しにして街を焼いた。そして竜のファヴニールを討ち倒して黄金を手に入れた。

しかし、ファヴニールはレギンの兄で、レギンは兄の財産を略奪するためにシグルドを利用していた。

一方でシグルドはファヴニールの心臓の脂を口にして叡智を得たことで、動物と会話する能力を持っていた。そして、シグルドは鳥からレギンの裏切りを教えてもらう。

シグルドはレギンの首を刎ねると、愛馬のグラニに財宝を乗せて旅に出た。

ブリュンヒルデとの出会い

旅の途中、シグルドは山の上に建つ炎に囲まれた館で、鎧を身にまとって眠るワルキューレ・ブリュンヒルデと出会う。

シグルドはブリュンヒルデを目覚めさせると、2人は恋に落ちて結婚を誓う。

また、シグルドは黄金を分かち合い、ブリュンヒルデは知恵や魔術を授けた。

グリームヒルドの策略

婚約を誓ったシグルドだったが、ギューキ王の妃グリームヒルドはこれを良く思わなかった。

グリームヒルドは、シグルドと王女グズルーンを、ブリュンヒルデと王子グンナルを結婚させようと企んでいたからだ。

そこでグリームヒルドはシグルドに忘れ薬を飲ませ、ブリュンヒルデのことを忘れさせてしまう。そしてシグルドはグズルーンと結婚し、グンナルと義兄弟の誓いを交わしてしまった。

ブリュンヒルデとグンナルの結婚

グンナルはブリュンヒルデに求婚するために炎の館へ向かう。しかしグンナルは炎を乗り越えることができずにいた。

そこでシグルドは義兄弟となったグンナルに頼まれ、グンナルに変装して炎の館に乗り込んでブリュンヒルデに求婚することになる。

ブリュンヒルデは炎を乗り越えてきた勇士と結婚する誓いを立てていたので、仕方なくグンナルと結婚してしまった。

シグルドの最期

ある日グズルーンとブリュンヒルデが喧嘩をしてしまう。この時グズルーンは、グンナルがブリュンヒルデを騙して結婚したことをバラしてしまう。

ブリュンヒルデは結婚の誓いを破ってしまったため、シグルドか自分かグンナルを殺さなければならないと、夫のグンナルに告げた。

グンナルは自身とブリュンヒルデの死を避けるために、シグルドの暗殺を決める。そしてグンナルは弟のグットルムに頼み、シグルドを暗殺させた。

宝具の元ネタ

ベルヴェルク・グラム

宝具名 壊劫の天輪
『ベルヴェルク・グラム』
ランク A+ 種別 対城宝具
レンジ 1〜50 最大捕捉 1〜900人

宝具説明

ほぼ対城宝具に近い、グラムの全力解放。シグルドは剣からエネルギーを放出するのではなく、剣の力を引き摺り出した上で投擲することで「対城」宝具とする。

「投擲する方が効果的だと思った」とは本人の弁。投擲した剣は焔を撒き散らしながら対象に直撃、然る後にシグルドはグラムに全力の拳を叩き込む。

宝具名の由来

「グラム」はシグルドが持つ剣の名称。「ベルヴェルク」とは「禍を引き起こす者」という意味であり、即ち彼の祖であるオーディンの別名である。

Fateシリーズでの設定

史実との相違点

異聞帯での召喚

二部二章の北欧異聞帯では、クリプターであるオフェリアのサーヴァントとして召喚される。しかし、この時のシグルドは召喚時に巨人王スルトの魂が混ざりこんでいる。

瞳が赤くなっているのが特徴的で、身体の制御権はスルトに乗っ取られていた。後にスルトが実体を取り戻した際に、通常のシグルドが登場している。

ジークフリートとの関係

Fateシリーズではシグルドとジークフリートは別個の存在とされている。

原典の起源は同じだが、同一人物であるかは定かではない。また、どちらが邪竜を倒したのかも不明であり、どちらも「異なる竜」を倒した可能性もある。

FGOでの小ネタ

眼鏡について

Fateシリーズでのシグルドは、当時の時代に存在しないであろう眼鏡をかけている

これは「叡智の結晶」であると本人は語っており、竜の心臓を喰らうことで手に入れたものだそう。

ちなみに、シグルドのバレンタインのお返しでもルーンで構築された眼鏡をもらえる。

また、ブリュンヒルデからのバレンタインのプレゼントも「シグルドの叡智の結晶」を模したという眼鏡型チョコだったため、実装前からシグルドは眼鏡キャラであることが予想されていた。

関係の深いサーヴァント

キャラ名 シグルドとの関係
ブリュンヒルデ
ブリュンヒルデ
結婚を誓い合った戦乙女。
ジークフリート
ジークフリート
原典の起源が同じな竜殺しの英雄。

参考文献
・FGOマテリアルⅦ(TYPE-MOON BOOKS出版)
wikipedia

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