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【FGO】ジャック・ザ・リッパーの元ネタと史実解説

編集者
FGO攻略班
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FGO(フェイトグランドオーダー)のサーヴァント「ジャック・ザ・リッパー」の元ネタである史実を解説。原典となる神話や歴史、史実と設定の相違点や登場済みのサーヴァントとの関係性を掲載しているので、FGO(FateGO)を考察する参考にどうぞ。

ジャック元ネタ

©TYPE-MOON / FGO PROJECT

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ジャック・ザ・リッパー
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ジャックの元ネタ

ジャックのプロフィール

出典 史実
地域 ロンドン
時代 19世紀
誕生日 不明

ジャックの史実・伝承

ジャック・ザ・リッパーの名前の由来

切り裂きジャック(ジャック・ザ・リッパー)とは、1888年にイギリスで連続発生した猟奇殺人事件および犯人の通称。

ジャックという名前は特定の人物を指しているのではなく、英語圏で呼び方の定まっていない男性を指す名前として使われる。

事件の概要

1888年8月31日から11月9日の約2ヶ月もの間、ロンドンのイーストエンドとホワイトチャペルで、売春婦およそ5人がバラバラに切り裂かれて殺害された。

犯行は5件だが、ジャックが関係したと思われる事件も多い。そのため、疑わしい事件をジャックの犯行と仮定すれば、約8人から20人を殺害していると言われている。

また、ジャックは署名入りの犯行予告を新聞社に送りつけていたことから、劇場型犯罪の元祖とも言われている。

事件の被害者

ジャックの被害者と推定される人物はいくつもあるが、ジャックによる犯行が確実視されているのは5人。

狙われたのはいずれも売春婦であり、犯行は夜の人目につかない場所で行われていた。被害者はメスのような鋭利な刃物で喉を掻切られ、臓器の摘出などをされていた。

犯行日 名前 年齢
1888年8月31日(金) メアリー・アン・ニコルズ 42歳
1888年9月8日(土) アーニー・チャップマン 47歳
1888年9月30日(日) エリザベス・ストライド 44歳
1888年9月30日(日) キャサリン・エドウズ 43歳
1888年11月9日(金) メアリー・ジェイン・ケリー 25歳

ジャックの正体

ジャック・ザ・リッパーの被疑者

ジャックは一世紀以上もの間、真犯人が分かっていない。しかしジャックと思われる人物は多数挙がっており、中でも7人が有力視されている。

被疑者たちは人種から職業まで経歴が様々。捜査の過程で疑われた人物から、実際に殺人を犯したものまでいる。

名前 国籍 職業
モンタギュー・
ジョン・ドルイト
不明 弁護士・教師
マイケル・
オストログ
ロシア人 海軍の駐在医
トマス・
ニール・クリーム
アメリカ人 医師
アーロン・
コスミンスキー
ポートランド出身 理髪師
ジェイムズ・
メイブリック
不明 木綿職人
ジェイコブ・
リーヴィー
ユダヤ人 精肉業者
ウォルター・
シッカート
ドイツ人 画家

ジャック・ザ・リッパーの真犯人報道

2019年3月、DNAの解析により切り裂きジャックは当時23歳だったアーロン・コスミンスキーであることが報じられた。

DNAは4人目の犠牲者のそばにあったショールに付着した血液と精液を採取。最新技術による遺伝子検査で、コスミンスキーが真犯人だと発表された。

また、外見の分析によって、ジャックは茶色の髪と茶色の瞳であることが判明。事件当時、ジャックの目撃者による証言と一致していることも分かった。

報道の信憑性

DNA鑑定によってコスミンスキーが犯人だと特定されたが、信憑性は低い。

理由として、鑑定で使用したのはミトコンドリアDNAと言われており、このDNAは赤の他人でも完全に一致する可能性があるからだ。そのため、今回も真犯人が特定したとは言い難い。

ちなみに、コスミンスキーは2014年にも被害者と被疑者子孫のDNA鑑定によって犯人説が浮上している。しかし、当時は鑑定に致命的な誤りがあったと報道された。

また、2002年にもある作家が大金を投じてDNA鑑定と筆跡鑑定を行い、ウォルター・シッカートが犯人だと言及したこともある。しかし、捜査資料と物的証拠が少なさから特定に至らなかった。

宝具の元ネタ

マリア・ザ・リッパー

宝具名 解体聖母
『マリア・ザ・リッパー』
ランク D+ 種別 対人宝具
レンジ 1〜10 最大捕捉 1人

宝具説明

ジャック・ザ・リッパーの殺人を再現する宝具。「時間帯が夜である」「相手が女性(または雌)である」「霧が出ている」すべての条件が整っているときに宝具を使用すると、対象の身体の中身を問答無用で外に弾きだし、解体された死体にする。

条件が整っていない場合は単純なダメージを与えるに留まるが、その際も条件が一つ整うたびに威力が跳ね上がる。この宝具はナイフによる攻撃ではなく一種の呪いであるため、遠距離でも使用可能。

宝具を防ぐには物理的な防御力ではなく、呪いへの耐性が必要となる。

宝具名の由来

霧の夜に娼婦を惨殺したというジャック・ザ・リッパーの逸話がそのまま元ネタになっている。

ザ・ミスト

宝具名 暗黒霧都
『ザ・ミスト』
ランク C 種別 結界宝具
レンジ 1〜10 最大捕捉 50人

宝具説明

霧の結界を貼る結界宝具。魔力で発生させた硫酸の霧そのものが宝具である。サーヴァントならダメージは受けないが、敏捷が1ランクダウンする。霧の中にいる誰に効果を与え、誰に効果を与えないのかは宝具の使用者が選択可能。

霧によって方向感覚が失われるため、脱出するにはBランク以上のスキル「直感」、もしくは何らかの魔術行使が必要になる。

宝具名の由来

霧の夜に娼婦を惨殺したというジャック・ザ・リッパーの逸話がそのまま元ネタになっている。

Fateシリーズでの設定

史実との相違点

FGOでは幼い少女の姿で登場

Fate/Grand OrderおよびFate/Apocryphaのジャックは幼い少女の姿で登場。契約したマスターのことをおかあさんと呼んで慕う。

その正体は、ホワイトチャペルで堕胎された胎児達の怨念が集合して生まれた怨霊。聖杯への願望も母親の胎へ帰還することを望んでいる。

Fate/strange fakeでのジャック

Fate/strange fakeではバーサーカーとして召喚されたジャックが登場している。ジャック・ザ・リッパーは「誰でもない」がために「誰にでもなれる」ので、姿を自在に変えられる能力を持つ。

バーサーカーであるものの正常な理性と知性を持ち、紳士風の口調で語る。

FGOのジャックと姿が違う理由として、聖杯から召喚されるジャックはその正体が明らかになっていないことから、各クラスで召喚される度に姿を変貌させるため。

関係の深いサーヴァント

キャラ名 ジャックとの関係
モードレッド
モードレッド
Apocryphaで対決した相手。能力の相性が悪い。
ジャンヌ
ジャンヌ
Apocryphaで対決した相手。能力の相性が最悪。
アタランテ
アタランテ
Apocryphaではジャックのマスターを目の前で殺害する。

参考文献
・FGOマテリアルⅢ(TYPE-MOON BOOKS出版)
wikipedia

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