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【FGO】哪吒の元ネタと史実解説

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FGO攻略班
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FGO(フェイトグランドオーダー)のサーヴァント「哪吒」の元ネタである史実を解説。原典となる神話や歴史、史実と設定の相違点や登場済みのサーヴァントとの関係性を掲載しているので、FGO(FateGO)を考察する参考にどうぞ。

哪吒

©TYPE-MOON / FGO PROJECT

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哪吒の元ネタ

哪吒のプロフィール

出典 『封神演義』『西遊記』など
地域 中国
時代 不明
誕生日 不明

出典の詳細

「封神演義」や「西遊記」など

哪吒の出典は、「封神演義」や「西遊記」など中国仏教やヒンドゥー教に伝わる民話や小説。

「哪吒太子」や「哪吒三太子」とも呼ばれ、尊称は「太子爺」「太子元帥」「羅車太子」「中壇元帥」など数多くある。

哪吒の史実・伝承

インド神話との関係

哪吒は、インド神話の下級神ナラクーバラの前身である。ナラクーバラは財宝神クベーラの息子であり、ナラクーバラも同じく富と財宝の神とされている。

クベーラが毘沙門天として仏教に取り入られると、同時にナラクーバラも哪吒として伝わった。しかし、中国で毘沙門天信仰が衰退すると、仏教では哪吒が忘れ去られてしまう。

哪吒は道教の民間説話でも取り入れられて人気があったため、中国では道教の神の一柱として収まった。

なお、ナラクーバラは「バーガヴァタ・プラーナ」でクリシュナと関わりがある。ラーマが登場する「ラーマーヤナ」でも登場し、魔王ラーヴァナに対してナラクーバラが呪いをかけている。

西遊記での活躍

西遊記では托塔李天王の第三太子(三男)として登場。左手に哪、右手に吒の字が浮かんだ姿で生まれ、そのまま名前になった。

幼い哪吒は凶暴で、父親の李天王は哪吒を恐れて殺そうとする。それに激怒した哪吒は自ら命を断ち絶命した。肉体を捨てた哪吒の霊魂は極楽浄土へ向かい、釈迦如来に助けを訴えて蘇生してもらう。

生まれ変わった哪吒は妖魔を退治する武勲を立てるが、父親への復讐心は忘れなかった。李天王は釈迦に助けを求め、如意黄金宝塔という舎利塔を預かり、その力で哪吒の復讐心を抑えたという。

孫悟空と因縁があり、悟空の討伐軍に哪吒が参加するも敗北している。悟空が三蔵法師の弟子になると、哪吒は三蔵法師の旅を見守る役目を任命され、時には悟空たちに助勢している。

封神演義での活躍

封神演義でも李靖将軍(托塔天王)の第三子として登場。仙人の太乙真人が李靖夫人に霊珠を入れ、夫人が出産した肉毬を李靖が切り裂いたところ哪吒が現れた。

哪吒は7歳のときに東海龍王の遣いを殺したため、父親や龍王の怒りを買う。哪吒は責任を取って自害し、母親の李靖夫人は哪吒を祀る行宮を建てた。

行宮にある神像が3年間受香すれば哪吒は再生できるはずだった。しかし、父親の李靖はそれを許さず行宮を破壊してしまう。

後に太乙真人が蓮の花に金丹を入れた肉体で哪吒を復活させる。哪吒と李靖は不仲であったが、最終的に和解している。

宝具の元ネタ

地飛爽霊 火尖槍

宝具名 地飛爽霊 火尖槍
『ちひそうれい かせんそう』
ランク A 種別 対軍宝具
レンジ 10〜99 最大捕捉 10人

宝具説明

風火輪の超加速で空に駆け上がり、文字通り槍と一体となって突撃降下する灼熱のチャージ攻撃。

斉天大聖・孫悟空との決戦を想定した哪吒が、ランサーとして宝貝・火尖槍の威力を最大限に引き出さんとする大技。

宝具名の由来

封神演義にて、哪吒が太乙真人によって与えられた槍「火尖槍」が由来。

三面八臂 羅仙獣

宝具名 三面八臂 羅仙獣
『さんめんろっぴ らせんじゅう』
ランク A 種別 対軍宝具
レンジ 1〜10 最大捕捉 6人

宝具説明

激怒とともに前世の大羅仙の魂魄を身に宿らせ、六倍に巨大化する。三つの顔に六本の腕を持つ、多面多臂の神獣フォームに変化する。全ての腕に得物の宝貝を構えて、苛烈な攻防を繰り広げる。

宝具名の由来

西遊記で哪吒が使用した「三面六臂の術」が由来と思われる。西遊記での哪吒の前世は大羅仙であった。

封神演義では、太乙真人の力で哪吒は「三面八臂」の姿を得たとも言われている。

Fateシリーズでの設定

史実との相違点

女性の姿で登場

哪吒は托塔李天王の息子とされているが、Fateシリーズでは性別が女性扱いになっている。

Fateシリーズの設定では哪吒が誕生した時点で男性であったが、一度自害し復活してからは生前とは異なる性別で構成されたそう。

関係の深いサーヴァント

キャラ名 哪吒との関係
玄奘三蔵
玄奘三蔵
西遊記で三蔵の旅の助けた。
マイルームでは三蔵に辛辣な評価を下している。
カルナ
カルナ
仏教の日天(インド神話のスーリヤ)の子と認識している。
アルジュナ
アルジュナ
仏教の帝釈天(インド神話のインドラ)の子と認識している。
玉藻の前
玉藻の前
アマテラスの転生体なので、密教の本尊「大日如来」と認識している。
項羽
項羽
哪吒の残骸をもとに始皇帝が設計した。
覚者
覚者
イベント「星の三蔵ちゃん、天竺に行く」で彼の遣いになる。
生前は釈迦如来として蘇生を手助けしてもらう。

参考文献
・FGOマテリアルⅥ(TYPE-MOON BOOKS出版)
wikipedia

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