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【FGO】レジスタンスのライダーの元ネタと史実解説

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FGO攻略班
最終更新日
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FGO(フェイトグランドオーダー)のサーヴァント「レジスタンスのライダー(レジライ)」の元ネタである史実を解説。原典となる神話や歴史、史実と設定の相違点や登場済みのサーヴァントとの関係性を掲載しているので、FGO(FateGO)を考察する参考にどうぞ。

レジスタンスのライダー

©TYPE-MOON / FGO PROJECT

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レジスタンスのライダーの元ネタ

レジスタンスのライダーのプロフィール

出典 史実
地域 スペイン
時代 15〜16世紀
誕生年月日 1451年頃
没年 1506年5月20日

出典の詳細

真名はクリストファー・コロンブス

レジスタンスのライダーの真名はリストファー・コロンブス。大航海時代にキリスト教世界での白人として最初にアメリカ海域に到達した人物。

レジスタンスのライダーの史実・伝承

コロンブスの出自

コロンブスの出身や家族構成は、裏付けできる史料がないためはっきりした事実は不明。出身はイタリアのジェノヴァ、もしくはその近郊だとされている。

家族は父ドメニコ・コロンボと母スサナ・フォンタナローサがおり、7人兄弟だったという。毛織物職人の一家だったが裕福ではなく、ワインやチーズの売買も行っていた。

コロンブスは10代の頃から父親の仕事を手伝って船に乗っていた。1476年にはジェノヴァ商人団に雇われ、後にポルトガルのリスボンに移住する。

1479年末頃、コロンブスはフェリパ・ペレストレリョ・エ・モイスと結婚。1480年頃には、長男ディエゴに生まれる。

西廻りの航海でアジアを目指す

1481年頃、コロンブスは積極的にスペイン語やラテン語などの言語や天文学や地理、航海術を学び始める。当時はすでに地球球体説は一般に信じられており、大西洋を挟んだヨーロッパとアジアの距離は短いとも主張されていた。

黄金の国・ジパングに惹かれていたコロンブスは、様々な収集情報や考察を経て、西廻りでアジアに向かう理論と計画を考えていた。

ポルトガル王室への資金援助

1484年末頃、コロンブスはポルトガル王ジョアン2世に航海のための援助を求める。ジョアン2世は興味をそそられるも、コロンブスは資金援助だけでなく、高い成功報酬も提示していた。

王室はコロンブスの提案を否決し、ジョアン2世はコロンブスが自費で航海する許可しか出さなかった。しかし、コロンブスには資金が無く、借金を抱えていた。さらに妻フェリパを亡くし、1485年中頃にポルトガルを去ることになる。

カトリック両王への資金援助

コロンブスはスペインのパロスに着き、修道院を訪ねた。そこで神父から西廻り航海の興味を持たれ、紹介されたディナ・セリ公から船や食料の物資準備の合意を得る。

さらにメディナ・セリ公の紹介で、コロンブスは1486年にカトリック両王と呼ばれる国王フェルナンド2世と女王イサベル1世に謁見した。

イサベル1世はこの話に興味を持ち、財務長官ルイス・デ・サンタンヘルの説得もあって、王室はコロンブスの計画を承認。スペイン王室は「サンタ・フェ契約」を締結し、コロンブスに成功報酬の確約と航海の経費を提供した。

インドへの航海

コロンブスはアジアを探すために、まずインドを目指した。1492年8月3日、サンタ・マリア号とニーニャ号、ピンタ号の3隻で約90〜120人の乗組員とともにパロス港を出航した。

しかし予想以上に長い航海が船員の不安を煽り、暴動が起こり始める。コロンブスは船員を説得をするも、10月9日に「あと3日で陸地が見つからなかったら引き返す」と約束することになる。

そして10月11日、ピンタ号の水夫が陸地を発見。翌朝、コロンブスは島に上陸し、占領した島をサン・サルバドル島と名づけた。

上陸と略奪

コロンブスたちは上陸した島で、アラワク族インディアン達から歓待を受ける。アラワク族はコロンブス達に多くの物資を提供したが、コロンブスは原住民たちが簡単に従属し、身体が優れていることから奴隷として活用する考えを持つ。

コロンブスはインディアンへの略奪と島の発見を続け、座礁してしまったサンタ・マリア号を要塞として利用。スペイン初の入植地を作り、39名の船員を残してスペインに帰還した。

1493年3月に帰還したコロンブスは歓迎され、盛大な式典が開かれた。コロンブスは契約によって発見地の総督職などの地位や、インディアンから奪った金品などの収益10分の1を貰った。

インディアンへの虐殺

1493年9月にコロンブスは植民目的で2度目の航海を行う。しかし前回作った植民地はインディアンにより破壊されており、残した人間は全員殺されていた。

コロンブスは新しくイサベル植民地を築くも、白人入植者の間では植民地での生活に不満が募った。また、インディアンの間でも白人の行為に憤っていた。

コロンブスらスペイン軍はインディアン弾圧のために虐殺と略奪を開始。行き当たりばったりの大虐殺は、スペイン海軍によって体系化され、インディアンたちに黄金を提供させる脅迫手段となった。

コロンブスの晩年と最期

1498年5月、コロンブスは3度目の航海に出て、留守の間に植民地を弟のバルトロメウに任せた。しかし弟は統治ができず、入植者たちは富や食糧の不足により反乱を起こす。

その様子は本国にも伝わり、査察官がやってきてコロンブス兄弟を逮捕。1500年に本国に送り返された。コロンブスは必死に訴え罪に問われなかったが、提督の地位は剥奪されてしまった。

その後も4度目の航海もしたが、船が難破して救助される。スペインに帰国後は病気になり、そのまま1506年5月20日に亡くなった。

コロンブスは最後まで、新大陸(アメリカ大陸)をアジアだと信じていた。また、コロンブスの死後にドイツの地理学者が南米大陸の発見者をアメリゴ・ヴェスプッチの名前で記したため、新大陸はアメリカと名付けられた。

宝具の元ネタ

サンタマリア・ドロップアンカー

宝具名 新天地探索路
『サンタマリア・ドロップアンカー』
ランク A 種別 対軍宝具
レンジ 1〜30 最大捕捉 200人

宝具説明

最も有名な最初の航海が結実したもの。彼の乗っていた旗船サンタマリア号が出現。接岸(陸地のど真ん中であっても)し、そして──彼の指示に従い、為すべき事を為す。

これは「サンタマリア号よ、錨を下ろせ」という、船長としての略奪開始命令である。

彼は敬虔なキリスト教徒であったとされているため、おそらくは偶然であろうが……「サンタマリア・ドロップアンカー」は「聖母マリアよ、クソをたれろ」というスラングだとも解釈できるという。

宝具名の由来

「サンタマリア」はコロンブスがアジアを目指して初めて航海した際に乗った船の名前。「ドロップアンカー」はそのまま英語で「錨」を「下ろす」意味。

Fateシリーズでの設定

FGOでの小ネタ

コロンブスの愛称

ユーザーからの愛称は、レジスタンスのライダーを縮めて「レジライ」とよく呼ばれている。

また、「夢はいつか必ず叶う」という信念を持つことから「ドリカムおじさん」とも呼ばれていた。なお、この呼び方について日本のバンド「DREAMS COME TRUE」が公式サイトで言及している。

ほかにも漫画「からくりサーカス」のフェイスレスというキャラクターの言動と似通っていることから、「フェイスレスのライダー」ともネタにされていた。

関係の深いサーヴァント

キャラ名 レジスタンスのライダーとの関係
ダヴィンチ
ダヴィンチ
同時代・同地域を生きた英霊。女性の姿に困惑する。
アン&メアリー
アン&メアリー
「海賊」の大先輩として尊敬されているが、自身は海賊ではないと否定している。
新宿のアーチャー
新茶
「カルデア悪人会」に勧誘してくるも断っている。
ミドキャス
ミドキャス
「カルデア商人会」に勧誘してくるも断っている。

参考文献
・FGOマテリアルⅤ(TYPE-MOON BOOKS出版)
wikipedia

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