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【FGO】巌窟王エドモン・ダンテスの元ネタと史実解説

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FGO攻略班
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FGO(フェイトグランドオーダー)のサーヴァント「巌窟王エドモン・ダンテス」の元ネタである史実を解説。原典となる神話や歴史、史実と設定の相違点や登場済みのサーヴァントとの関係性を掲載しているので、FGO(FateGO)を考察する参考にどうぞ。

巌窟王エドモン・ダンテス

©TYPE-MOON / FGO PROJECT

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エドモン・ダンテスの元ネタ

エドモン・ダンテスのプロフィール

出典 「モンテ・クリスト伯」
地域 フランス
時代 19世紀頃
誕生日 不明

出典の詳細

出典は「モンテ・クリスト伯」

エドモン・ダンテスは、アレクサンドル・デュマ・ペールによる小説「モンテ・クリスト伯」に登場する船乗りである。

エドモン・ダンテスの史実・伝承

濡れ衣による逮捕

エドモンは、他者の妬みからあらぬ疑いを掛けられ、罪人とされてしまう。

1815年、マルセイユの船乗りエドモン・ダンテスは、荷物を届けるためエルバ島に立ち寄る。当時フランスから追放されていたナポレオンへ荷物を渡すと、側近のベルトランからパリのノワルティエという人物に宛てた手紙を託される。

若くして船長へと出世するエドモンを妬む会計士のダングラールは、エドモンの恋敵・フェルナンを味方につけると、検事へ「ナポレオンが支持者に向けて書いた機密文書を預かっている」と嘘の密告を行う。

密告を受けた検事は、婚約者・メルセデスとの結婚披露宴の最中であったエドモンをに逮捕、取り調べ室へ移送されてしまう。

隠蔽による投獄

嘘の密告であったことが判明したため、大した罪に問われることは無いと思われた。しかしダンテスがベルトランから渡された手紙は「ナポレオン軍の再上陸」を仄めかす本物の機密文書であった。

更にノワルティエという人物は、エドモンの取り調べを行ったヴィルフール検事の父親であった。そのため、身内のナポレオン支持者がが知られる事を恐れた検事は、エドモンをマルセイユ沖のシャトー・ディフに投獄し、終身刑の手配をとる。

ファリア神父との出会い

訳も分からず投獄され、日の当たらない監獄で、無為の日々を過ごしていたエドモンは、ある日ファリア神父と出会う。

隣の牢獄に収監されていたファリア神父はエドモンの話を聞くと、即座にダングラール、フェルナン、ヴェルフォールにエドモンを陥れる動機があることを看破する。

自らの身に起きた出来事を理解したエドモンは、監獄からの脱獄と3人への復讐を決意する。

脱獄の機会をうかがうエドモンに対してファリア神父は「待て、しかして希望せよ」と諭す。

脱獄・財宝の発見

ファリア神父は船乗りの知識しか持たないエドモンに対して、14年間かけて様々な学問を教えると、モンテクリスト島に隠された財宝の在り処を教えた後、病に倒れる。

エドモンはファリア神父の遺体に成り代わることでシャトー・ディフから脱獄すると、神父から教わったモンテクリスト島の財宝を発見する。

財宝を手に入れたエドモンは、自らの船を手に入れ、島の名前から自らを「モンテ・クリスト伯」と名乗るようになる。

復讐の始まり

パリへ戻ったエドモンは、ファリア神父の推測通り3人が自らを陥れた首謀者であることを突き止めると、復讐を開始する。

モンテ・クリスト伯として社交界に乗り込み知名度を上げると、界隈内に偽情報を流し、ダングラールを破産寸前まで追い込む。

さらに、フェルナンの裏切りによって殺されたデフラン王の娘・エデに法廷で告発させ、フェルナンを失脚させる。

その後、エドモンはヴィルフールの妻・エロイーズに隠し子の存在を諭し、家庭内連続殺人を図らせる。検事総長はエロイーズの断罪中に自らの嬰児殺害(未遂)が露見し、全てを失う。

帰ることのない船旅

3人への復讐を完遂したエドモンは、独り航海に出ようとする。しかしエデは、エドモンが復讐者として人生を終えることを許さず、船旅に着いていくことでエドモンを復讐者から人間へと戻す。

愛を取り戻し、人間となったエドモンは、パリに向けかつて自身を救った言葉「待て、しかして希望せよ」と投げかけ、エデと共に長い船旅に出る。

宝具の元ネタ

アンフェル・シャトー・ディフ

宝具名 虎よ、煌々と燃え盛れ
『アンフェル・シャトー・ディフ』
ランク A 種別 対軍宝具
レンジ 1~20 最大補足 1~100人

宝具説明

超高速思考を行い、それを無理矢理肉体に反映することで、時間停止にも等しい超高速移動を実現する。

宝具名の由来

「シャトー・ディフ」はエドモン・ダンテスが収監されたマルセイユ沖イフ島の監獄であるイフ城の別称。

「虎よ、煌々と燃え盛れ」は「モンテ・クリスト伯」をモチーフとしてアルフレッド・ベスターの作品「虎よ!虎よ!」の題名の元となったウィリアム・ブレイクの詩集「無垢と経験のうた」の冒頭「虎よ! 虎よ! あかあかと燃える」が由来。

Fateシリーズでの設定

史実との相違点

永遠の復讐者

原典「モンテ・クリスト伯」では最後に愛を取り戻したのに対して、Fateにおけるエドモンは、憎悪と憤怒で成り立つ「永遠の復讐者」として召喚されている。

Fateシリーズでの小ネタ

空の境界コラボで先行登場

エドモンは、にてシルエットのみではあるが、『空の境界/the Garden of Order』にて先行登場している。

オガワハイムをかつての監獄島に見立て、ダンジョン化すると、サーヴァントたちを誘導して罪悪と恩讐の化身に仕立て上げた。

関係の深いサーヴァント

キャラ名 巌窟王エドモン・ダンテスとの関係
ナポレオン
ナポレオン
投獄される要因となった男
エドモンを直ちに解放出来なかった事を悔いている
ナイチンゲール
ナイチンゲール
監獄塔で記憶喪失となっていた女性
便宜上かつての恋人の名前「メルセデス」を与える
ジャンヌ
ジャンヌ
同じフランス出身のサーヴァント
「復讐に足る経験を持ちながらも復讐心を持たない」事から忌み嫌う調停者
両儀式
両儀式
空の境界コラボで対峙した殺人鬼

参考文献
・FGOマテリアルⅢ(TYPE-MOON BOOKS出版)
wikipedia

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