【FGO】アルジュナオルタの元ネタと史実解説
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FGO(フェイトグランドオーダー)のサーヴァント「アルジュナオルタ/神ジュナ/オルジュナ」の元ネタである史実を解説。原典となる神話や歴史、史実と設定の相違点や登場済みのサーヴァントとの関係性を掲載しているので、FGO(FateGO)を考察する参考にどうぞ。
©TYPE-MOON / FGO PROJECT
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アルジュナオルタの元ネタ
アルジュナオルタのプロフィール
出典 | マハーバーラタ |
地域 | インド |
時代 | 紀元前1500〜900年頃 |
誕生日 | 不明 |
出典の詳細
インド叙事詩「マハーバーラタ」の英雄
アルジュナはインド叙事詩「マハーバーラタ」に登場する英雄の1人。インド二大叙事詩と称され、ラーマが登場する「ラーマーヤナ」と並ぶ。
また、世界3大叙事詩の一つともされており、アキレウスが活躍する「イーリアス」やギリシャ神話の叙事詩「オデュッセイア」と共に名を連ねる。
「バガヴァッド・ギーター」の中心人物
ヒンドゥー教の聖典のひとつである「バガヴァッド・ギーター」にもアルジュナは登場している。
こちらではアルジュナと、その親友であり導き手でもあるクリシュナとの対話を中心に記されている。
アルジュナの史実詳細はこちら |
アルジュナオルタの出自
アルジュナオルタは2部4章「創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ」にて初登場。インド異聞帯の王であり、インド神話における神性を全て取り込んだ「超統合神性」。
マハーバーラタにおけるクルクシェートラ戦争で凄惨な経験をしたアルジュナは、悪を糾して正しい世界の創造を目指すようになる。
完璧な世界を目指してあらゆる神性を統合したアルジュナだったが、最後の神に至るまでの詳細は不明。
ペペロンチーノの推測によれば、アルジュナの親友・クリシュナから神性を受け取った(奪った)ことをきっかけに、神性を取り込み始めたとされている。
ペペロンチーノの紹介と考察はこちら |
アルジュナオルタの人物像
インド神話の「全てを終わらせ再び始める限りなく神に近い英雄」から滅びの権能を譲り受けた代償として、人間性を失っている。異聞帯では世界の破壊と創造を繰り返す機械的な存在だった。
しかし最後にカルナは、アルジュナのエゴイズムを司る人格「黒(クリシュナ)」があることを指摘。アルジュナオルタの「カルナに勝ちたい」と願う人間性が、完全なる神から人間に引き戻した。
カルデアに召喚されたアルジュナオルタも英雄としての自我は残っている。再臨が進むたびに外見や人間性が本来のアルジュナに近づいていく。
クリシュナの詳細はこちら |
宝具の元ネタ
マハー・プララヤ
宝具名 | 帰滅を裁定せし廻剣 『マハー・プララヤ』 |
||
ランク | EX | 種別 | 対界宝具 |
レンジ | 100 | 最大捕捉 | レンジ内全て |
宝具説明
アルジュナへ『対邪悪』と共にもう一つ与えられた力。それがこの『帰滅を裁定せし廻剣』である。
悪を滅ぼすため、世界を終わらせるため、彼は全ての最後にこの剣を振るう定めである。剣を振るえば、世界全てを消滅させる。
マハー・プララヤとは梵天が死ぬ際の宇宙が帰滅することを指す……即ち、壊劫。
宝具名の由来
「プララヤ」は古代インドにおける破壊や消滅を意味する言葉。
「マハー」はサンスクリット語で偉大な、大きなという意味を持つ。
Fateシリーズでの設定
FGOでの小ネタ
統合した「英雄」の詳細
アルジュナオルタが統合し、人間性を消失するきっかけとなった「全てを終わらせ再び始める限りなく神に近い英雄」とは、カルキと推測されている。
カルキはクリシュナやラーマと同じくヴィシュヌの化身であり、名前には「永遠」「時間」「汚物を破壊する者」という意味を持つ。
世界の終焉であるカリ・ユガに現れ、全ての悪を滅して善を再構築することで黄金時代(クリタ・ユガ)をもたらすとされている。
ローカパーラについて
インド異聞帯で登場した「神将(ローカパーラ)」は、もともと「世界を守るもの」という意味を持つ神の総称。
2部4章ではアルジュナオルタが、哪吒にクベーラ、ウィリアム・テルにヴァーユ、アスクレピオスにヤマとヴァルナの権能を与えていた。
4方位、もしくは8方位に守護神として神々が割り当てられている。以下は「マハーバーラタ」におけるローカパーラの方位。
方角 | 神 | 詳細 |
---|---|---|
北 | クベーラ | 富と財宝の神 |
北東 | ソーマ | 月の神 |
東 | インドラ | 雷霆神、天候神、軍神、英雄神 |
東南 | アグニ | 火の神 |
南 | ヤマ | 冥界の神、仏教のおける閻魔 |
西南 | スーリヤ | 太陽神、カルナの父 |
西 | ヴァルナ | 水の神、天空神、司法神 |
北西 | ヴァーユ | 風の神 |
関係の深いサーヴァント
キャラ名 | アルジュナオルタとの関係 |
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アルジュナ |
本来の自分。「真のアルジュナ」と呼び、主人公に彼を導くよう頼む。 |
カルナ |
異父兄であり宿敵。アルジュナオルタの状態でも因縁を感じている。 |
アシュヴァッターマン |
兄弟弟子でもあり、戦争で敵対した相手。 |
参考文献
・wikipedia
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