【FGO】アルトリア・ペンドラゴンの元ネタと史実解説
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FGO(フェイトグランドオーダー)のサーヴァント「アルトリア・ペンドラゴン」の元ネタである史実を解説。原典となる神話や歴史、史実と設定の相違点や登場済みのサーヴァントとの関係性を掲載しているので、FGO(FateGO)を考察する参考にどうぞ。
©TYPE-MOON / FGO PROJECT
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アルトリアの元ネタ
アルトリアのプロフィール
出典 | アーサー王伝説 |
地域 | イギリス |
時代 | 5〜6世紀 |
誕生日 | 不明 |
出典の詳細
史実性は不明
アーサー王伝説に登場するアーサーは、実在の人物であったか学者によって議論されている。5〜6世紀に実在したケルトの指導者だったなど複数の説があるものの、信憑性は不明。
明確な原典も不明
アーサー王伝説は、明確に原典と呼ばれる作品が存在しない。理由として、アーサー王伝説とされる民間伝承や作品がいくつも存在しているため、正確な原典が不明になっている。
アーサー王伝説が広まったのは、12世紀に「ブリタニア列王史」を書いたジェフリー・オブ・モンマスが、アーサーの生涯を1つの物語として完成させたのがきっかけ。
また、15世紀に書かれたトマス・マロリーの「アーサー王の死」は、それまで描かれたアーサー王伝説を1つにまとめた作品と言われている。
アルトリアの史実・伝承
アーサーの出自
アーサーは父親のユーサー・ペンドラゴンと母親のイグレインの間に産まれた。イグレインは敵国の王妃だったが、一目惚れしていたユーサーは魔術師マーリンの力を借りる。
その結果、ユーサーはマーリンの魔法でイグレインの夫・ゴルロワに変身。ユーサーはイグレインと一夜を共にし、アーサーを妊娠させた。その後、誕生したアーサーはマーリンに預けられる。
ユーサーの死後、15歳のアーサーは「引き抜いた者が王となる」石に刺さった剣を引き抜き、ブリテン王位を継ぐことになる。
アーサー王の活躍
王位を継いだアーサーはアイルランドからフランスまで様々な国を占領し、領土を拡張。その戦いの最中にマーリンが湖へとアーサーを誘い、聖剣エクスカリバーを手にする。
また、アーサーは遠征の最中に出会ったレオデグランス王の娘・グィネヴィアと結婚した。
ランスロットの不貞とブリテンの崩壊
後にグィネヴィアは円卓の騎士の1人・ランスロットと恋をする。長い間ランスロットと不倫関係になったグィネヴィアだが、不倫を知ったアーサーがグィネヴィアを処刑しようとする。
不倫が発覚して一度は逃亡したランスロットだったが、グィネヴィアを救出するため処刑場へ強襲。ランスロットはグィネヴィアを連れて逃亡してしまう。
このとき、ランスロットに従った騎士たちとアーサー派の騎士たちで円卓の騎士が二分してしまい、ブリテンの崩壊に繋がっていく。
アーサー王の最期
ランスロットを追討するため、最終的にフランスで対峙していたアーサー。しかし、ブリテンでモードレッドが反乱を起こしたため急いでブリテンに帰還する。
そして、カムランの丘にてモードレッドと戦ったアーサーは相打ちに。瀕死の重傷を負ったアーサーは、エクスカリバーを湖に投げ入れるようにベディヴィエールに命じる。
アーサーは傷を癒すためにアヴァロンへと連れていかれ、その後帰って来ることはなかった。
宝具の元ネタ
エクスカリバー
宝具名 | 約束された勝利の剣 『エクスカリバー』 |
||
ランク | A++ | 種別 | 対城宝具 |
レンジ | 1〜99 | 最大捕捉 | 1000人 |
宝具説明
人造による武器ではなく、星に鍛えられた神造兵装。聖剣の中では頂点に立つ宝具。真に優れた能力は剣ではなく鞘にあるのだが、その鞘は永遠に失われてしまったとされる。
宝具名の由来
アーサー王が所持していたとされる「エクスカリバー」そのもの。
15世紀前の伝承では「カレトヴルッフ」「カリブルヌス」などと呼ばれ、「カリブルヌス」の英語系はカリバーンと呼ばれる。
Fateシリーズでの設定
史実との相違点
原典では男性のアーサー王
アルトリアは女性として登場しているが、アーサー王伝説に登場するアーサーは男性。
アルトリアという名前は、アルトリウスというローマの氏族名を女性形に直したもの。アーサーという名前はアルトリウスが由来とされている説がある。
6章ではIFの姿に
6章ではロンゴミニアドを持ったランサーとしての姿で登場。ベディヴィエールがエクスカリバーを湖に投げ入れるはずが、聖剣の返還を躊躇したことから亡霊として彷徨うことになった。
ヨーロッパに伝わる嵐の王(ワイルドハント)としての側面が描かれ、ベディヴィエールは彼女に聖剣を渡すために旅をしていた。
関係の深いサーヴァント
キャラ名 | アルトリアとの関係 |
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マーリン |
アルトリアを導いた宮廷魔術師にして助言者、予言者。 |
モードレッド |
円卓の騎士の1人。 Fateシリーズではアルトリアの嫡子であり、魔女モルガンが生み出したホムンクルス。 アルトリアを討ち果たした人物。 |
ガウェイン |
円卓の騎士の1人。 史実ではアーサー王の親族。 |
ランスロット |
円卓の騎士の1人。 ギネヴィアとの不貞によりアルトリアと袂を分かつことになる。 |
トリスタン |
円卓の騎士の1人。 |
ベディヴィエール |
円卓の騎士の1人。 アルトリアの最期に立ち会った人物。 |
関連リンク
参考文献
・FGOマテリアルⅠ(TYPE-MOON BOOKS出版)
・wikipedia
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