FGO

【FGO】スカサハ=スカディの元ネタと史実解説

編集者
FGO攻略班
最終更新日
ホワイトデーイベ開幕!CBC礼装も注目!
最高効率90++&90+開放!周回編成を確認!
ホワイトデー開催!シャルルマーニュに霊衣実装!
今年も無料で礼装1枚配布!CBC2024開催!
マスターミッション更新!イベント周回で達成!

FGO(フェイトグランドオーダー)のサーヴァント「スカサハ=スカディ」の元ネタである史実を解説。原典となる神話や歴史、史実と設定の相違点や登場済みのサーヴァントとの関係性を掲載しているので、FGO(FateGO)を考察する参考にどうぞ。

スカサハ=スカディ

©TYPE-MOON / FGO PROJECT

関連記事
スカディ
スカサハ=スカディ
▶︎評価とスキル優先度▶︎運用方法とおすすめ編成▶︎霊基再臨・マテリアル▶︎セリフ・ボイス一覧▶︎元ネタ・史実解説

スカサハ=スカディの元ネタ

スカサハ=スカディのプロフィール

出典 北欧神話、ケルト神話
地域 欧州
時代 北欧神話:9〜14世紀にかけて成立
ケルト神話:1世紀前後の設定
誕生日 不明

出典の詳細

出典は北欧神話とケルト神話

出典が「北欧神話」「ケルト神話」となっているのは、スカサハ=スカディが北欧神話のスカディとケルト神話のスカサハが習合した存在であるため。

本項では北欧神話のスカディに関して解説する。

スカディの名称

スカディはドイツ語などによる名称で、アイスランド語などではスカジとも呼ばれている。名前の意味には「傷つくる者」「損害、危害、死」などがある。

また、ゴート語と呼ばれる言語で「影」を意味する言葉に関係する名前でもあるそう。ちなみにスカンジナビアの語源でもある。

スカサハ=スカディの史実・伝承

スカディの出自

スカディは北欧神話に登場する巨人・スィアチの娘。スカディは巨人ではあるが、山の女神とも考えられている。

また、弓矢を得意とする狩猟の女神やスキーの女神ともされている。古エッダでは「神々の麗しき花嫁」とも呼ばれている。

父親の死とスカディの結婚

「スノッリのエッダ」という詩では、父親のスィアチが女神の一柱・イズンを連れ去ったことで、ロキや神々によって殺害されている。

スカディは神々に父親の復讐をすべく、アースガルズに乗り込む。そこで神々はスカディと和解すべく、男神との結婚をもちかけた。

スカディは美男子であるバルドルと結婚したかったが、婿選びの儀式の結果、ニョルズと結婚することになってしまう。

スカディの怒りは収まらなかったが、ロキの取り成しによってスカディの怒りは静まった。また、オーディンがスィアチの両眼を天に投げ、2つの星にしたことでスカディを喜ばせた。

ニョルズとの結婚後の伝承

その後、スカディとニョルズは同居するが、海の神であるニョルズと山の神であるスカディは上手くいかず別れてしまう。

そして、スカディは父親が残した館・スリュムヘイムに住んだとされている。ちなみにニョルズとの間にフレイが生まれたという解釈もある。

一方で「ユングリング家のサガ」という作品では、ニョルズと離婚した後にオーディンと結婚している。スカディはセーミングと呼ばれる息子など、多くの子供に恵まれたという。

宝具の元ネタ

ゲート・オブ・スカイ

宝具名 死溢るる魔境への門
『ゲート・オブ・スカイ』
ランク A+ 種別 対軍宝具/開戦宝具
レンジ 2〜50 最大捕捉 200人

宝具説明

世界とは断絶された魔境にして異境、世界の外側に在る「影の国」へと通じる巨大な「門」を一時的に召喚。

女神スカディではなく、スカサハが所有する「影の国」の一部たる「影の城」が姿を見せる。

効果範囲の中の存在のうち、彼女が認めた者にのみ、「影の城」は多大なる幸運と祝福を与える。「影の城」に愛された者は、力なき身であろうとも強大な敵を打ち倒す。

宝具名の由来

元々スカサハの宝具であるため、スカディに由来するものはない。ケルト神話でスカサハが統治する影の国は「スカイの国」とも呼ばれている。

また、Fateシリーズでの影の国は亡霊で溢れている魔境のようで、これらの設定から「死溢るる魔境への門(ゲート・オブ・スカイ)」という宝具名になったと思われる。

Fateシリーズでの設定

史実との相違点

スカディとスカサハが混じり合った姿

スカサハ=スカディは名前の通り、ケルト神話のスカサハと北欧神話のスカディが混じり合った存在として登場。

二部二章の北欧異聞帯では、通常の歴史とは異なる結末を迎えたラグナロクによってスカディを除いた神々が全滅。スカディはスカサハの性質を取り込み、神として地上に君臨し人類を管理した。

そのため、容姿はスカサハそっくりだが、スカディとしての性質の方が比率を大きく占めている。

スカサハとスカディの起源

原典におけるスカサハとスカディは、起源が同じというわけではない。

ただ、アメリカの作家バーバラ・ウォーカーが1983年に著作した本で、スカサハとスカディを同一視している例がある。もっとも彼女は神話の研究者ではないので、学術的な正当性はない。

また、「女神転生」シリーズではスカサハとスカディが親族で、スカサハの進化形態がスカディというゲーム設定になっている例もある。

FGOでの小ネタ

ケルト組との関係

スカサハ=スカディの人格は、北欧異聞帯でのスカディが元になっているので、スカサハとは違った振る舞いをする。

一方でケルト神話系のサーヴァントは、外見がスカサハそっくりなのに普段と違う言動の彼女に様々な反応している。その様子はイベント「雀のお宿の活動日誌」などで見ることができる。

水着になった経緯

水着イベント2022では、聖杯の力で自ら水着霊基に変化し、北極圏に微小特異点を作り出した。聖杯はスカディが発見したのではなく、伊吹童子が見つけ出したもの。伊吹童子は蘆屋道満を使ってスカディに聖杯を渡し、白紙化した地球に新たな世界を作るよう提案していた。

関係の深いサーヴァント

キャラ名 スカサハ=スカディとの関係
スカサハ
スカサハ
自身と習合した存在。
外見に関して言及している。
シトナイ
シトナイ
神霊が複合されたハイ・サーヴァント。
スカディの娘フレイヤも内包している。
ワルキューレ
ワルキューレ
北欧異聞帯で彼女たちを指揮した。

参考文献
・FGOマテリアルⅦ(TYPE-MOON BOOKS出版)
wikipedia

関連記事
スカディ
スカサハ=スカディ
▶︎評価とスキル優先度▶︎運用方法とおすすめ編成▶︎霊基再臨・マテリアル▶︎セリフ・ボイス一覧▶︎元ネタ・史実解説

オススメの記事