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【FGO】ビリー・ザ・キッドの元ネタと史実解説

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FGO攻略班
最終更新日
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FGO(フェイトグランドオーダー)のサーヴァント「ビリー・ザ・キッド」の元ネタである史実を解説。原典となる神話や歴史、史実と設定の相違点や登場済みのサーヴァントとの関係性を掲載しているので、FGO(FateGO)を考察する参考にどうぞ。

ビリー・ザ・キッド

©TYPE-MOON / FGO PROJECT

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ビリー
ビリー・ザ・キッド
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ビリーの元ネタ

ビリーのプロフィール

出典 史実
地域 北米
時代 19世紀
誕生日 1859年11月23日
没年 1881年7月14日(享年21歳)

ビリーの史実・伝承

ビリーの出自

ビリー・ザ・キッドは1859年11月23日にニューヨークで生まれ、西部のニューメキシコ州で育ったとされている。家族には母親と兄がおり、父親の詳細は不明。

誕生日には諸説あり、9月17日や11月20日の可能性もある。また、出生地に関してもオハイオ州、イリノイ州、カンザス州などいくつも説がある。

出生名はウィリアム・ヘンリー・マッカーティ・ジュニア。後に母親が再婚してからヘンリー・アントリムになり、アウトロー時代は様々な偽名を使い、最終的にウィリアム・H・ボニーと名乗っていた。

アウトローへの道

ビリーは12歳の時に母親を侮辱した男を銃殺する。この殺人がきっかけでアウトローの道を歩むことになる。ビリーは21歳で死ぬまでに21人を殺害したと言われている。

ただ、ビリーが家を出たのは母親が亡くなった15歳の時という説もある。また、殺人も17歳が初めてで、実際に殺害した人数は9人とも言われている。

ビリーはその後、アリゾナやテキサス、メキシコ国境で牛泥棒や強盗、殺人を重ねる。売店の用心棒にもなったが、商売敵との縄張り争いが発展し、リンカーン郡戦争と呼ばれる騒動を引き起こす。

この騒動でビリーは4人銃殺し、1880年12月に友人だった保安官のパット・ギャレットに逮捕される。しかし、1881年4月18日に刑務所を脱走。ニューヨーク・タイムズに報じられるとキッドの名は全米で知られるようになった。

ビリーの逸話

ビリーは射撃とロデオの達人であり、数々の逸話が残されている。腕前はビリーの友人や家族が証言しているが、人気故にファンが誇張して作った虚実のエピソードもある。

走る馬上から杭に止まった鳥を次々に撃ち落とすことができ、空中に投げた空き缶が地上に落ちる前に6発全て同じ場所に撃ち当てたとも言われている。

また、ビリーは左利きであったことも有名。写真では右利きのように写っているが、現像の際に反転したと解釈されている。

ほかにも160cmほどの身長と優男な性格から「キッド」の二つ名がついた、女物の服を着ていた、身嗜みに気を使う伊達男だった、母親から高等教育を受けて字が達筆だったなど、ビリーの人物像を知れる逸話も数多い。

ビリーの最期

1881年7月14日、ニューメキシコ州フォートサムナーにてビリーはギャレットに射殺される。ビリーは寝室から部屋を出る際に丸腰の状態で暗殺されたという。

しかし1882年にギャレットが出版した伝記には、キッドは武器を持っていたと書かれている。また、ビリーの死に不自然な状況が多く、ビリーの名を騙る者や生存説を唱える者もいた。

ビリーの墓石は盗難や洪水で押し流されるなど被害があったが、元の墓所に戻されている。ただ、墓石を削って持ち帰るファンもいたため、現在墓石は檻に囲われている。

墓石には「真実にして経歴。21人を殺した。少年悪漢王。彼は彼らしく生きて死んだ。ウィリアム・H・ボニー。ビリー・ザ・キッド」と記されている。

後世での人気

2021年8月にオークションにて、ビリーを射殺したとされるギャレットの拳銃が603万ドルで落札された。日本円にして約6億6000万円。また、同時にビリーが脱獄した際に保安官補から奪ったショットガンも出品され、こちらも約1億800万円という高額で落札された。

他にもビリーの写真がおよそ6億円である500万ドルで売りに出されたこともある。いずれもとてつもない金額で取引されることから、ビリーの人気が窺える。

宝具の元ネタ

サンダラー

宝具名 壊音の霹靂
『サンダラー』
ランク C++ 種別 対人宝具
レンジ 1〜100 最大捕捉 1人

宝具説明

ビリー・ザ・キッドが愛用していたと言われるコルトM1877ダブルアクションリボルバー(通称「サンダラー」)によるカウンターの三連射撃。

彼に纏わる逸話が宝具化したもの。正確に言うと拳銃が宝具という訳ではなく、「この拳銃を手したビリー・ザ・キッドの射撃」全体を包括して宝具と見なされており、固有のスキルに近い。

この宝具のもっとも悪辣な点は「技術」という大部分に宝具の概念が割かれていることによる、魔力消費の少なさである。具体的にはEランク宝具を使用するのと同程度の消費しかない。

宝具名の由来

「サンダラー」はビリーの愛銃「コルトM1877」のニックネーム。口径によってニックネームが違い.32コルトは「レインメイカー」.38ロングコルトは「ライトニング」.41ロングコルトは「サンダラー」と呼ばれる。

Fateシリーズでの設定

FGOでの小ネタ

「ガンナー」クラスの適正

ビリーは通常の聖杯戦争なら高確率で「ガンナー」のクラスで召喚されるとマテリアルで記載されている。

ガンナーとはFateシリーズの設定上で明かされているエクストラクラスだが、未だにどの作品でも未登場。近現代の銃を用いる英霊が該当する。

関係の深いサーヴァント

キャラ名 ビリーとの関係
ジェロニモ
ジェロニモ
同年代を生きたインディアン。1部5章で共闘している。
カラミティ・ジェーン
カラミティ
ジェーン
同年代を生きたガンマン。
エジソン
エジソン
同年代を生きた北米の発明家。
ロビンフッド
ロビンフッド
1部5章で共闘。寝っからのレジスタンス、アウトローとして気が合う。

参考文献
・FGOマテリアルⅢ(TYPE-MOON BOOKS出版)
wikipedia

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