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【FGO】パッションリップの元ネタと史実解説

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FGO攻略班
最終更新日
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FGO(フェイトグランドオーダー)のサーヴァント「パッションリップ」の元ネタである史実を解説。原典となる神話や歴史、史実と設定の相違点や登場済みのサーヴァントとの関係性を掲載しているので、FGO(FateGO)を考察する参考にどうぞ。

パッションリップ

©TYPE-MOON / FGO PROJECT

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パッションリップの元ネタ

パッションリップのプロフィール

出典 Fate/EXTRA CCC
地域 SE.RA.PH
時代 不明
誕生日 4月10日

出典の詳細

「Fate/EXTRA CCC」のリップ

初出はFate/EXTRA CCC。BBの眷属であり、アルターエゴの1人。複数の英霊を融合して作り出されており、神話上の女神が組み込まれたハイ・サーヴァント。

BBの防御的な性格と求愛欲求・愛憎から生まれており、無垢であるが故に残虐な一面を持つ。また、真面目そうな見た目とは裏腹にものぐさな性格でもある。

巨大な胸と両腕の鉤爪が特徴。ただ、極度の認識障害によって自身の手が鉤爪になっているとは気づいておらず、何故自分が恐れられているのか理解していなかった。

本編ではサクラ迷宮第三階層で戦うことになる。決着後に主人公はリップにとどめを刺すか見逃すか選択が可能。見逃すとリップは改心するが、黒幕のキアラによって襲撃、吸収される展開に。

「Fate/Grand Order」のリップ

Fate/Grand Orderでは、期間限定イベント「深海電脳楽土 SE.RA.PH」の開催に伴い、メルトリリスとともに実装された。

イベントでは、殺生院キアラが「Fate/EXTRA CCC」の世界で自身が取り込んだものの中からリップをサルベージ。キアラによって拘束され、自由意志を封じられて利用されてしまう。

その後、主人公たちの前に立ち塞がるも、BBによる支援もあってリップを拘束から解放。主人公とともに黒幕であるキアラとの最終決戦に挑む。

名前の由来

BBを起源とするアルターエゴ「サクラファイブ」は全員花の名前が由来になっている。パッションリップの場合、パッションフラワーとチューリップが由来と思われる。

組み込まれた女神

パッションリップの基本ベースとして組み込まれた女神は三柱おり、ヒンドゥー教(インド神話)の女神「パールヴァティー」と「ドゥルガー」、北欧神話の「ブリュンヒルデ」が元になっている。

ちなみにリップの持つ巨大な鉤爪は、女神ドゥルガーが所持する十本の神剣を変形して具現化したもの。

本項では上記三柱それぞれの元ネタ・史実も合わせて解説する。

パッションリップの史実・伝承

パールヴァティーの伝承

ヒンドゥー教(インド神話)に登場する女神。名前は「山の娘」を意味し、破壊と再生を司る神・シヴァの妃でもある。

シヴァ神の最初の妻・サティーの生まれ変わりともされており、穏やかで心優しい金色の肌を持つ美しい女神と言い伝えられている。

ドゥルガーの伝承

ヒンドゥー教(インド神話)に登場する女神。名前は「近づき難い者」を意味し、シヴァの妃・パールヴァティーと同一視(別側面とも)されている。

神話ではシヴァやヴィシュヌといった神々が発した光が一つに集まり、ドゥルガーが生まれたとされている。穏やかなパールヴァティーに比べ、ドゥルガーは凶暴な戦いの女神とも言われている。

外見は美しいが額に第三の目があり、10本(もしくは18本)の腕にそれぞれ神授の武器を手にしている。また、虎やライオンに乗る姿で描かれる。

ブリュンヒルデの伝承

北欧・ゲルマン圏の伝承に盾乙女、もしくはワルキューレとして登場する女性。

「古エッダ」、「ヴォルスンガ・サガ」、「ニーベルンゲンの歌」などの中心人物として描かれる。どの作品でもシグルド(ジークフリート)に死をもたらす女性として登場する。

パッションリップのスキル

Fate/EXTRA CCCでパッションリップが使用したスキルは、オスカー・ワイルドの戯曲「サロメ」が元ネタになっている。戯曲内でのそれぞれ元ネタは以下の通り。

スキル名 元ネタ
微笑むサロメ ユダヤの王エロドの義理の娘
堕ちるサロメ 同上
ヨカナーンを籠に 預言者ヨカナーン(洗礼者ヨハネ)
密室は釣鐘の箱 不明

宝具の元ネタ

ブリュンヒルデ・ロマンシア

宝具名 死が二人を別離つとも
『ブリュンヒルデ・ロマンシア』
ランク C 種別 対人宝具
レンジ - 最大捕捉 10人

宝具説明

「ヴォルスンガ・サガ」に登場するワルキューレ・ブリュンヒルデを材料に違法改造した宝具。自分を裏切り、その名誉を傷つけた夫シグルズへの復讐のために振るわれた愛憎の槍。

宝具名の由来

自身の要素の1つ、ブリュンヒルデが使用する宝具が由来。

CCCでは「死が二人を分断つまで」となっていたが、FGOで成長した姿になったリップは「死が二人を別離つとも」に名称が変化している。

Fateシリーズでの設定

FGOでの小ネタ

CCCからの成長

FGOではCCCの経験から成長し、自分の過ちや欠点を認めて「きちんと努力して、きちんと仲良くなる」ことを目指すようになった。

宝具もかつて「死が二人を分断つまで」と叫んでいた心が、「死が二人を別離つとも」と願うに変革。性質も変わり、愛するものを憎むのではなく、愛するものを守るための力となった。

関係の深いサーヴァント

キャラ名 パッションリップとの関係
BB
BB
自身の生みの親。
CCCの頃から苦手意識があり、辛辣な評価をしている。
メルトリリス
メルトリリス
自分と同じBBの眷属。
FGOでは仲の良い姉妹のようになったが、お互い幼稚だと思っている。
キングプロテア
キングプロテア
自分と同じBBの眷属。
殺生院キアラ
殺生院キアラ
CCCおよびFGOイベントで敵対。

参考文献
・FGOマテリアルⅤ(TYPE-MOON BOOKS出版)
wikipedia

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