【FGO】メドゥーサの元ネタと史実解説
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FGO(フェイトグランドオーダー)のサーヴァント「メドゥーサ」の元ネタである史実を解説。原典となる神話や歴史、史実と設定の相違点や登場済みのサーヴァントとの関係性を掲載しているので、FGO(FateGO)を考察する参考にどうぞ。
©TYPE-MOON / FGO PROJECT
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メドゥーサ |
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メドゥーサの元ネタ
メドゥーサのプロフィール
出典 | ギリシャ神話 |
地域 | ギリシャ、形のない島 |
時代 | 紀元前15世紀以前 |
誕生年月日 | 不明 |
出典はギリシャ神話
メドゥーサはギリシャ神話に登場する、醜い女の姿をした怪物として知られる存在だ。ゴルゴン三姉妹の末女で、姉妹全員が月の女神だったともいわれている。
ゴルゴーンの史実詳細 |
メドゥーサの史実・伝承
メドゥーサの出自
メドゥーサは神であるポルキュースと女神ケートーの間に生まれる。ゴルゴン三姉妹であるステンノとエウリュアレも同じ両親の元で誕生した。
ポルキュースとケートーはゴルゴン三姉妹以外にも、グライアイと呼ばれる姉妹を生んでおり、メドゥーサの姉妹でもある。なお、グライアイはペムプレードー、エニューオーとデイノーもしくはペルシスの三姉妹とされている。
アテナの怒りを買って怪物になる
メドゥーサは愛人であった海神ポセイドンと、アテナの神殿で交わったため、アテナの怒りを買って怪物の姿に変えられてしまう。また、これを抗議したステンノとエウリュアレも同じく怪物にされて、その後ゴルゴン三姉妹は世界の西の果てにあるヘスペリデスの園に住んでいた。
また、メドゥーサは自身の美しさを自慢しており、アテナと美を競っていた。その結果、アテナの怒りを買って特に自慢だった髪を蛇に変えられたというものだ。なお、アテナと美を競う逸話はアラクネの物語と混同、もしくは同一視されることもある。
ペルセウスに退治される
怪物となったゴルゴン三姉妹の元に、ペルセウスが退治しにやってくる。メドゥーサは見るものを石にする力を持っているのに対し、ペルセウスは鏡のように磨き上げた盾を見ながら対抗した。
そしてペルセウスは不死身殺しの武器とされるハルペーで、眠っているメドゥーサの首を掻っ切った。なお、別の伝承では、メドューサは三姉妹の中で1人だけ不死身でなかったため退治されたとも言われている。
メドゥーサの死後の逸話
メドゥーサの首を切ったペルセウスは、その首をアテナに献上した。アテナに献上するまでに滴り落ちたメドゥーサの血は、赤いサンゴもしくはサソリなど猛毒の生物が生まれたとされている。
また、メドゥーサには右側の血管から流れた血には死者を蘇生させる効果が、左側の血管から流れた血には人を殺す力があった。アスクレピオスは死者を蘇生させるメドゥーサの血をアテナから授けられ、後にこの血を混ぜた薬を使用した。
宝具の元ネタ
ベルレフォーン
宝具名 | 騎英の手綱 『ベルレフォーン』 |
||
ランク | A+ | 種別 | 対軍宝具 |
レンジ | 2〜50 | 最大捕捉 | 300 |
もともとペガサスは海神からメドゥーサに贈られたものであり、メドゥーサがペルセウスに退治されたおり、その断ち切られた首からしたたりおちた血から生まれたものとも言われている。なお、ベルレフォーンはギリシャ神話においてペガサスを乗りこなしたとされる青年の名前である。
ブラッドフォート・アンドロメダ
宝具名 | 他者封印・鮮血神殿 『ブラッドフォート・アンドロメダ』 |
||
ランク | B | 種別 | 対軍宝具 |
レンジ | 10〜40 | 最大捕捉 | 500人 |
ゴルゴン三姉妹が追放された「形のない島」に作られた魔の神殿。訪れるものを石にし、また貪り食ったとされる神殿は、メドゥーサの持つ魔眼が作り上げた結界だった。
魔眼を拡大投射する事で一定のフィールドを"自らの眼球の中"に置換し、中にいるものたちから生命力を奪い取る。対魔力の無い一般人では文字通り"体が溶けてしまう"ほどの吸収力であり、英霊にあってもこの結界内では生命力を奪われてしまう。
宝具名の由来
「アンドロメダ」はギリシャ神話に登場する王女であり、ペルセウスの妻。ペルセウスはメドゥーサ討伐後に、メデューサの首を使って敵を石化し、アンドロメダを救出した。
クリューサーオール
宝具名 | 怪物の黄金剣 『クリューサーオール』 |
セイバーメドゥーサの宝具「怪物の黄金剣(クリューサーオール)」は、息子「クリュサオル」が由来と思われる。クリュサオルはギリシャ神話に登場する「黄金の剣を持てる者」の意味を持つ巨人で、ポセイドンとメドゥーサの息子である。
なお、メドゥーサの宝具演出で出現する剣は、息子のものと推測される。クリュサオルは生まれた時から「黄金の剣」を持っている逸話があり、宝具時に現れる剣も黄金色である。
メドゥーサ(セイバー)の性能評価 |
Fateシリーズでの設定
FGOでの小ネタ
ペルセウスとの関係
メドゥーサにとってペルセウスは自身を退治した天敵であり、嫌いな相手。「Fate/stay night」で代理マスターだった間桐慎二が嫌いだった理由の1つに、ペルセウスに似ていたからというのもある。
「Fate/prototype」で登場したペルセウスは別人とされていたが、別作品で顔を合わせた際にはあからさまに不機嫌になっている。外見のデザインも慎二にやや似ている。
関係の深いサーヴァント
キャラ名 | メドゥーサとの関係 |
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ゴルゴーン |
自身の別側面。 オリジナルである怪物の姿。 |
槍メドゥーサ |
自身の別側面。 女神である姉たちに近い姿。 |
ステンノ |
ゴルゴン三姉妹の長女。 歪んだ愛情を向けられ、若干トラウマ。 |
エウリュアレ |
ゴルゴン三姉妹の次女。 歪んだ愛情を向けられ、若干トラウマ。 |
パールヴァティ |
SNでマスターだった人を依り代にしたサーヴァント。体験クエストで対面している。 |
/ ペルセウス |
生前に自身を退治した相手。「きたら殺す」と殺意を向ける。 |
参考文献
・FGOマテリアルⅠ(TYPE-MOON BOOKS出版)
・wikipedia
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