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【FGO】エリザベートの元ネタと史実解説

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FGO攻略班
最終更新日
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FGO(フェイトグランドオーダー)のサーヴァント「エリザベート・バートリー」の元ネタである史実を解説。原典となる神話や歴史、史実と設定の相違点や登場済みのサーヴァントとの関係性を掲載しているので、FGO(FateGO)を考察する参考にどうぞ。

エリザベート

©TYPE-MOON / FGO PROJECT

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エリザベートの元ネタ

エリザベートのプロフィール

出典 史実
地域 ハンガリー
時代 16世紀~17世紀
誕生日 1560年8月7日
没年 1614年8月21日

エリザベートの史実・伝承

エリザベートの出自

エリザベートは、1560年8月7日、トランシルヴァニア公国にて、父エチェディ=バートリ・ジェルジと母ショムヨーイ=バートリ・アンナの間に生まれる。

バートリー家は当時トランシルヴァニア公国の中でも有数の名門であり、非常に裕福な家系に生まれ育った。

ナーシュダシュディとの結婚

エリザベートは15歳のとき、ハンガリー屈指のフェレンツ・ナーダシュディ伯爵と結婚し、6人の子供と共に暮らし始める。

また、幼少期からの教育により、教養が豊かであったため、結婚祝いとして夫から贈与されたチェイテ城の管理をしながら、諸外国の学生への援助を行っていたとされている。

残虐行為の目覚め

ある時、仕事で粗相を行った侍女に対して折檻をしている際、侍女の血がエリザベートの手の甲にかかり、それを拭き取った所、肌が美しくなったように感じた。

この一件から「処女の血を浴びれば美しくなれる」という考えに囚われ出す。

血の伯爵夫人

1604年に夫を亡くしたエリザベートは、チェイテ城に移り住み若い処女の血液を求めて残虐な殺人を始める。

下級貴族の娘に対して「礼儀作法を教える」と称してチェイテ城に連れ込むと、数々の拷問器具で生き血を搾り取り、温かい血液で浴槽を満たして自らの身を浸すという行為を行い続けた。

彼女が作り出した拷問器具の中で有名なものとして、内部に大量の針が仕込まれ、閉じ込めたものを串刺しにする「鉄の処女」などが挙げられる。

残虐行為の終わり

1610年、監禁されていた貴族の娘の1人が脱走し、役人達にその行為が知れ渡ると、チェイテ城に役人が押し入り、今まで殺害してきた娘たちの発見と共にエリザベートは逮捕された。

チェイテ城への幽閉・エリザベートの最期

エリザベートは高貴な家系であったため死刑を免れたが、チェイテ城の寝室に生涯幽閉されてしまう。

彼女が幽閉された寝室はドア、窓全てが厳重に黒く塗りつぶされ、空いているのは1日1度食事を差し入れるための小窓だけであった。

その中で3年半ほど生きながらえたエリザベートであったが、1614年8月21日、監視係の兵士が小窓越しに彼女の死を確認した。

宝具の元ネタ

バートリ・エルジェーベト

宝具名 鮮血魔嬢
『バートリ・エルジェーベト』
ランク E- 種別 対人宝具
レンジ 3~60 最大補足 1000人

宝具説明

エリザベートがその生涯に渡って君臨した居城「監獄城チェイテ」を召喚し、己を際立たせる舞台として周囲に恐るべきスーパーソニックを放つ音響破壊宝具。

監獄城はエリザベートによって現代向けの巨大アンプに改造されてしまったため、著しく神秘性が低下し、宝具ランクがE-となっている

宝具名の由来

宝具使用時に出現する城は生前、エリザベートが住んでいたとされる「監獄城チェイテ」。宝具名の「鮮血魔嬢」「バートリ・エルジェーベト」は共にエリザベートの別称が由来である。

Fateシリーズでの設定

史実との相違点

アイドル願望

Fateシリーズにおけるエリザベートは、日本のアイドル文化に感化された結果、最強のアイドルになるべく日夜努力している。

自身の歌声に絶対の自身を持っており、声質そのものは美声。しかし慢性的に発動するスキル「頭痛持ち」の影響によって正確な音程が把握出来ないため、壊滅的な音痴になってしまう。

しかし、2017ハロウィンイベントにて「私心を排し、誰かのために歌う」と素晴らしい歌声を披露できることが判明した。

竜の血

Fateシリーズにおけるエリザベートは、スキル「無辜の怪物」の影響によって竜の血が混ざっており、ドラゴンの角や尻尾が生えている。

これはバートリー家の紋章が「竜の牙」をモチーフとしているためであり、生前の所業によるイメージと合わさって在り方を捻じ曲げられたためである。

Fateシリーズでの小ネタ

カーミラとの関係

FGOでは「エリザベートが狂った果ての姿」としてカーミラが登場している。

結婚する以前の姿で召喚されたエリザベートと異なり、カーミラは夫の死後「血の伯爵夫人」としての多くの少女を拷問した吸血鬼伝説としての面が強く出ている。

エリザベートはカーミラの存在を「自らの暗黒面」として切り離し、自らはアイドルで有り続けようとしている。

唯一終章にて2度登場

メインシナリオ1部の終章では、マスターがこれまでに訪れた各特異点のサーヴァントたちの力を借り、最終決戦に挑むのだが、エリザベートのみ1章・5章に関連する戦闘シナリオの援軍として登場する。

何度も出てきて恥ずかしくないんですか?

1章第5特異点にてエリザベートが出て来た際の選択肢「何度も出てきて恥ずかしくないんですか?」の元ネタは「Fate/EXTRA CCC」におけるエリザベートへの選択肢の一つである。

CCCのストーリー中、何度敗北してもマスターの前に立ちふさがるエリザベートに対し、マスターの呆れと哀れみがこもった一言。

この言葉に対してエリザベートは、「アンコールだから3回までなら恥ずかしくない」と宣言している。

関係の深いサーヴァント

キャラ名 エリザベートとの関係
メルトリリス
メルトリリス
「Fate/EXTRA CCC」における4人目のマスター
膨大な魔力によるバックアップを受け、強力な力を発揮した
ネロ
ネロ
アイドルを志す宿敵(とも)
玉藻曰く「2人が同時に歌うと人類の文明が一夜にして崩壊する」
ギルガメッシュ
ギルガメッシュ
最大の天敵
「Fate/EXTRA CCC」での出来事から「ヘンタイ」と呼び避けている
清姫
清姫
同じ龍属性のサーヴァント
頻繁に喧嘩するほど仲が良い
ヴラド三世
ヴラド三世
吸血鬼つながりの親戚
親しみを持って「おじさま」と呼んでいる
刑部姫
刑部姫
2017ハロウィンで知り合った友達
互いに「エリエリ」「おっきー」と呼び合う仲
カーミラ
カーミラ
自身が狂った果ての姿
自分の暗黒面として彼女を切り離し、自らはアイドルで居続けようとする

参考文献
・FGOマテリアルⅠ(TYPE-MOON BOOKS出版)
wikipedia

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