【艦これ】きぃのんに聞く!RTAで大切なことや準備の基本を解説

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艦これ攻略班
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艦これのRTAランナーの一人である、配信者きぃのんにRTAで大切なことや基本を聞いてみた。艦これのRTAに挑戦してみたい、RTA勢はどういうプレイをしているのかを覗いてみよう。

きぃのんについて

きぃのんは艦これの生配信や動画投稿、神ゲー攻略のイベント攻略の協力等をメインに活動しているプレイヤーだ。2019年冬イベントから協力しており、RTA(Real Time Attack。)で得た編成データやプレイで得ている知識を元に、神ゲー攻略のイベント攻略編成の作成に貢献している。

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ライターY
神ゲー攻略のコンテンツを向上させたいという共通の目的があったのでご協力頂いています。イベント攻略記事において、僕の知識や経験では足りない部分をきぃのんさんは補ってくれるので非常に助かってます。

RTAで大切なもののまとめ

特に重要なのは5つ!

RTAを走る上で重要なものをきぃのんに聞いてみたところ、5つが特に大きな要素だと感じた。これらの項目について、更に詳しく掘り下げて聞いてみた。

RTAをやる上できぃのんが気をつけたこと
PC周りの環境整備
プレイする本人の体調管理
メタを見据えた育成計画
資材の徹底的な管理
一緒にプレイできる仲間づくり

超重要!PC環境の投資とプレイ環境構築

RTAをする上で、長時間プレイをするということは長時間PCの前にいることとなる。そのため、RTAをするのであればゲームのプレイ環境を整えるのは非常に重要な要素と言える。

RTA入門 作業環境
▲ きぃのんのプレイ環境。ディスプレイがタブレットやノートPC合わせて8枚でプレイしている。

ディスプレイは多いほど効率アップ

RTAの効率はディスプレイの枚数によって大きく変動する。そのため、RTAを本格的にやる場合はディスプレイの投資をするのがおすすめだ。ディスプレイが増えることでどういう効率化がは以下で解説する。

タブの切り替え操作を減らせる

ディスプレイを増やす一番の恩恵は、表示を切り替えることなく多くのウィンドウを配置できることだろう。RTA中は艦これのプレイ画面やテキストメモ、Twitterや配信コメントなど、多くの情報を目に入れる必要がある。ウィンドウの切り替えがないだけで、プレイの混乱を大きく減らせる。

最低でも3画面あると良い

きぃのん曰く、マルチディスプレイは3画面あると効率化が大きく進むとのこと。特に生放送をチェックする場合、画面だけでなくコメント欄に重要な情報が混ざってることがあるので配信チェックの作業領域はとても重要だ。

RTA中画面に表示するもの
艦これの画面本体
RTAや検証配信、及びそのコメント欄
Twitterの自作リスト(情報収集のために事前作成)
メモ帳(コメントのコピペ等に)
画面共有相手がいるならその画面も表示

液タブは便利ツールとしておすすめ

ディスプレイと手書きのメモ帳を兼ねられる液タブは、情報整理が重要なゲームプレイにおいて大きな役割を持てるデバイスだ。もし、イラストを描いている等で所持していればゲームプレイにも役立ててみよう。

机の上に置いてあるもの

デジタルな方法だけではなく、アナログな部分もRTAにおいては重要だ。机の上にもプレイ効率化に繋がるものを置こう。

机の上に置くもの
電卓(制空計算等をアナログでやるなら)
メモ帳とペン(アナログで使いやすいもの)
目薬やアイマスク、蒸しタオル
お守り

艦これは67%表示でプレイ

艦これをプレイする上で、艦これの表示領域は縮小機能を使って67%にしているとのこと。ChromeであればCtrlと-で縮小できるので、艦これの画面を小さくしてプレイしてみよう。

艦これのウィンドウを小さくするメリット
マウスの操作量が減る
クリックまでの時間が短縮され、効率化される

マウスの位置を調整しよう

RTAはプレイ時間が長くなるので、マウスを操作する腕のポジションも意識してみたい。個人差はあるが、マウスの位置が高いと長時間のプレイに支障が出やすいので低い位置でプレイするのがおすすめだ。

RTA入門 作業環境2
▲ きぃのんのプレイ環境2。マウスは机より低く、肘をおろした状態でプレイしている。高さを調節するためにダンボールを使用しているとのこと。

RTAは体が資本!体調管理について聞く

普段の運動が大切

RTAはとても長い時間のプレイになるので、体調管理が非常に重要となる。ハードなゲームプレイと健康管理は非常に密接な関係で、トレーニングなどをしてしっかりとした体作りをしておきたい。

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e-sportsのプロシーンにおいても、体調管理は大きな課題となっています。長時間プレイと体調管理が両立しづらく、肩や腰を悪くしてしまう選手もちらほらと見かけます。

簡単なトレーニングから始めよう

きぃのんの場合は、畑を持っているので農作業しながら体を作っている。デスクワーカーの場合は、PCのデスクまわりでできる簡単なトレーニングから始めるのが良さそうだ。「ジョギング」「プランク」「スクワット」であれば簡単なので始めやすい。

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トレーニング用のマットレスを1枚買っておけばすぐに始められます。スクワットであれば準備もいらないので、敷居がかなり低いですね。

RTA前は睡眠サイクルを管理しよう!

RTA1週間前になったら睡眠時間を必ず8時間ほど確保し、その上で生活リズムをRTAに合わせて調整しよう。RTAの開始は主に、夜20時以降になるので夜型の生活リズムに変更する必要がある。

メンテ延長したときは?

きぃのんはメンテが延長した場合、時間によっては素直に寝るという戦略も取っている。きぃのんにとってはRTAに遅刻しないことより、RTAを寝不足で迎えないことのほうがよっぽど重要だという判断をしているからだ。

食事も大事!プレイに繋がる食事を取ろう

体作りで外せないのは食事だ。ゲーマーは食事をよくサボるタイプの人も多いが、食事をしないとその分体の栄養は足りなくなる。RTAをするときは簡単に取れる食べ物を事前に買い込んで準備したい。

ゼリーよりは噛むものがおすすめ!

栄養補給はゼリー系のものを摂取するよりは、実際に口を動かして噛むものを取りたい。咀嚼をすることで目が覚ましたりできる。食事中もRTAのタイムは進むので、食事をRTAに活かせるように繋げるのが大切だ。

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ゼリー系のもので済ませてしまうのであれば、スルメなどの咀嚼できるものを常備しておくと良さそうです。

体のケア用品を使ってみよう

睡眠や食事、運動以外にも道具を使った体のケアも有効だ。特に目に負担がかかるので、自分に合ったアイマスクを手に入れたりするのは重要だ。

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私はよくレンチンで使い回せるアイマスクと目薬を使っていました。何度でも使えるので経済的にも良かったです。

メタを見据えた育成計画を立てよう!

今の重要メタはタッチ系

今の艦これはネルソンタッチや一斉射を中心とした、タッチ戦術が中心のメタとなっている。そのため、それに必要な装備や艦娘をしっかりと育成・強化する必要がある。

長門や陸奥はサブ艦を3セット以上用意して良い

RTAであれば長門陸奥はサブ艦だけでなく、3セットや4セット目の準備も視野に入れたい。ただ、改装設計図を使うので余裕がある場合に限る。場合によっては未所持の改二艦より一斉射のサブを優先しても良い。

航巡と雷巡の数を揃えよう

札の割り振りに多くの時間を割けないので、航巡や雷巡はサブ艦を用意したい。改装設計図が足りない場合は最上や三隈であれば少ないリソースでサブ艦を量産できる。北上や大井は魚雷牧場の副産物で残しておきたい。

鈴谷や熊野の軽空母は持たなくて良い

RTAという観点で見たとき、軽空母の鈴谷と熊野はスロット数の都合上どうしても使いづらい。航巡の枚数を増やすために、2隻目の鈴谷と熊野も航巡として運用したほうが戦略の幅は広がる。

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ライターY
通常海域の周回であればスロット数が優秀ですが、イベントではそのスロット数が仇となります。イベントで優先して使うことはあまり無いので、高速軽空母の数が足りなければ千歳や千代田の牧場を残しておくと良さそうですね。

海外艦は入手したら即育成!

海外艦はそこまで数が多くなく、性能差もまちまちだが手に入れた艦はすべて育成しておきたい。海外イベが来たときは海外艦の特効補正が高くなりやすく、普通の性能をした艦でも強力なフィニッシャーとなる。

まるゆは投入せずに温存しよう

RTAを見据えた計画を立てる場合、まるゆは使わずにイベントで使うまで温存しておく。そうすることで、イベントの特効艦にまるゆを使えるので、最速クリアを目指すときに重要なユニットとして運用可能だ。

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かつては妙高、北上、阿武隈に入れておけば間違いはなかったのですが、最近は色々と特効艦が変わってきます。運上げしても特効艦にならないと使いづらいので、それに合わせてまるゆをためておくほうが有効になりやすい感じですね。

資材はきちんと記録しよう!資材管理のやり方

RTAをプレイする上で資材の管理も重要だ。普段の艦隊強化と資材管理を両立するために、きぃのんがやっていることを共有する。

資材はグラフで記録を行う

GoogleスプレッドシートやExcel等の表計算ソフトを使用して、4つの資材+バケツの収支を毎日記録しよう。そうすることで資材の伸び方を確認し、資材の消費を抑える意識を高めておきたい。

資材を貯める比率について

資材の貯める比率については、燃料1:弾薬0.7〜0.8:鋼材0.7:ボーキ0.7を目安に貯める。燃料は修理、出撃、基地と幅広く使うので一番重要視しておきたい。また、高速修復材は腐らないので貯められるだけ貯めておこう。

一緒にプレイする仲間づくりも大切

情報共有で周りと差をつけよう

仲間づくりの一番のメリットは、情報を共有することで一人では集められない情報量を得られることだ。確認が取れていない情報に対してもルート条件やギミック等を一緒に確認してくれる人がいれば、踊らされることなくプレイの正確さを高められる。

仲間づくりのやり方は?

このようなプレイをする仲間づくりをする上で大切なのは、自分の実績を何かしら作ることだ。例えば、実際にRTAを参加し完走してみたという実績があれば同じようなプレイヤーで集まることもできる。配信でリスナーと協力するのも効果的だ。

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ライターY
他には属性でクラスタを作る選択肢もあります。例えば、きぃのんリスナーというつながりで人を探すのもありですね。

他に大切なこと

バグが発生したときの動き方

バグが発生したときはゲームの不満を漏らすよりは、そのバグのある状況を含めて楽しんでプレイしたほうが良い。不満を漏らしてもバグは直らないので、自分のメンタルを良い状態に保つためにもカオスな状況を楽しもう。

艦隊は「反航戦でも勝てる」ように組む

編成を作る上で大事なポイントは、基本的には反航戦でも勝てるように組むことだ。艦これの同航戦のみに焦点をあてるのはギミックが不明な状態など、限定的な場面に限ろう。

きぃのんのRTA馴れ初め話

最初は朝までE1に取り掛かった

きぃのんが初めてRTAっぽいことを始めたのは2015年夏イベントのAL/MI作戦。このとき、E1の攻略を朝まで取り掛かった後にRTA配信を眺めながら、残りの海域攻略に着手していた。

本格的な参加は2015冬

2015年の冬イベは女神を使うわけではないが、できる範囲での限界を見たいという形でチャレンジをしている。自分の実力をきちんと把握することで、今後の艦これRTAプレイの方針を立てるきっかけとなった。

2015夏はコミケに敗走

RTA勢として認知され始めた2015年夏イベは、E7のギミックが夜中0時にリセットされる仕様があった。(通称、零時迷子)この解明に時間がかかり、攻略を断念したきぃのんはコミケに向い敗走した。

2016年春が転換点

2016年春は非常に不具合の多いイベントだったが、このとき初めてきぃのんはトップ勢に並んだ。実のところは不具合でトップランナーが軒並み足止めを食らっていたので、後から追いついただけというオチである。


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