【FGO】ミスクレーンの元ネタと史実解説

ミスクレーンの元ネタ

ミスクレーンのプロフィール

出典の詳細

出典は日本民話など

ミスクレーンの出典は、日本民話の一つである「鶴の恩返し」。動物報恩譚と呼ばれる助けられた動物が人に報いる昔話の一類になる。一説では中国の唐代にある「鶴氅裒」という物語が原型ともされている。

「鶴の恩返し」のあらすじ

昔あるところに貧しい老夫婦が住んでいた。ある冬の日、お爺さんが薪を売りに出かけると、猟師の罠にかかった鶴を見つけた。可哀想に思ったお爺さんは鶴を逃して家に帰った。

何日も雪が降り積もる晩、美しい娘が老夫婦の家にやって来て一晩泊めて欲しいと言う。老夫婦は快諾し、雪が止むまで娘は夫婦の世話をした。その内に身寄りのない娘は老夫婦の養子として受け入れられ、娘は甲斐甲斐しく老夫婦に孝行した。

ある日、娘は「絶対に中を覗かない」という約束を老夫婦に言い渡し、部屋に篭って布を織った。娘が織った布は美しいと評判で、布を高値で売って老夫婦は裕福になった。

娘は何度も布を織ったが、ある日老夫婦は好奇心から娘の部屋を覗いてしまう。すると、部屋では鶴が自身の羽毛を抜いて布を織っていた。娘はお爺さんに助けられた鶴であると告白し、正体を見られたため別れを告げる。老夫婦に惜しまれながら、娘は鶴の姿で飛び去っていった。

宝具の元ネタ

天衣無縫・鶴恩惜別歌

宝具説明

精魂込めて織り上げ仕立てた、至上の衣装。あらゆる仕立て職人やファッションデザイナーが追い求める理想の服、その到達点をほんの一時だけ現世に顕現させた宝具である。

その完成度は人智の及ぶところではなく、日本各地の天女伝説における「天女の羽衣」のような美しさと着心地を誇る、文字通りの「天衣無縫」。

この衣装が持つ力は至ってシンプルだ。「着用者に希望を与える」ただ、それだけのこと。希望、希望、また希望。心に希望があれば、人は前へ進んで行ける。いかなる困難も恐怖も乗り越えられる……そう信じるに足る根拠を、肌を通じ、衣装が与えてくれるのだ。

宝具名の由来

「天衣無縫」とは物事や技巧などが自然で完成されていること、完全無欠であることを形容する四字熟語。「鶴恩惜別歌」は鶴の恩返しのことを指していると思われる。

Fateシリーズでの設定

史実との相違点

アイドルオタクな一面

服を作ることが得意なことが転じてか、好きなものがアイドルになっている。ヒロインXオルタに衣装を仕立てた際や、アストルフォやデオンなどに対してアイドルオタクな一面を見せる。

FGOでの小ネタ

魔神柱ナベリウスとの関係と正体

FGOワルツでは魔神柱と関わりの深いロマニに部屋を任されていた、デザインが魔神柱と似ているなどからミスクレーンと魔神柱との関係が疑われている。中でも魔神柱ナベリウスとの関係があるのではないかとされている。

ソロモン72柱の悪魔であるナベリウスは、カラスもしくは黒い鶴の姿をしているとされている。また、終局特異点でのナベリウスは「音を知るもの」「歌を編むもの」と音楽に関する発言をしている。

紅閻魔との関係

FGOのイベント「雀のお宿の活動日誌」では、紅閻魔が「お夕という職人の機織り名人がいた」と発言しており、お夕＝ミスクレーンの可能性がある。ミスクレーンが紅閻魔へのボイスで宿に訪れていたことも言及しているので、少なくとも面識はある模様。

関係の深いサーヴァント

キャラ名	ミスクレーンとの関係
アイドルオルタ	FGOWコラボにて、ミスクレーンを助ける。お礼としてアイドルのプロデュースを受ける。
ロマニ	FGOワルツにて、ミスクレーンにムーンライトの管理を任せる。
紅閻魔	紅閻魔が経営する閻魔亭に訪れたことがある。

参考文献
・wikipedia

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