【FGO】斎藤一の元ネタと史実解説

斎藤一の元ネタ

斎藤一のプロフィール

斎藤一の史実・伝承

斎藤一の出自

斎藤一は、播磨国明石藩の足軽である山口右助の三子として生まれ、兄と姉がいたとされている。出自には不明な点が多く、また何度も改名をしており、最初の名前は山口一であった。

一という名は誕生日が旧暦で天保15年1月1日だったのが由来という説がある。江戸で刃傷沙汰を起こしてから新選組全盛期にかけてまでは斎藤一を名乗り、その後は山口二郎、一瀬伝八、藤田五郎と名を変えている。

新選組での活躍

19歳の頃に刃傷沙汰を起こし、京都の剣術道場に身を隠す。その後、1863年に新選組の前身である壬生浪士組が結成された際に斎藤は入隊。20歳の時に新選組幹部の副長助勤に抜擢され、後に三番隊組長や撃剣師範も務めた。

1864年の池田屋事件では土方歳三の隊に属して活躍。新選組隊内における粛清役を務めたともされているが真偽は不明。沖田総司や永倉新八と並ぶ新選組最強の剣士とされ、永倉は「沖田は猛者の剣、斎藤は無敵の剣」と評したそう。

会津にて新選組を離隊

徳川慶喜が大政奉還を行った後、新選組は旧幕府軍に従って戊辰戦争に参加。斎藤は1868年に鳥羽・伏見の戦いで、新政府軍と最前線で闘うも敗北。江戸へ撤退した。

斉藤はその後も戦いに参加したが、会津藩の指揮下に入った折に会津へ残留する形で新選組を離隊。斎藤は会津藩士と共に新政府軍へ抵抗を続けたが、最終的に投降した。

結婚と警視庁就任

会津藩は降伏後改易され、新たに斗南藩と命名。斎藤は斗南藩士となった。この時期に斎藤は篠田やそという女性と結婚。しかしすぐ離婚した後、1874年に高木時尾という女性と再婚し、3人の子供を儲けた。

同年に東京へ移住し、斎藤は警視庁に採用される。西南戦争に参加し、内務省警視局で警部補に昇任した。その後は1892年に警視庁を退職し、推薦で東京高等師範学校附属東京教育博物館の看守に就任した。

斉藤一の最期

晩年の斉藤は東京高等師範学校の撃剣師範を務め、学生に剣術を教えていたとされている。剣技は衰えることはなく、誰ひとり斎藤の竹刀に触れることができなかったという。

1915年9月28日、斎藤一は胃潰瘍により東京府東京市本郷区真砂町で亡くなった。床の間で結跏趺坐をして往生したとされている。

宝具の元ネタ

無形

宝具説明

無敵の剣と評された斎藤一必殺の逆袈裟切り。型を持たない自由の剣。純粋な速度とは異なる特異な踏み込みで接近、相手の時間認識と距離感を狂わせ、間合いを誤認させて瞬時に斬り伏せる。

斬られた相手は絶対に届かないと思われた距離から斬り伏せられるため、気が付けば斬られているという錯覚に陥る。

およそ近接武器が相手であれば、槍であろうとなんであろうと、対象のリーチを無視し、あらゆる間合いから必ず先手で仕掛ける事が可能。

宝具名の由来

修めた剣術の流派が不明なことが由来と思われる。ただ、斎藤の剣術は一刀流、もしくは無外流だったとされる説もある。

Fateシリーズでの設定

史実との相違点

左利き説

斎藤一は創作の中で左利きという設定であることが多いが、史実では実際に左利きであったかは不明。FGOでは「利き手？いや、その時その時で抜きやすい方で抜いてるだけよ、僕は」と利き手をはっきりとしていない。

関係の深いサーヴァント

キャラ名	斎藤一との関係
沖田総司	新選組一番隊隊長。一説では試衛館時代からの知り合い。
土方歳三	新選組副長。一説では試衛館時代からの知り合い。
坂本龍馬	同時代を生きた偉人。龍馬が結成した海援隊と斎藤が戦ったこともある。

参考文献
・wikipedia

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