【FGO】高杉晋作の元ネタと史実解説

高杉晋作の元ネタと史実解説

高杉晋作のプロフィール

高杉晋作の史実・伝承

高杉晋作の出自

高杉晋作は長州藩士である高杉小忠太の長男として生まれる。3人の妹がおり、男子は高杉晋作のみだったため跡取りとして大切にされた。高杉は柳生新陰流剣術を学んでおり、免許皆伝もしている。

尊王攘夷運動への参加

高杉晋作は1862年から1年間中国へ留学しており、その間に長州藩は尊王攘夷派が台頭。帰国後に高杉も尊攘運動に加わり、各藩の志士たちと交流するようになる。

奇兵隊の創設

1863年、長州藩とイギリスら列強四国との戦いである下関戦争が起きる。戦争で長州藩が敗北後、敗高杉は下関の防衛を任せられ、正規の武士ではない武士や庶民からなる混成部隊「奇兵隊」を結成した。

しかし、正規部隊である撰鋒隊と非正規部隊の奇兵隊に軋轢が生まれ、両者が衝突する教法寺事件が発生。この事件の責任を問われ、高杉は奇兵隊結成から3ヶ月程で奇兵隊総督を罷免されてしまった。

高杉晋作の最期

高杉晋作は肺結核を患っており、攘夷運動の最中で病に倒れる。療養をしていたが27歳という若さで亡くなり、臨終の際には両親や妻子に見送られた。

宝具の元ネタ

超級維新・奇兵隊

宝具説明

高杉が作り上げた軍隊の逸話が昇華され宝具となったもの。戦況に合わせて味方にスキルや装備などを付与し、強化する対軍宝具。敵の弱点を見極め、必要な装備選定、スキル調整などの細かい運用を行う必要があるため、扱いの難しい宝具。基本的には強化型の支援宝具。

ちなみに強化される装備や兵器はその時代における最新のものが適用範囲となるため、石器時代なら石斧レベル、近代なら爆撃機など、効果が変動制で強いんだか弱いんだかわからないロマン系宝具でもある。

Fateシリーズでの設定

高杉晋作の名句

スキル名は吉田松陰の辞世の句が由来

高杉晋作の第3スキル「留置まし大和魂」は、吉田松陰の辞世の句が由来。全体は「身はたとひ 武蔵の野辺に朽ちぬとも 留置まし大和魂」となっている。「私の身が武蔵の地で朽ち果てても、大和魂だけは留めておきたい」という意味。

「面白き〜」は高杉の辞世の句

紹介PVなどで登場する「面白きこともなき世を面白く」という言葉は、高杉晋作の辞世の句が由来。下の句は「すみなすものは 心なりけり」と続く。

意味としては、「面白くない世の中を面白く思うかは心の在り方次第である」となる。ちなみに高杉が読んだのは上の句のみで、下の句は知り合いが付け加えたものだとされている。

クリア後ボイスも高杉の名句から

ホワイトデーイベントクリア後のボイス「今さらに なにをかいわむ 遅桜 故郷の風に 散るぞうれしき 先生を 慕うてようやく 野山獄」も実際に高杉が残したとされている。高杉が脱藩の罪で東国された際の言葉。

高杉晋作の家紋

高杉晋作の家紋

過去に「ぐだぐだ龍馬危機一髪」のタイトルロゴや、CMに映った男性の服の装飾が、高杉晋作の家紋に似ていることから登場が予想されていた。高杉晋作の家紋は、4つの割菱を丸で囲った形をしている。

武田信玄の家紋との共通点

四つ割菱の家紋は別名「武田菱」とも呼ばれ、武田信玄の家紋でもある。そのため、武田信玄が実装される予想の声もあった。

高杉氏は戦国時代より毛利氏に仕えた武士の家柄であり、武田氏とも関わりがあったとされている。詳細な関係は不明だが、武田氏と高杉氏の家紋は共通して四つ割菱になっている。

関係の深いサーヴァント

キャラ名	高杉晋作との関係
吉田松陰	生前では松下村塾の門下生として師事していた人物。「ホワイトデー2023」では敵対していた。
坂本龍馬	生前からの知人。お互いを認めており、龍馬は高杉を「麒麟児」と称していた。
武市瑞山	生前、尊王攘夷派として交流していた人物。「ぐだぐだ龍馬危機一髪」では共に聖杯戦争で召喚され、敵対していた。
出雲阿国	「ぐだぐだ龍馬危機一髪」内で共に聖杯戦争で召喚されたサーヴァント。一時的に協力関係になる。

参考文献
・wikipedia

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