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【FGO】チャールズ・バベッジの元ネタと史実解説

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FGO攻略班
最終更新日
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FGO(フェイトグランドオーダー)のサーヴァント「チャールズ・バベッジ」の元ネタである史実を解説。原典となる神話や歴史、史実と設定の相違点や登場済みのサーヴァントとの関係性を掲載しているので、FGO(FateGO)を考察する参考にどうぞ。

チャールズ・バベッジ

©TYPE-MOON / FGO PROJECT

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バベッジの元ネタ

バベッジのプロフィール

出典 史実
地域 欧州
時代 19世紀
誕生年月日 1791年12月26日
没年 1871年10月18日(享年79歳)

バベッジの史実・伝承

バベッジの出自

バベッジはロンドンの裕福な家庭で生まれる。幼い頃から家庭教師をつけられ熱心に勉強するも、10歳の時に発熱で死にかけ、田舎の学校に通いながら療養する。

しかしすぐに回復し、再び家庭教師を付けてもらうようになる。この頃から数学に興味を持ち、1810年にはケンブリッジ大学に入学する。だが、大学の数学教育のレベルの低さに失望し、1812年には解析協会を設立する。

計算機の設計

1812年、バベッジは手作業で計算を行うため間違いだらけになる対数表を見て、機械に計算させることを思いつく。そして、バベッジは生涯を機械式計算機の発明に費やすことになる。

バベッジは「コンピュータの父」と言われ、世界で初めてプログラム可能な計算機を考案する。しかし開発にかかる資金問題とバベッジの性格的な問題から完成はしなかった。

階差機関の開発

1822年、バベッジは階差機関と呼ばれる多項式関数の値を計算する機械の設計を開始。しかし1842年に予算の大幅オーバーを理由に政府からの資金提供が断たれてしまう。

しかしバベッジの自己資金も費やし、階差機関一号機が完成。その後、解析機関の設計に興味を移しつつも、1849年には改良した階差機関二号機を設計した。

階差機関の実用機はスウェーデンの実業家によって1853年に完成したが、想定よりも売れずに破産。更に改良した階差機関もその後に製作されたが、歯車式計算機の登場により需要がなくなっていった。

解析機関の開発

1837年頃、バベッジは階差機関の開発を行う最中に、解析機関という、蒸気機関で動く機械式汎用コンピュータの設計を思いつく。その後、階差機関の製作が破綻すると、亡くなるまで解析機関の設計に注力した。

解析機関はエイダ・ラブレスという良き理解者の協力もあり、プログラムを組むまで開発が進んだ。しかし1878年に政府から財政圧迫による製造拒否や、技師とのトラブルにより完全開発は実現しなかった。

バベッジは亡くなるまで設計の改良を続け、その一部を組み立てた。1910年にはバベッジの末の息子ヘンリー・バベッジが演算装置の一部とプリンター一式を製作している。

バベッジの最期と死後

バベッジは1871年10月18日に死去。死因は腎臓を患い、膀胱炎を併発したことによる病死だとされている。

バベッジはロンドンの墓地に埋葬されたが、脳の半分はイングランド王立外科医師会に保管され、もう半分はサイエンス・ミュージアムに展示されている。

バベッジの考案した階差機関は1991年に残された設計図をもとに復元しており、正しく動作している。9年後には、サイエンス・ミュージアムによってバベッジが階差機関用に設計したプリンターを完成させている。

また、2011年にはイギリスの研究者によって解析機関を製作するプロジェクト「Plan 28」が立ち上げられ、バベッジの没後150周年となる2021年までに完成させることを目標としている。

宝具の元ネタ

ディメンジョン・オブ・スチーム

宝具名 絢爛なりし灰燼世界
『ディメンジョン・オブ・スチーム』
ランク A+ 種別 対軍宝具
レンジ 0〜99 最大捕捉 300人

宝具説明

生前に設計した「階差機関」「解析機関」が真に完成すれば到来していたはずの、蒸気機関華やかなりし文明世界。すなわちバベッジの渇望と夢想とが昇華された固有結界であり、彼の心であり、身に纏う機関鎧そのものでもある。

基本的には常時発動型の宝具。その特殊性及び希少性から高ランクとして指定されているが、火力面のみで言えばB~Cランク相当。真名解放時には内部蒸気機関が全力稼働し、高威力の範囲攻撃を行う。

密閉した鎧の内側に固有結界を展開し続ける事で動力たる特殊蒸気機関を顕現させているため、彼は決して鎧を解放しない。一度でも開放すれば、固有結界は世界から排除され、後には物言わぬ鋼鉄の塊だけが残されるだろう。

宝具名の由来

「ディメンジョン(dimension)」は英語で次元や寸法などを意味する。

Fateシリーズでの設定

史実との相違点

機械の姿で登場

FGOでは人型ではなく、巨大なロボットのような姿で登場。蒸気機関製の全身機械鎧で、身長250cm・体重500kg超もある。

人が着れるデザインになっており、胸パーツの中に操縦する人間の上半身が収まっている。ただ、存在そのものが固有結界とほぼ同一になっており、取り外すことは不可能。

FGOでの小ネタ

ロコモーティブフォームに変形

2017年の水着イベントではレースに参加する乗り物として、高速機動形態「バベッジ・ロコモーティブフォーム」に変形した姿を披露。新宿のアーチャーによって、事前に魔改造を施されていた。

関係の深いサーヴァント

キャラ名 バベッジとの関係
フラン
フラン
生前に親交があった科学者の娘。よく気にかけており、水着イベントでは乗り物としてチームに参加する。
新宿のアーチャー
新宿のアーチャー
水着イベントにて、勝手に変形機構を追加。同じチームとして参加する。
ホームズ
ホームズ
第一部にて、人理焼却の真相解明を依頼する。

関連リンク

参考文献
・FGOマテリアルⅢ(TYPE-MOON BOOKS出版)
wikipedia

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