【FGO】清少納言の元ネタと史実解説

清少納言の元ネタ

清少納言のプロフィール

清少納言の史実・伝承

清少納言の出自と名前

清少納言は著名な歌人であった清原元輔の娘として生まれる。清少納言という名は、貴人に仕える際の通称であり本名ではない。

清は清原姓、少納言は職名を意味する。ただ、少納言は本人が務めていた職ではなく、由来は諸説ある。本名は不明だが、諾子(なぎこ)という説がある。

結婚と離婚

清少納言は981年頃に、陸奥守・橘則光と結婚し、翌年に一子である則長を生む。しかし夫とは反りが合わず離婚。

後に摂津守・藤原棟世と再婚しており、娘である小馬命婦が誕生する。娘は上東門院小馬命婦とも呼ばれる歌人になった。

藤原定子に仕える

993年の冬頃、清少納言は一条天皇の正妻(中宮)である藤原定子に仕える。才能のあった清少納言は定子だけでなく、他の公卿との贈答や応酬を交わし、宮廷社会に名を残した。

清少納言が執筆した随筆「枕草子」には、その中で定子の外面的・人格的両面の魅力を書き連ねている。

清少納言の最期

その後、1000年に藤原定子が出産時に亡くなると、清少納言は宮仕えを辞める。それ以降の清少納言の消息は不明で、没年や墓所も詳しくは分からない。

晩年は再婚相手の藤原棟世と摂津に移ったとも、藤原公任らと交流があったともされている。

紫式部との関係

同時代を生きた紫式部とは、後世にライバル関係であったと盛んに噂された。紫式部は一条天皇の中宮である藤原彰子に仕えており、同じく中宮の藤原定子に仕えていた清少納言と対立していたとされている。

実際に、紫式部が記した「紫式部日記」で清少納言の人格や業績を批判している。

しかし、紫式部が宮仕えをした頃には、既に清少納言が辞めてしばらく経っているため、そもそも面識がないはずだと考えられている。

宝具の元ネタ

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宝具説明

武芸や陰陽の術ではなく、ただ書き綴る事だけで辿り着いたひとつの境地。感情の泉の湧き出すに任せ、自著『枕草子』の内に構築した心象風景を現実世界へと具現化させたもの。すなわち――固有結界である。

清少納言によって塗り替えられた世界は、『いつか、どこかで見た懐かしい風景』となって、結界内に取り込まれた相手の心に侵食する。

哀愁、ノスタルジィ、いとあはれ――湧き上がってくる強い感情に心をかき乱され、ほんの一瞬でも戦いを忘れてしまったのなら。この場を支配した彼女から放たれる、強烈（で理不尽）な攻撃を避けられはしないだろう。

宝具名の由来

江戸時代に書かれた枕草子の注釈書「枕草子春曙抄」が由来。

Fateシリーズでの設定

史実との相違点

現代的な服装や言葉遣い

FGOの清少納言は歌人としての面影のない「パリピ系サーヴァント」として登場している。現代の若者文化と親和性が高すぎた結果なようで、女子高生の姿で召喚に応じている。

紫式部との関係

史実では清少納言と紫式部は面識がないとされているが、バレンタインイベントでは姿を見ただけで紫式部がすぐに清少納言の真名を言い当てている。

また、主人公から清少納言の大ファンと疑われるほど詳しく、枕草子のことなどを語っていた。ただ、ファンであることを本人は否定しており、清少納言の批判もしている。

関係の深いサーヴァント

キャラ名	清少納言との関係
紫式部	同じ時代を生きた女流作家。藤原道長の娘・藤原彰子に仕える。
源頼光	藤原道長の側近。異母兄弟の頼親が清少納言の兄を殺している。
刑部姫	同じ日本のサーヴァントで作家活動をしていることに興味を持つ。
ティーチ	イベントやマイルームで気軽に絡んでいる。
マンドリカルド	ユーザーから陰キャとして相性が悪そうとネタにされる。中立・人属性特攻対象でもある。

参考文献
・wikipedia

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