【FGO】ローランの元ネタと史実解説

ローランの元ネタ

ローランのプロフィール

ローランの史実解説と伝承

イタリアやフランスの叙事詩に登場

ローランは中世における叙事詩や武勲詩に登場する人物。イギリス語でオルランドなどとも呼ばれる。聖剣デュランダルを持ち、シャルルマーニュに仕える騎士・パラディンとして有名。

シャルルマーニュことカール大帝を基に作られた叙事詩などの総称を「シャルルマーニュ伝説」や「カロリング物語群」と呼ばれている。

「ローランの歌」での活躍

シャルルマーニュ伝説の中では「ローランの歌」が有名で、ローランが主人公となっている。主にスペイン遠征での戦いや、ローランの継父ガヌロンの裏切りによる最期が描かれている。

物語はローランを含む十二勇士の活躍により敵国を降伏させるが、ガヌロンはローランに疑心を持っており抹殺を決意。ガヌロンは敵国と手を組み、ローランや十二勇士を窮地に陥る。

ローランの奮戦とシャルルマーニュの援軍により勝利するものの、この戦いでローランは力尽き絶命した。なお、ローランは最期にデュランダルが敵に渡らぬよう岩に叩きつけ破壊しようとするが、剣は折れずに岩を真っ二つにしたという。

「恋するオルランド」でのローラン

15世紀におけるイタリアにて出版された叙事詩「恋するオルランド」では、ローランを主人公に恋と冒険の物語が描かれている。アンジェリカとの恋物語やタタール人との戦いなど複数のエピソードが語られるが、戦争の影響で作者は物語を完結させられなかった。

「狂えるオルランド」でのローラン

「恋するオルランド」の続編として、別の作者が「狂えるオルランド」を執筆している。こちらの作品でもローランを中心とした物語が描かれている。

ローランはアンジェリカという姫に恋をするのだが、失恋のショックで発狂してしまう。その際に、ローランは全裸で放浪するなど奇行を重ねるエピソードがある。

他にもアストルフォがローランの理性を取り戻すための物語や、ローランとマンドリカルドの戦いなども描かれている。

宝具の元ネタ

デュランダル

宝具説明

デュランダル。切れぬものなし、刃毀れなしと謳われ、エクスカリバーと並び称されることも多い不朽不滅の聖剣である。黄金の柄にはヘクトールの時代には存在しなかった稀少な聖遺物が多数入っており、その影響で概念武装としても極めて有効。

また、隠された効果として奇跡を起こすことができる。現象として可能であれば、大抵のことが実現する。ただし、その代償は極めて大きい。

宝具名の由来

ローランが持つ聖剣・デュランダルそのものが由来。イタリア語ではドゥリンダナとも呼ばれ、「強き刀剣」や「不滅の刃」などの意味を持つとされている。

Fateシリーズでの設定

FGOでの小ネタ

アストルフォの幕間に立ち絵が登場

ローランは実装前に、アストルフォの幕間の物語にて立ち絵だけ登場している。ただ、物語で登場したのはローラン本人ではなく、残留思念のようなものであった。

ちなみにアストルフォの幕間の物語が実装されたのは2017年7月。6.5章トラオム開幕が2022年6月なので、立ち絵判明からおよそ5年の時を経て実装された。

関係の深いサーヴァント

キャラ名	ローランとの関係
シャルルマーニュ	シャルルマーニュ十二勇士を率いる主君。 血の繋がりがあり、叔父でもある。
アストルフォ	シャルルマーニュ十二勇士の一人。 幕間の物語で絡みがある。
ブラダマンテ	シャルルマーニュ十二勇士の一人。
マンドリカルド	生前に敵対した相手。 デュランダルやブリリアドーロを奪われている。
ヘクトール	デュランダルの持ち主。

参考文献
・wikipedia
・世界史の窓

関連記事
ローラン	▶︎評価とスキル優先度▶︎運用方法とおすすめ編成▶︎霊基再臨・マテリアル▶︎セリフ・ボイス一覧▶︎元ネタ・史実解説