【FGO】タマモキャットの元ネタと史実解説

タマモキャットの元ネタ

タマモキャットのプロフィール

出典の詳細

玉藻の前の出自

玉藻の前は中国で生まれた妖怪が名前を変え、日本に渡ってきた存在とされている。

中国古代王朝、数千年の時を経た九尾の狐が、殷王長の妾であった寿羊の体を乗っ取り「妲己」と名乗って紂王を惑わせた。妲己に魅せられた王は、妲己の言う事なら何でも聞き入れる傀儡となり暴政を敷く。

しかし長くは続かず、民によって王と妲己は捕らえられる。紂王は処刑され、妲己は太公望に「照魔鏡」と呼ばれる真実を見せる鏡に照らされ、正体を暴かれる。

正体を暴かれた妲己は16歳ほどの少女に化け、「若藻」と名乗り、遣唐使船で日本に渡航したとされる。

初出は「Fate/EXTRA CCC」

タマモキャットの初出はFate/EXTRA CCC。玉藻の前が切り離した8つの尾が実体化した「タマモナイン」の1騎。

玉藻の前が千年鍛錬によって神格を上げた後、もとの一尾に戻る際に切り離した八つの尾。それがそれぞれに神格を得て分け御魂として英霊化した。

FGOではバーサーカーとして召喚されているが、Fate/EXTRA CCCの設定だとタマモナインはアルターエゴとされている。

FGOのメインストーリーでは1部2章に少し登場した程度だったが、実質本編であるCCCコラボイベント「深海電脳楽土 SE.RA.PH」で活躍した。

タマモキャットの人物像

玉藻の前が持つ(わりと)純真な部分の結晶。何をしでかすか分からない、何がしたいのかも分からない野生の猫っぽいもの。バーサーカーなので、基本意思疎通は難しい。

マスターに対しては野生の獣の矜持として、一度「主」として仕えた者には最後まで忠誠を尽くす。契約した後のタマモキャットは主人の役に立ちたいだけの、一途な守護獣になる。

こうなるとマスターを守ること、マスターの幸せが第一になるのでキャット自身の幸福は考えなくなる。

宝具の元ネタ

燦々日光午睡宮酒池肉林

宝具説明

水天日光天照八野鎮石(すいてんにっこうあまてらすやのしずいし)から派生したもの。

酒池肉林は「林に虎を放し飼いさせ、そこに人間を放って楽しむ」拷問遊戯だが、現代ではその意味合いは変化している。

宝具名の由来

日本神話において岩戸に隠れた天照大神を外に引き出すため、石凝姥命が作った「八咫鏡」が由来。玉藻鎮石は玉藻の前の死後変化したとされる「殺生石」が由来。

「酒池肉林」は豪奢な酒宴という意味の四文字熟語であり、拷問遊戯という意味はない。語源は、妲己が殷の紂王を唆して日夜酒色に耽ったとされる故事に由来する。

Fateシリーズでの設定

FGOでの小ネタ

タマモナインの詳細

タマモナインはFate/EXTRA CCCで初登場し、姿はEDでのみ登場した。また、「Fate/EXTRA material」にてラフ画も公開されている。

FGOのイベント「セイバーウォーズ」内で、初めて玉藻の前の口からタマモナインのメンバー名が公開された。しかしオリジナルの玉藻の前を含めて7名しか明らかになっておらず、残り2騎の詳細は不明。

関係の深いサーヴァント

キャラ名	タマモキャットとの関係
玉藻の前	自身のオリジナル。他の自分は嫌いなため、相性は最悪。
パッションリップ	CCCコラボで共演し、仲良くなった。
鈴鹿御前	CCCコラボで共演。玉藻の前(オリジナル)が嫌いな者同士で意気投合する。

参考文献
・FGOマテリアルⅡ(TYPE-MOON BOOKS出版)
・wikipedia

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