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【FGO】ナイチンゲールの元ネタと史実解説

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FGO攻略班
最終更新日
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FGO(フェイトグランドオーダー)のサーヴァント「ナイチンゲール」の元ネタである史実を解説。原典となる神話や歴史、史実と設定の相違点や登場済みのサーヴァントとの関係性を掲載しているので、FGO(FateGO)を考察する参考にどうぞ。

ナイチンゲール

©TYPE-MOON / FGO PROJECT

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ナイチンゲールの元ネタ

ナイチンゲールのプロフィール

出典 史実
地域 イギリス・ロンドン
時代 19世紀
誕生日 1820年5月12日
没年 1910年8月13日(享年90歳)

ナイチンゲールの史実・伝承

ナイチンゲールの出自

ナイチンゲールはトスカーナ大公国の首都、フィレンツェで産まれる。

両親はジェントリと呼ばれる上流階級であり、裕福な家庭であった。

本名である「フローレンス」は出生地のフィレンツェを英語読みしたものである。

病院への就職

上流階級の家に産まれた為、幼少期は語学や地理、天文学を始めとした英才教育を受けていた。しかし慈善活動を通して農民たちの貧しい生活に触れていくうちに、人々へ奉仕する職業に就きたいと考える。

ナイチンゲールは精神を病んだ姉の看護を口実に1851年からドイツの病院付学園施設であるカイゼルスベルト学園に滞在し、看護婦に関する教育を受ける。

その後、父の援助もありロンドンの病院へ就職し、当時専門知識の必要無いとされていた看護婦への、専門的教育の必要性を訴える。

クリミア戦争

1854年、クリミア戦争が勃発する。ナイチンゲールは前線での負傷兵の扱いをが悲惨であること知ると、シスター、看護婦合わせて38名を率いて後方基地のあるスクタリへ向かった。

兵舎病院は極めて不衛生な状態であり、まさしく「地獄」であった。また縦割り行政の影響で物資補給もままならず、ナイチンゲール率いる看護婦団の従軍を拒否されてしまう。

それでもナイチンゲールは病院の管轄が及んでいなかった便所掃除から病院内に割り込み、ヴィクトリア女王の支援もあって兵舎病院の総責任者に着任した。

クリミアの天使

総責任者に着任後、ナイチンゲールは病院内の衛生環境を保つことを徹底した。死亡者の大多数が病院内の不衛生から来る感染病だと推測したためだ。

加えてナイチンゲールは看護師として常軌を逸した活動を行っていた。昼には怪我人を付きっきりで看病、夜にはランタンを手に、何千人もの傷ついた兵士たちの見回りを行っていた。体力の限界を超えてもひたすら働き続けたのである。

衛生を徹底したスクタリ病院は、ナイチンゲールの活動もあり40%を超えていた死亡率を5%程度まで抑えた。その働きぶりから「クリミアの天使」と呼ばれるようになる。

しかし、ナイチンゲール自身はクリミアの天使と喜んでおらず、「天使とは、美しい花をまき散らす者でなく、苦悩する者のために戦う者である」との言葉を残している。

戦争終結後

1856年に戦争が集結し、ナイチンゲールは、患者が全員退院したのを見届けてから帰国する。帰国後は更に多くの人を救うため、軍事上層部の改革を始める。当時の非効率的な医療制度を改善すべく、過労とストレスによる体調不良を押して尽力する。

しかし無理が祟り、1857年に心臓発作で倒れてしまう。病床に伏した後は、後身の指導及び、本を書くようになる。クリミア戦争での経験から、負傷とは関係無い原因で亡くなる人が多い事、看護についての専門的な知識などを綴った本は総計150冊に及ぶと言われる。

そして次第に肉体は衰え、81歳で盲目となり1910年8月13日、享年90歳で亡くなった。

宝具の元ネタ

ナイチンゲール・プレッジ

宝具名 我はすべて毒あるもの、害あるものを絶つ
『ナイチンゲール・プレッジ』
ランク C 種別 対軍宝具
レンジ 0〜30 最大捕捉 100人

宝具説明

ナイチンゲール自身の「負傷者を助ける白衣の天使」という看護婦の概念と、戦場を駆け、死に立ち向かった精神が結び付いたもの。

真命解放すると、ナイチンゲールによく似た「白衣の女神」が出現し、剣を振り下ろす。

効果範囲内はあらゆる毒性及び攻撃性が無効化、つまり武装や宝具効果が失われる絶対安全圏であり、任意の対象の体力や魔力が大幅に回復する。

宝具名の由来

宝具名の由来は、1893年アメリカのミシガン州にある、ファランド看護学校校長のリストラ・グレッター婦人率いる看護委員会作成したナイチンゲール誓詞(Nightingale Pledge)に由来する。

ナイチンゲール誓詞

ナイチンゲール誓詞とは、ナイチンゲールの看護に対する精神を元に、医学に携わる人間として必要な心構えを示したものである。文中には、宝具名の元となった「われはすべて毒あるもの、害あるものを絶ち」との記載がある。

Fateシリーズでの設定

史実との相違点

狂化状態

FGOでのナイチンゲールはバーサーカークラスとして召喚されており、狂化EXの影響を受けている。元々精神性としてバーサーカー適正は持っていたが、それが実際にバーサーカーとして召喚された際に誇張され、精神に歪みが生じている。

関係の深いサーヴァント

キャラ名 ナイチンゲールとの関係
巌窟王
巌窟王
史実での関係はなし
監獄島での一件以降、メルセデスと呼ぶようになった

参考文献
・FGOマテリアルⅢ(TYPE-MOON BOOKS出版)
wikipedia

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