【FGO】安倍晴明の元ネタと史実解説

安倍晴明の元ネタ

安倍晴明のプロフィール

安倍晴明の史実・伝承

安倍晴明の出自

安倍晴明は生没年不詳。旧暦で延喜21年とされる921年に、現在の大阪府である摂津国で生まれたとされている。幼少時の詳細な記録は不明だが、陰陽師である賀茂忠行とその長男・賀茂保憲に陰陽道と天文道を教わる。

伝説上では葛の葉という狐が安倍晴明の母親ともされている。人形浄瑠璃「蘆屋道満大内鑑」などでは、父である安倍保名が人間に化けた葛の葉との間に晴明が生まれたとされている。

蘆屋道満との関係

江戸時代までの文献において、安倍晴明と蘆屋道満はライバルとしてよく描かれている。正義の晴明に対して、悪の道満として扱われることが多く、晴明と共に伝説が広まっていった。

文学作品の「宇治拾遺物語」や「十訓抄」では、蘆屋道満が式神を使って藤原道長に呪いをかけようとしたことを見破り、道満を捕縛。流罪の刑に処した。

安倍晴明の逸話と経歴

948年には大舎人という官職に就き、960年には天文得業生として村上天皇に実力を認められて占いをしている。10年後には天文博士に任ぜられている。

その後も花山天皇の命で那智山の天狗を封ずる儀式を行い、一条天皇の病を禊で奉仕して回復させるなどして活躍する。その実力で藤原道長などからも信頼を集め、左京権大夫などの官職を歴任して安倍氏は晴明一代の間に陰陽道の名家となった。

FGOでの実装予想

周年や正月などの節目で実装されそう

サーヴァントとして存在が言及されつつも、一切姿を表さない焦らしっぷりから、安倍晴明の実装は周年や正月などの節目となる可能性が高い。節目で実装されるサーヴァントは、サポートやアタッカーとして特化した性能をもち、優秀な場合が多い。

過去の実装予想

7周年描き下ろしイラストに安倍晴明？

7周年で追加される周年礼装の描き下ろしイラストに、安倍晴明らしき和服のシルエットが公開された。安倍晴明を予想する声が多いが、おそらく和服を着た別のサーヴァントかと思われる。

実際は「和装のマンドリカルド」。

FGOでの小ネタ

2部5.5章平安京で登場

2部5.5章平安京のストーリーにて、主人公の前に姿を見せなかったものの、遠隔的な通信手段で会話を交わしている。現代の知識やゼウスについて知っていたが、何故知っていたのかは不明。

各サーヴァントの晴明の印象

Fateシリーズの中で安倍晴明の名前は度々出ており、因縁のあるサーヴァントも多い。Fate/EXTRAでは玉藻の前が「性格最悪、外見最高」「魂は性根まで根の国色」「日本人の骨格してない」などと酷評している。

また、紫式部は安倍晴明の弟子だったともイベント内で言及している。バレンタイン2019イベントでは、「晴明の悪戯心が具現化したが如き術」とされる「泰山解説祭」で周囲の人間の心象が見える騒動になっていた。

関係の深いサーヴァント

キャラ名	安倍晴明との関係
蘆屋道満	陰陽師としてのライバル。
玉藻の前	晴明に正体を明かされ、退治されたことを恨んでいる。
紫式部	FGOでは晴明から陰陽道を教わった師弟関係。
源頼光	マテリアルではノーコメントと意味深な反応。
茨木童子	マテリアルでは3度殺しても飽き足らないと言うほど憎んでいる。

参考文献
・FGOマテリアル(TYPE-MOON BOOKS出版)
・wikipedia

未実装サーヴァント一覧