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【FGO】闇のコヤンスカヤの元ネタと史実解説

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FGO攻略班
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FGO(フェイトグランドオーダー)のサーヴァント「闇のコヤンスカヤ(タマモヴィッチ)」の元ネタである史実を解説。原典となる神話や歴史、史実と設定の相違点や登場済みのサーヴァントとの関係性を掲載しているので、FGO(FateGO)を考察する参考にどうぞ。

闇のコヤンスカヤ

©TYPE-MOON / FGO PROJECT

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闇のコヤンスカヤの元ネタ

闇のコヤンスカヤのプロフィール

闇のコヤンスカヤのプロフィール
出典 Fate/Grand Order
地域 ロシア
時代 不明

出典の詳細

闇のコヤンスカヤの出自

闇のコヤンスカヤは、ビーストⅣ:Lであったコヤンスカヤの片割れである。期間限定イベント「ツングースカ・サンクチュアリ」で、ビーストⅣが封神された際に本体が二つに分かれた。人理を嘲笑する側のコヤンスカヤで、兵器を操る光側と対照的に、獣たちを操り野性を司る。

ツングースカ大爆発の化身

コヤンスカヤは、ツングースカ大爆発によって発生した土地と動物たちの断末魔が収束して生まれた存在。特異点収束体とも呼ばれる。ツングースカ大爆発で引き起こされた事象が混ざり合った残留霊基で、ビーストⅣが空位にならなければ、本来は人知れず消え去るはずだった。

獣たちを使役する魔神

闇のコヤンスカヤも光と同じく自然界の報復機構が擬神化した存在で、闇の側は『人類に迫害されたもの』、まつろわぬ獣たちを使役する魔神である。「動物たちの訴え」が集合した裁定者、ともマテリアルに記されている。

また、人間も動物の一種だとして、マネジメントによる支配を行う。光と異なり人間が好きだが、人間への愛情は「虐待・捕食・飼育の対象」として向けられる。人類を愛玩動物のように飼い慣らす、愛玩の女神。

史実のツングースカ大爆発

ツングースカ大爆発は、1908年6月30日、ロシアのツングースカ川上空で、隕石によって発生した。ツングースカ事件とも呼ばれる。爆発した隕石は直径50m〜60m、質量は約10万トンあったとされ、爆発の威力は広島型原爆の185倍とも言われる。

隕石が大気中で爆発したために、空振で広大な範囲の樹木がなぎ倒され、爆心地から半径約50kmほどの地域で森林が炎上した。1,000km先の窓ガラスも割れたという。また、爆発後には巨大な夜光雲が形成され、ロンドンでは真夜中でも灯りなしに新聞を読めるほどだったとの話が伝わっている。

爆発跡の形は蝶のように見えるため、ツングースカ・バタフライとも呼ばれている。落下地点では樹木や昆虫の成長が停止する、逆に急成長する、新種が出現するなどの異常が確認されていた。

調査の歴史と原因が特定されるまで

ツングースカ大爆発当時のロシアは情勢が不安定で、現地の調査や原因の特定にも時間がかかった。隕石が原因とは早くから考えられていたが、クレーターが残らなかったため、彗星など隕石以外を原因とする説も存在した。

2013年に爆発当時の地層から、隕石を構成していたと見られる地球上にはほとんど存在しない鉱物が検出されたため、隕石が原因だと特定された。証拠の1つであるロンズデーライトは、コヤンスカヤのボイス内にも登場している。

ツングースカ大爆発とSF作品

ツングースカ大爆発はSF作品の題材としても人気があり、1940年代から現在までに、多種多様な作品が発表されている。なお、FGOの「ツングースカ・サンクチュアリ」の章タイトルは、全てジェイムズ・ティプトリー・JrのSF小説にちなんで付けられている。

闇のコヤンスカヤの宝具元ネタ

雷天日光・禍音星落火流錘

宝具名 雷天日光・禍音星落火流錘
(ツングースカ・ナインドライブ)
ランク C 種別 対界宝具
レンジ 1〜9999 最大捕捉 一都市

宝具説明

らいてんにっこう・まがねぼしらっかりゅうすい。ツングースカ・ナインドライブ。これまで支配下におさめた異形たちを取り込み、自らを大化生に変貌させて跳躍、宙から落ちる隕石となって敵陣を粉砕する質量攻撃。

ロシアに落下したとされる隕石、ツングースカ大爆発を模したもの。ちなみに落下した隕石の質量は10万トンに達すると言われている。

宝具名の由来

落火流錘は「落花流水」に字をあてたと考えられる。落花流水は落ちた花が水と流れていく景色を表し、転じて物事が衰えていく様子や時間が過ぎていく様子の例え、別離の例えに使われる。なお、中国語では容赦なく打ちのめされたり、散々な目に遭う意味を持つ。

宝具の形容や、コヤンスカヤの性質からは中国語側の「落花流水」の意味を連想しやすい。また、流錘の字はおそらく中国発祥の暗器「流星錘」から取られており、「落ちてくる火」と合わせて隕石を表現していると思われる。

Fateシリーズでの設定

ビーストⅣ:Lost「愛玩の獣」

愛玩の獣

コヤンスカヤはビーストⅣ候補だったが、期間限定イベント「ツングースカ・サンクチュアリ」ではビーストⅣの座に付き、羽化寸前の状態でカルデアと戦った。完全に倒すには至らなかったが、最終的に商談と合意を経て、コヤンスカヤは自身の固有結界ごと宇宙へ旅立つための眠りについた。

人類悪としては成立していたが最後まで幼体のまま、人類を直接攻撃する災害にはならなかったため、獣としての銘はない。よってマテリアルにおける名はビーストⅣ:Lost。7つの人類悪にはならなかった、「愛玩」の理を持つ獣である。

金色白面を進化のモデルケースにしている

異形の獣たちを従えるコヤンスカヤは、金色白面を自己進化のモデルケースとしている。モデルと同じく、九尾でビーストとして完全な進化を果たす計画だった。ちなみに、第九の尾にはカルデアのマスターを生きたまま縫い付ける予定だった。本人曰く「最高のデザート」。

尾に取り込んだ生命を自身の毛から生成し、自在に使い魔として操れる権能も、九尾の伝説になぞらえたもの。人類を否定するコヤンスカヤのこだわりから、ロストベルトに生きる、人類史にいない異形の怪物たちをコレクションしていた。

狐ではなく兎が魂のコアになっている

コヤンスカヤの耳は狐耳ではなく兎耳であり、兎が魂のコアにある。捕食される運命にある兎が核になっているため、人間をはじめとする捕食する側の生き物には辛辣な態度を取る。逆に、捕食される側の生き物には少し優しい。

関連の深いサーヴァント

キャラ名 コヤンスカヤとの関係
コヤンスカヤ
光のコヤンスカヤ
コヤンスカヤ本体が封神された際に分かれた半身。切り離した部分として、闇のコヤンスカヤは鉄の兵器を軒並み嫌悪している。性質が真逆でシンメトリーな在り方を持つが、玉藻の前から引き継いだ「奉仕体質」だけは同じ。
太公望
太公望
戦わない第三の道を提示し、コヤンスカヤ本体を封神して送り出した相手。最高の獣狩りとして現れた好敵手。しかし太公望は最初コヤンスカヤを妲己と勘違いしていたため、マイルームではプライドを傷つけられて怒りを露わにしている。
ニキチッチ
ニキチッチ
コヤンスカヤの間接的な名付け親。イベント「ツングースカ・サンクチュアリ」内で爆発後、幼少期のコヤンスカヤを見守っていた事実が明かされている。マイルームボイスでもニキチッチへの評価が高く、遠回しにニキチッチへの裏切りは許さないと告げている。
玉藻の前
玉藻の前
自身のベースとなった存在。マイルームでは8割別人、別玉藻だと述べており、自身は時代に合わせて機能をバージョンアップしたと豪語する。バージョンが1.0と2.5ほど違うらしい。

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