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【FGO】オリオン・アルテミスの元ネタと史実解説

編集者
FGO攻略班
最終更新日
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FGO(フェイトグランドオーダー)のサーヴァント「オリオン」と「アルテミス」の元ネタである史実を解説。原典となる神話や歴史、史実と設定の相違点や登場済みのサーヴァントとの関係性を掲載しているので、FGO(FateGO)を考察する参考にどうぞ。

オリオン

©TYPE-MOON / FGO PROJECT

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オリオン
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オリオンの元ネタ

オリオンのプロフィール

出典 ギリシャ神話
地域 ギリシャ
時代 紀元前15世紀頃
誕生日 不明

出典の詳細

出典は「ギリシャ神話」

オリオンは「ギリシャ神話」に登場するボイオーティアの巨人で美しい容姿を持つ狩人。

オリオンの史実・伝承

オリオンの出自

オリオンは海の神ポセイドンとミノス王の娘エウリュアレ(Fate作品に登場するエウリュアレとは別人)の間に生まれる。背が高く、丈夫で美貌を持つ美青年であったとされる。

最初の妻・シーデー

成人したオリオンは、シーデという娘を妻に迎える。シーデは美しい容姿をしていたが、傲慢な性格をしており、全知全能の神ゼウスの妻・ヘラより美しいと自負する。そのためシーデはヘラの怒りを買い、冥府に落とされてしまう。

メロペーへの求愛・獅子退治

妻シーデを失い1人放浪していたオリオンは、キオス島の王女メロペに一目惚れする。メロペの愛を得ようとオリオンはオイノピオーン王に申し立てると、結婚の条件として「島を荒らし回る獅子を退治する事」を提示される。

オリオンは条件を飲むと、難なく獅子を討伐し、証拠として皮を王に送る。簡単に条件を達成され、不服であった王は、結婚の約束を履行せずはぐらかした。

約束に応じない王に対し苛立ちを覚えたオリオンは、メロペを酒の勢いで犯し王の怒りを買う。王は酒の神ディオニューソスに頼み、泥酔しているオリオンの両目を抉ると、海岸へ投げ捨てた。

目を治療する旅

盲目となったオリオンは、神託に基づき目を治すためにレームノス島へと向かう。盲目で目標がわからない彼は、鍛冶師キュクロープスの槌を打つ音だけを頼りにレームノス島へとたどり着く。

音だけを頼りにキュクロープスの鍛冶場に入ったオリオンは、鍛冶場にいた見習い弟子ケダリオンを肩に乗せ「朝日を受ければ目が治る」と言われるオケアノスの果てまで案内させた。

オケアノスの夜明けを司る曙の女神・エオスは、オリオンに一目惚れすると、兄である太陽神・ヘリオスに懇願してオリオンの目を治してもらう。

エオスとの交際

エオスは一目惚れしたオリオンをデロス島へ攫うと、半ば強引に交際を始める。エオスは最愛のオリオンに早く会うため、夜明けを告げる仕事を早々に切り上げるようになる。

アルテミスとの交際

夜明けの時間が早くなり、エオスの宮殿に様子を見に来たアルテミスは、オリオンと出会う。2人はクレータ島へ渡り穏やかに暮らし始める。

一方でエオスはオリオンが居なくなったことで憤怒するかと思いきや、また新たな男に魅了され、オリオンのことなど忘れてしまうのであった。

狩猟の女神アルテミスとギリシャの狩人オリオンの相性は素晴らしく、神々の間でも評判になるほどであった。

しかしアルテミスの兄アポロンは、純潔の女神アルテミスとオリオンが結婚することを許せず、アルテミスに恋を諦めるよう何度も話すが、聞き入られることはなかった。

オリオンの最期

アポロンはオリオンに毒サソリを放ち、海へと逃げさせた。海中を動くオリオンを確認したアポロンは、アルテミスに対してオリオンを指し「弓矢の達人であれば、遠く離れた的でも当てられるだろう」と挑発する。

あまりにも遠く、目標がオリオンであると気づかなかったアルテミスは挑発に乗って矢を放つと、オリオンの頭部へと命中し、オリオンは殺されてしまう。

アルテミスの元ネタ

アルテミスのプロフィール

出典 ギリシャ神話
地域 ギリシャ
時代 紀元前15世紀頃
誕生日 不明

出典の詳細

出典は「ギリシャ神話」

アルテミスはギリシャ神話に登場する狩猟・純潔を司る女神である。

アルテミスの史実・伝承

アルテミスの出自

アルテミスは、全知全能の神ゼウスと女神レトとの間に生まれた娘とされており、アポロンと双生児であったとされている。

アルテミスの従者「カリスト」

アルテミスの従者カリストは、美しい容姿を持ちながらも処女を誓い、アルテミスと共に狩りに明け暮れた生活をしていた。

ある日、カリストに惚れたゼウスは、自らの姿をアルテミスに変えることで男性への警戒心が高いカリストに近づき、2人は交わり、アルカスを産む。

カリストに憤怒したアルテミスはカリストを雌熊へと変えてしまう。その後アルカスは、雌熊をカリストと気づかないまま殴り殺してしまう。

オリオンとの交際

ある日、夜明けの時間が早くなったことを不審に思ったアルテミスは、曙の女神エオスの宮殿へ足を運び、宮殿で暮らしていたオリオンと出会う。

狩猟の女神アルテミスとギリシャの狩人オリオンの相性は素晴らしく、神々の間でも評判になるほどであった。

しかしアルテミスの兄アポロンは、純潔の女神アルテミスとオリオンが結婚することを許せず、アルテミスに恋を諦めるよう何度も話すが、一切聞き入れられなかった。

アポロンの計略

アポロンは、何としてもアルテミスとオリオンの結婚を止めるべく、アルテミスを騙す策を立てた。

アポロンはオリオンに毒サソリを放って海へと潜らせ、海中を歩くオリオンを確認する。

アポロンは、アルテミスに対してわざと弓の腕を馬鹿にすると海から頭だけ出たオリオンを指し「弓矢の達人であれば、遠く離れた的でも当てられるだろう」と挑発する。

オリオンの死

目標が遠く、的がオリオンであると気づかなかったアルテミスは、挑発に乗って矢を放ちオリオンの頭部へと命中させる。

翌日、アルテミスは遺体が浜辺に打ち上げられているのを見てオリオンの死を知る。アルテミスは神ほどの腕を持つ医師アスクレピオスにオリオンの復活を依頼するが、冥府の王ハデスに拒否されてしまう。

続いてアルテミスはゼウスに訴えるものの、復活は認められず悲しみに暮れてしまう。そんな彼女を見かねたゼウスは、オリオンを天に上げ、星座とすることでアルテミスを慰めたとされる。

宝具の元ネタ

トライスター・アモーレ・ミオ

宝具名 月女神の愛矢恋矢
『トライスター・アモーレ・ミオ』
ランク A++ 種別 対人宝具
レンジ 1~50 最大補足 1人

宝具説明

アルテミスがオリオンへの愛の力で放つ一矢。溢れんばかりの愛を伴って放たれた矢は対象に絶大なダメージと混乱を与える。

宝具名の由来

「Tristar(トライスター)」は英語で「三つ星」という意味であり、オリオン座のδ星、ε星、ζ星からなる三連星を指しており、「Amore mio(アモーレ・ミオ)」はイタリア語で「大切な人」という意味。

合わせると「大切な人・オリオン」と解釈出来るため、アルテミスが愛する「オリオン」が宝具名の由来である。

Fateシリーズでの設定

史実との相違点

オリオンの姿

史実におけるオリオンは、強靭な肉体を持つ美男子の狩人である。しかしFGOでのオリオンは、「オリオンと名乗る女神アルテミス」に付随する熊のぬいぐるみとなっている。

これは、神霊であるために召喚不可能であったアルテミスが英霊・オリオンの殻を借り、半ば割り込む形で召喚されたため、オリオン本人はぬいぐるみのような状態で召喚されたという設定がある。

ちなみにオリオンが熊のぬいぐるみとして召喚された元ネタは、アルテミスが従者カリストを熊へと変えてしまった逸話に由来するとされている。

Fateシリーズでの小ネタ

神性

アルテミス、オリオン共に本来であれば[神性]スキルを所持しているはずである。

しかしアルテミスは、「英霊オリオン」として現界しているため本来の神性が失われおり、オリオンはぬいぐるみのため「肉体依存のスキル」である神性は所持出来ないとされている。

関係の深いサーヴァント

オリオン

キャラ名 オリオンとの関係
オリオン
アルテミス
オリオンに恋い焦がれる月の女神
オリオンの召喚に割り込む形で付いてきた
超人オリオン
超人オリオン
狩人としての本来の姿。
ロビンフッド
ロビンフッド
ロビンフッドの逸話にオリオンの逸話が組み込まれている

アルテミス

キャラ名 アルテミスとの関係
オリオン
オリオン
アルテミスが恋い焦がれる相手
ダメ人間扱いされがちなオリオンの風評を防ぐため召喚に割り込む
アタランテ
アタランテ
アタランテの育ての親である雌熊を遣わせる
ケイローン
ケイローン
狩猟の技法を授けた相手
血縁上は叔父にあたる
メルトリリス
メルトリリス
組み合わされた複数の女神要素にアルテミスが組み込まれている

参考文献
・FGOマテリアルⅡ(TYPE-MOON BOOKS出版)
wikipedia

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