【FGO】ジャンヌ・ダルクの元ネタと史実解説

ジャンヌ・ダルクの元ネタ

ジャンヌ・ダルクのプロフィール

ジャンヌ・ダルクの史実・伝承

ジャンヌ・ダルクの出自

ジャンヌは1412年1月6日、フランスのドンレミ村で産まれる。父・ジャック・ダルクと、母・イザベルは小作農家であり、豊かとは言えない家庭であった。

天の声

1425年頃、ジャンヌは13歳にして「天の声」を聞く。その内容は「シャルル王太子に謁見し、イングランド軍を撃退する許可を得よ。」「オルレアンを開放し、フランスを救いなさい。」「シャルル王太子を正式なフランス王にせよ。」という3つであった。

ジャンヌは「天の声」に従い、シャルル王太子の元を尋ねる。しかし、ジャンヌの事を信用していなかったシャルル王太子は、偽物を用意し、自分は従者に紛れたのであった。

その悪戯に対してジャンヌは、謁見したシャルル王太子が偽物であることを見抜いた上に、潜んでいた本物の王太子を見つけ出し、見事シャルル王太子の信用を勝ち取る。

オルレアンの奇跡

1429年、信用を得たジャンヌは、17歳にしてジャン・ド・ジュノワ、アランソン公、ラ・イル、そしてジル・ド・レェらフランス軍と共に、オルレアンへ進軍した。

人を殺すことを嫌ったジャンヌは、戦闘は行なわず、軍旗を手に、先陣を切って部隊を牽引して味方を鼓舞した。

当時のオルレアンは、イギリス軍包囲網真っ只中であり、半年以上劣勢を強いられていた。しかし、ジャンヌの姿に士気を高めたフランス軍は、到着後9日で戦況を覆した。見事イギリス軍に大勝、オルレアンの解放に成功したのである。

パテーの戦い・シャルル7世の誕生

ジャンヌは、戴冠式を行い、シャルル王太子を正式な国王とするため、フランス王家伝統の場ランスに向かうこと進言する。しかし、ランスにたどり着くためにはイギリス軍の突破が必須であり、困難を極めた。

それでもジャンヌは「天の声」を守り、フランス軍を率いてパテーへ進軍する。道中立ち寄った都市を味方に付け、見事にイギリス軍を撃破する。ランスへの道が開き、シャルル王太子は正式にシャルル7世として即位する。

異端裁判・ジャンヌの最期

神の啓示を達成したジャンヌは、その後もイギリス軍への侵攻を開始する。しかし、イギリスとの和平を望むシャルル7世と意見が対立し、やがて王の元から遠ざけられる。

王から遠ざけられ、孤立無援となったジャンヌはそれでも戦いを続ける。しかし長くは続かず、コンピエーニュの戦いでブルゴーニュ軍に捕まり、身代金と引き換えにイギリス軍に囚われてしまう。

ジャンヌはフランス救国の英雄だが、イギリスから見ればフランスとの和平を邪魔する者であった。ジャンヌは「悪魔と交信した魔女」として異端裁判にかけられ、火刑と判決される。そして1431年5月30日、ジャンヌは火刑台にて19年の生涯を終える。

宝具の元ネタ

リュミノジテ・エテルネッル

宝具説明

天使の祝福で味方の周囲に、対魔力EXランクの結界を張る。結界は規格外の対魔力を持ち、物理、霊問わず全ての攻撃から守ることが可能。

宝具使用中は一切攻撃出来ず、攻撃を防いだ代償は旗に損傷として蓄積される。

宝具名の由来

ジャンヌ・ダルクが生前、味方を鼓舞するために先陣を切って掲げた旗が由来。

Fateシリーズでの設定

史実との相違点

オルタの存在

Fate世界では彼女の「本来起こりえない別側面」が具現化したジャンヌ・ダルク(オルタ)が存在する。

単純な別側面と言う訳ではなく、ジャンヌの死を嘆いたジル・ド・レェが「彼女ほど悲惨な目に遭ったのならば復讐を考えていない筈が無い」という想像と聖杯により生まれた存在である。

所謂ジャンヌ・ダルクの「贋作」であり、自分を裏切ったフランスへの憎悪からクラスはアヴェンジャーに変化している。

関係の深いサーヴァント

キャラ名	ジャンヌ・ダルクとの関係
剣ジル	共に戦場で戦った戦友
術ジル	ジャンヌの死を嘆き錯乱した姿。 1章でジャンヌオルタを生み出す。
ジャンヌオルタ	ジャンヌの「本来起こりえない別側面」
サンタリリィ	ジャンヌの「本来起こりえない別側面」の「有り得えない過去の姿」

参考文献
・FGOマテリアルⅡ(TYPE-MOON BOOKS出版)
・wikipedia

関連記事
ジャンヌ・ダルク	▶︎評価とスキル優先度▶︎運用方法とおすすめ編成▶︎霊基再臨・マテリアル▶︎セリフ・ボイス一覧▶︎元ネタ・史実解説