【FGO】アサシン・パライソの元ネタと史実解説

アサシン・パライソの元ネタ

アサシン・パライソのプロフィール

アサシン・パライソの史実・伝承

真名は望月千代女

アサシン・パライソの真名は望月千代女(もちづきちよめ・「ちよじょ」と読む事も)。戦国時代末期に存在したとされる、甲賀の上忍家出身の女性である。

千代女は「千代という名の女性」という意味で用いられており、正式な名前は「千代」のみである。

望月千代女の出自

望月千代女は、甲賀望月家の出身であり、信濃国望月城の城主・望月盛時に嫁いだとされている。

歩き巫女の養成

川中島の戦いにより夫が死亡した後、千代女は武田信玄の命により歩き巫女(情報収集のために色香を駆使する女スパイ)の頭領に就くと同時に養成を始めた。

千代女は信州小県郡祢津村(現在の長野県東御市)に修練道場を建てると、戦国時代に発生した大量の孤児・捨て子から優れた少女を集め、自らの技術を授けて数百人もの歩き巫女を養成したとされている。

数少ない名前が知られているくノ一

歩き巫女の養成を行った敬意から、史上に残る事が少ない忍者の中でも珍しく名前まで知られている存在であり、くノ一の中では唯一であるとされている。

宝具の元ネタ

口寄せ・伊吹大明神縁起

宝具の説明

甲賀望月の祖「甲賀三郎」の呪を通して恐るべき大明神の神通力を借り受け、口寄せによって伊吹山の邪神・ヤマタノオロチを使役して相手を呪殺する。

宝具名の由来

宝具名の由来は望月千代女が『諏訪縁起事（神道集）』において衣を通じて甲賀三郎を祟った伊吹山の邪神・ヤマタノオロチの別称「伊吹大明神」である。

Fateシリーズでの設定

出典との相違点

異形の力を受け継ぐ存在

Fate／Grand Orderにおける望月千代女は、甲賀の祖・甲賀三郎が神によって与えられた「呪」を受け継ぐ、異形の力を有した存在という設定とされている。

千代女は、先祖代々受け継がれてきたスキル「おろちの呪」を当代の巫女として大蛇の力を奮っている。

そのため、本来は関わりが無い「八岐之大蛇の子」である酒呑童子と関わりが存在している。

FGOでの小ネタ

「パライソ」の意味

望月千代女が真名を隠す際に用いた「アサシン・パライソ」の「パライソ」はポルトガル語であり、英語の「パラダイス」に相当する。中世の日本ではキリスト教徒が天国を指す際に用いたとされている。

関係の深いサーヴァント

キャラ名	望月千代女との関係
織田信長	千代が仕えていた武田家を滅ぼした怨敵 Fate作品での関わりは無し
淑やかな姫君	清姫そっくりの外見をした箱入り娘 1.5部3章で暗殺を企て、予告状を送る
酒呑童子	1.5部3章で同じ陣営だった存在 彼女に体内のオロチを強制的に活性化させられた経験からトラウマを抱える
加藤段蔵	1.5部3章で同じ陣営だった存在 千代女曰く「話をしなければならないが、今ではない」と彼女に距離を置く
柳生但馬守宗矩	1.5部3章で同じ陣営だった存在 忍者と大名という関係性のせいか彼に対して遜った態度で接している
ゴルゴーン	「同じ大蛇の呪いを受けた者」と誤解して積極的に会話しに行ったサーヴァント

関連リンク

参考文献
・FGOマテリアルⅥ(TYPE-MOON BOOKS出版)
・wikipedia

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