【FGO】アーチャー・インフェルノの元ネタと史実解説

アーチャー・インフェルノの元ネタ

アーチャー・インフェルノのプロフィール

アーチャー・インフェルノの史実・伝承

真名は巴御前

アーチャー・インフェルノの真名は巴御前。平安時代末期に活躍した信濃国の女武将であり、数々の戦いで一騎当千の逸話を残したとされている。

巴御前の出自

巴御前は、木曽義仲の本拠地信濃にて父・中原兼遠と母・千鶴御前の間に生まれたとされている。

幼少期の巴御前

巴御前は幼少期から後の主君となる木曽義仲と共に育ち、力技や組手の稽古相手となっていたとされている。木曽義仲にその大力を見出された事により義仲勢の戦に召し使われるようになったとされている。

一騎当千の兵者

巴御前はその人間離れした力によって「一騎当千の兵者(つわもの)」と呼ばれていた。横田河原、倶利伽羅峠の戦いでは大将として参戦し、女でありながらにして男勝りの力で長刀を振り回し、高名を上げたとされている。

木曽義仲との別れ

宇治川の戦いにおいて、木曽義仲が源義経に敗れ、滅び落ちる際、義仲から巴御前だけでも逃げ延びるように諭される。

木曽義仲に忠義を尽くし、都から追われてなお、義仲の傍に寄り添っていた巴御前はこれを聞き入れなかった。

しかし、再三の要請に折れた巴御前は「最後の奉公」として、その場にいた敵将の首を切ると、自らの鎧を脱ぎ捨て、東方に向けて1人逃げ延びたとされている。

巴御前の晩年

逃げ延びた巴御前はその後、越中国礪波郡福光(現在の富山県)の石黒氏の元に身を寄せ、出家すると、木曽義仲の菩提を弔う日々を送り、91歳で生涯を終えたとされている。

宝具の元ネタ

オン・アロリキヤ・ソワカ

宝具の説明

義仲と共に最期を迎えられなかった嘆きと悲しみが、鬼としての怪力や炎の能力と相まって宝具へと昇華したもの。

愛しの木曽義仲を供養した義仲寺の本尊を唱えて「義仲様への愛」を確かめた後、投げ飛ばした敵に対して自らの想いを象徴する太陽に似せた灼熱の矢を打ち込む。

宝具名の由来

宝具名の由来は巴御前が愛した木曽義仲を供養した義仲寺の本尊「聖観世音菩薩」。

Fateシリーズでの設定

出典との相違点

鬼種との混血

Fate／Grand Orderにおける巴御前は、鬼種との混血という設定とされている。

これは、『平家物語』にて綴られた「義仲の元を離れる際に敵将の首を素手でねじ切った」という人間離れした逸話から着想を得たとされている。

FGOでの小ネタ

1部7章で名前のみ登場

正式な登場は1.5部「亜種特異点Ⅲ　英霊剣豪七番勝負」であるが、1部7章「絶対魔獣戦線　バビロニア」にて名前のみ登場していた。

1部7章では、ギルガメッシュに召喚された7基のサーヴァントの1人であったが、主人公達が訪れる前に魔獣ギルダブリルと相討ちとなり、消滅していた。

ゲーマー・インフェルノ

巴御前は、カルデアに召喚された後、ゲームに惹かれ廃人レベルでのめり込んでしまった。

イベント「節分酒宴絵巻 鬼楽百重塔」ではそのゲーム好きが如実に出ており、本人曰くFPSやアクション系が得意であり、パズル系は苦手らしい。

関係の深いサーヴァント

キャラ名	巴御前との関係
ギルガメッシュ	1部7章で彼女を召喚したウルクの王 魔獣の将と相討ちとなった姿を「善い戦士だった」と褒め讃えている
牛若丸	愛しの主君木曽義仲を討った張本人 1部7章で共に喚ばれたが、当人と気づかず特にトラブルは発生しなかった
武蔵坊弁慶	1部7章にて共に喚ばれたサーヴァントの1人 牛若丸との因縁を知っていたため、巴御前と牛若丸の接触を防いでいた
酒呑童子	巴御前のことを「同種の鬼」として見ている イベントで壮大な塔を立てて鬼の楽しさを伝えようと画策した
茨木童子	1部7章にて共に喚ばれたサーヴァントの1人 同じ「炎を操る鬼」としてライバル視されている
刑部姫	巴御前にゲームを教えた人物 FPSではライバル関係にある
ティーチ	ゲーマー仲間 RPGのプレイ中にネタバレされたため樽詰にして爆破した
メイヴ	友人関係を築いているサーヴァント 巴御前の未亡人気質を感じ取り何かと気にかけている
紅閻魔	料理の鬼コーチ 残念な料理の腕前に「叩き甲斐がある」と問題児扱いをされていた

参考文献
・FGOマテリアルⅥ(TYPE-MOON BOOKS出版)
・wikipedia

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