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【FGO】神槍李書文の元ネタと史実解説

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FGO攻略班
最終更新日
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FGO(フェイトグランドオーダー)のサーヴァント「神槍李書文(ランサー)」の元ネタである史実を解説。原典となる神話や歴史、史実と設定の相違点や登場済みのサーヴァントとの関係性を掲載しているので、FGO(FateGO)を考察する参考にどうぞ。

神槍李書文

©TYPE-MOON / FGO PROJECT

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李書文の元ネタ

李書文のプロフィール

出典 史実
地域 中国
時代 19〜20世紀
誕生年 1864年
死没 1934年6月(享年70歳)

李書文の史実・伝承

李書文の出自

李書文は1864年に河北省滄州の貧しい農民の家に生まれる。生活が苦しかったため、李書文は劇団に入った。

しかしそこで脚に重傷を負ってしまい、家に帰されることに。故郷に戻った李書文は武術を学ぶことを決めた。

李書文は接近戦を重視した八極拳と、遠心力を利用した両腕の打撃で遠距離戦を得意とする劈掛掌を学んでいる。

八極拳入門のきっかけ

なお、脚を怪我したのにも関わらず武術を修めることができたのは、師の金殿臣が医術に堪能だったので脚を治してもらったそう。これがきっかけで弟子入りして、八極拳を習ったという。

李書文は練習に励んで急速に実力をつけるも、練習では容赦なく相手を殺傷してしまうこともあったので「李狠子」というあだ名があったという。

八極拳伝導の師

李書文は八極拳の門派・李氏八極拳の創始者でもあり、弟子も多くいた。

最初の弟子である霍殿閣を始め、3人の息子たちや最後の弟子である劉雲樵らがいる。

1912年に設立された武術家の団体「中華武士会」では、八極拳の実力派として参加し、他の武術家とも交流している。

槍術の使い手

李書文は槍術(六合大槍)の使い手でもあり、毎朝欠かさず槍の練習をしていたという。槍術を重視するあまり、拳術や他の武器術を軽視する傾向もあったそう。

また、見た目だけが派手で実践的ではない大技である花法套子(ふぁふうあおたじ)は認めず、実践主義だったとも言われている。

槍術の名人をことごとく倒したことで「神槍」とも呼ばれ、壁に止まっていた蠅を壁を傷つけることなく全て槍で突き落とした逸話もある。

李書文の逸話

李書文は小柄で細身であったが怪力の持ち主であり、鍛錬の際には「重さ100kg以上もある石製のローラーを、2m余りの段差がある畑の上階へ投げ上げていた」という。

また、李書文は殆どの対戦相手を牽制の一撃のみで倒していたことから「二の打ち要らず、一つあれば事足りる」と謳われた。

逸話の1つとして、鉄頭王という武術家との戦いでは「あなたは私を三回打って良い、その後に私が一度だけ打つ」と言い放ち、敵の攻撃を耐えて脳天へ掌打を打ち込むと、相手の頭が胴に沈み即死させたという。

また、北京で行われた武術家との試合では、決め技の前の牽制の突きだけで相手を殺してしまい、逮捕されないよう慌てて故郷へ帰ったという逸話もある。

李書文の最期

1934年6月に李書文は天津にて逝去している。

死因については、「試合に負けた武術家の遺族に毒殺された」という説や「病を患ったまま鍛錬を行い、その後椅子に座ったままの姿勢で死亡した」という説がある。

弟子の劉雲樵は李書文の死を毒殺だと確信しており、その理由として「国民党軍の特殊工作員の情報網を駆使したため」と言われている。

宝具の元ネタ

神槍无二打

宝具名 神槍无二打
『しんそうにのうちいらず』
ランク なし 種別 対人宝具
レンジ 2〜5 最大捕捉 1人

宝具説明

『燕返し』または『无二打』同様に宝具として昇華されるまでに極まった術技。

効果はアサシン召喚時の『无二打』と同じだが、槍を持つ分レンジが幅広い。精密動作性も素手とさして変わらないと推測される。

宝具名の由来

牽制の一撃で対戦相手を倒してきた李書文の腕前を「二の打ち要らず、一つあれば事足りる」と評した言葉が由来。

また、槍術の名人を次々と倒した槍術の腕前を持つことから「神槍」とも呼ばれた。

Fateシリーズでの設定

FGOでの小ネタ

青年期の姿で登場

FGOでは青年の李書文がランサーとして召喚されている。

李書文はランサー、バーサーカー、アサシンのクラスに該当し、肉体の全盛期である「青年期」の姿か、武術が全盛期の「老人」の姿で召喚される事例がある。

そのため「Fate/EXTRA」のように、青年の李書文がアサシンとして召喚される例も存在する。

関係の深いサーヴァント

キャラ名 李書文との関係
李書文(アサシン)
李書文
老年期の自分。武術の全盛期。
スカサハ
スカサハ
同じ槍の使い手としてFGOやFate/EXTELLA LINKで戦いを望んでいた。
岡田以蔵
岡田以蔵
「ぐだぐだ帝都聖杯奇譚」で対決するも、彼の驕りに呆れる。
老年期の自分とも戦ったことがある。

関連リンク

参考文献
・FGOマテリアルⅢ(TYPE-MOON BOOKS出版)
wikipedia

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