【FGO】ニコラ・テスラの元ネタと史実解説

ニコラ・テスラの元ネタ

ニコラ・テスラのプロフィール

ニコラ・テスラの史実・伝承

ニコラ・テスラの出自

ニコラ・テスラは、1856年7月9日、オーストリア帝国(現在のクロアチア西部)のスミリャン村で生まれる。両親は共にセルビア人であり、兄が1人と姉妹が3人居たとされている。

「エジソン電灯会社」での勤務

1884年、ブラハ大学を卒表したニコラは、アメリカに移りトーマス・エジソンが経営する会社「エジソン電灯会社」へ就職する。

しかし、直流による電力事業を進める会社に異を唱え、交流による電力事業を提案しエジソンと対立すると、数ヶ月後には意見の相違から会社を退職する。

「テスラ電灯社」の設立

退職したニコラは、1887年4月独自に交流事業を進める会社「テスラ電灯社」を設立する。

ニコラは交流電源の特許を取得すると、エジソン電灯会社のライバル社・ウェスティングハウスと交流発電機を共同開発し、ナイアガラの滝に位置する、エドワード・ディーン・アダムス発電所に設置した。

無線システムの発明

1893年、無線トランスミッターを開発したニコラは、5年掛けて無線操縦の特許を取得し、船舶模型の無線運転を披露した。

これに目を付けたモルガン財閥の社長J・P・モルガンはニコラに資金援助を行い、ロングアイランドに無線送信塔「ウォーデンクリフ・タワー」の建設を進めた。

資金援助の打ち切り

無線通信塔の建設を進めている最中、突如としてモルガン氏からの資金援助が打ち切られてしまう。無線技術の発展により、モルガン財閥が保有する膨大な銅が不要となるのを恐れたためである。

一転して妨害に回ったモルガン財閥は、ニコラの研究所を完全焼却して爪弾きにすると、無線通信塔も第一次世界大戦に乗じて「標的になるから」という理由で撤去されてしまう。

ニコラの晩年

無線研究を打ち切られたニコラは、その後個人で「空中輸送装置」や「放電照明(後の蛍光灯)」を発明し続けるも、1943年1月7日に生涯を終える。

ニコラが遺した研究資料の数々は全てFBIによって押収、複製された後にベオグラードのニコラ・テスラ博物館に保管されている。

宝具の元ネタ

システム・ケラウノス

宝具説明

生前の偉業と、超自然的伝説が昇華されたもの。

真名解放せずとも強力な電磁操作能力を保持しているが、真名を解放すると擬似的な時空断層を発生させ、周囲一帯を破壊する。

宝具名の由来

「ケラウノス」とはギリシャ神話における全知全能の神・ゼウスが使用していた武器である。その威力は絶大であり、世界を一撃で溶解させ、宇宙を焼き尽くせるとされている。

Fateシリーズでの設定

史実との相違点

機械と化した右腕

史実において一般的な肉体を有していたニコラだが、Fateシリーズでは、右腕を機械に換装している。

機械となった右腕には、自身の名前を冠した「テスラ・コイル」が内蔵されており、テスラコイルで増幅された電磁界から放たれる放電現象が彼の武器となっている。

Fateシリーズでの小ネタ

「星の開拓者」

テスラは「電気の実用化」を行った人類史に残る大偉業者として評価されている。そのため、「人類史におけるターニングポイント、それを達成した偉人や英雄」に与えられる「星の開拓者」というスキルを有している。

テスラの他に同じスキルを有している人物は、「レオナルド・ダ・ヴィンチ」と「フランシス・ドレイク」の2人のみである。

関係の深いサーヴァント

キャラ名	ニコラ・テスラとの関係
エジソン	生前の上司にして最大のライバル
エレナ	生前からの知り合い エジソンと喧嘩した時の仲裁役であり、常に頭が上がらない
フラン	人体に対して電気を使用するということを実現させた存在 博士とその作品である彼女には盛大な称賛を送っている。
ダヴィンチ	テスラと同じ「星の開拓者」を持つサーヴァント
ドレイク	テスラと同じ「星の開拓者」を持つサーヴァント 「不可能を打破した」という観点から敬意を抱く

参考文献
・FGOマテリアルⅢ(TYPE-MOON BOOKS出版)
・wikipedia

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