【FGO】マタ・ハリの元ネタと史実解説

マタ・ハリの元ネタ

マタ・ハリのプロフィール

マタ・ハリの史実・伝承

マタ・ハリの名称

マタ・ハリはダンサーとして働き始めた頃につけた芸名であり、本名はマルガレータ・ヘールトロイダ・ツェレ。

東洋的な芸名であり、「マタ・ハリ」は太陽・日の眼を意味するマレー語、もしくはインドネシア語に由来している。

マタ・ハリの出自

1876年、マタ・ハリはオランダのレーワルデンという町で、父のアダム・ツェレと母のアンテェ・ファン・デル・ムーレンの間に生まれる。

父親が石油産業への投資に成功し、人気帽子店も経営していたので家庭は裕福だった。そのため、マタ・ハリは何不自由なく上級学校に通っていた。

両親の借金で一家離散

マタ・ハリが13歳になった頃、父親が石油株投資に失敗してしまい、1889年に破産する。さらに両親が離婚し、母親は1891年に亡くなってしまう。

一家が離散してしまうと、マタ・ハリは後見人を頼ってオランダのライデンという町に移住した。

教師への道の挫折と結婚・離婚

その後、マタ・ハリは幼稚園の教師を目指して進学するも、学長からのセクハラにより学校を辞めてしまう。数ヶ月後には叔父を頼ってデン・ハーグへ移住した。

そして19歳になったマタ・ハリは、新聞に掲載されていた結婚相手募集の広告に応募し、オランダの軍将校ルドルフ・ジョン・マクリード大尉と結婚する。

マタ・ハリは2人の子供を授かったが、夫の不倫や暴力などが原因で1902年に離婚した。子供はすでに1人亡くなっており、もう1人は夫が引き取った。

フランスへ渡ってダンサーになる

離婚したマタ・ハリは職を求めてフランスのパリへ渡る。そこでたまたま友人のパーティで披露したダンスが受け、ダンサーの仕事の話を持ちかけられる。

1905年にマタ・ハリは「インドネシアのジャワ島からやって来た王女」という触れ込みでダンサーとしてデビューした。

マタ・ハリはダンサーとして次々に成功を収め、イタリアのミラノ・スカラ座で公演を果たすほどの人気を得た。

娼婦の仕事とスパイ活動

マタ・ハリはダンサーだけでなく、高級娼婦としても活動しており、フランスやドイツの将校・政治家を相手に一夜を過ごしていた。

しかし娼婦としての仕事が国際的な諜報要員として利用されていたとされており、マタ・ハリは1917年2月に二重スパイの容疑でフランスに起訴された。

実際には戦況が不利になったフランスが甚大な被害の責任を追求され、全ての失敗をマタ・ハリのせいにするのが好都合だったからとも言われている。

マタ・ハリの最期

その後、1917年7月24日にマタ・ハリは有罪となり、死刑判決が下されてしまう。そして同年10月15日に、マタ・ハリはサンラザール刑務所にて銃殺刑に処された。

処刑の逸話として、マタ・ハリの美貌に惑わされないよう銃殺隊は目隠しをした、マタ・ハリが銃殺隊にキスを投げた、コートの前をはだけて全裸で銃殺されたなどがあるが、真偽は不明。

宝具の元ネタ

マタ・ハリ

宝具説明

伝説の具現化、洗脳宝具。妖艶な舞踊により、思考回路を麻痺させ、操り人形にする。精神耐性スキルのないサーヴァントも標的に該当する。

宝具名の由来

彼女の芸名である「マタ・ハリ」から。「陽の眼を持つ女」は、マタ・ハリという言葉がムラユ語で「日の眼」を意味することが由来。

Fateシリーズでの設定

FGOでの小ネタ

聖杯への願望

Fate/Grand Orderでは、聖杯への願いとして「愛した者と幸福な家庭を築くこと」であろうと設定に記されている。

ただ、自身の英霊としての弱さを自覚しており、望みが叶うことはないと諦めているそう。

関係の深いサーヴァント

キャラ名	マタ・ハリとの関係
サモさん	バレンタインで彼女から色々情報を吹き込まれた人。
秦良玉	バレンタインで彼女から色々情報を吹き込まれた人。その2。

関連リンク

参考文献
・FGOマテリアルⅡ(TYPE-MOON BOOKS出版)
・wikipedia

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