【FGO】メフィストフェレスの元ネタと史実解説

メフィストフェレスの元ネタ

メフィストフェレスのプロフィール

出典の詳細

出典は「ファウスト」

メフィストの出典は、ドイルに伝わる伝説「ファウスト」と、それを題材にした文学作品。特にゲーテの「ファウスト」が有名。

ファウスト伝説は16世紀のドイツで人気を誇り、あらゆる作品に派生した。メフィストフェレスはファウスト伝説に登場するほか、キリスト教の悪魔としても考えられている。

メフィストフェレスの史実・伝承

ファウスト伝説の詳細

ファウスト伝説は、16世紀のドイツに伝わる。実在の人物である錬金術師のヨハン・ゲオルク・ファウストが、伝説の原型であるとも言われている。

史実でのヨハン・ファウストは、ドイツのヴュルテンベルクで生まれ、ハイデルベルク大学における神学博士号の授与者という記録がある。最期は錬金術の実験中に爆死したとされ、五体はバラバラになったという。

ファウスト伝説のあらすじ

物語は人生に落胆した学者・ファウストが、悪魔と契約してあらゆる知恵と喜びを手にする魔法の力を授かるところから始まる。ただし、契約内容として24年の契約期間が切れるとファウストは悪魔に魂を求められ、永遠の地獄に落ちてしまう。

メフィストフェレスは悪魔の代理人として登場。ファウストはメフィストの力を使い純粋な少女・グレートヒェンを誘惑するが、少女の人生は滅茶苦茶になっていく。

ゲーテの戯曲「ファウスト」の詳細

ファウストはヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテの代表作である戯曲としても有名。二部構成で、第一部が1808年、第二部がゲーテ死後の1833年に発表された。

ゲーテは幼い頃からファウスト伝説に興味を持ち、様々なファウスト伝説を取材しながら一生をかけて戯曲を完成させた。

ちなみに戯曲では第一部が始まる前のプロローグでメフィストが登場し、神との対話を始めている。

宝具の元ネタ

チクタク・ボム

宝具説明

魔術回路やサーヴァントの霊基に意図的なバグを仕込み、衝撃を与えることで破裂させる呪術の一種。

具体的には懐中時計と爆弾が合体したようなイメージとして出現する。これをフィールド上に設置し、接触すると爆発するという使用法に見せかけている。

実際には真名を発動させた時点で中距離レンジにいる標的は、体内に爆弾が仕込まれた状態になる。この場合、呪いに対する耐性で判定を行う。一人あたりの個数は最大五つ、そしてフィールド設置分なども含めて合計三十個の爆弾を設置可能。

体内に仕込んだ爆弾を爆発させればそれで終わるのだが、メフィストフェレスはわざと爆弾イメージを浮かび上がらせ、脅迫することで従わせるという手段も取る。彼のトリッキーさと残忍さが合わさったような悪辣宝具といえよう。

宝具名の由来

宝具名の由来は不明。ファウスト博士が爆死したという逸話が宝具のモチーフかと思われる。

Fateシリーズでの設定

史実との相違点

出自の違い

ファウスト伝説でのメフィストは悪魔として描かれているが、FGOではファウスト博士が作り出したホムンクルスになっている。

ファウスト博士は非常に強い自我を持ったホムンクルスとしてメフィストを作成した。しかしメフィストはファウストを「つまらない平凡な魔術師」と評して裏切り、錬金術の実験中に爆殺してしまった。

FGOでの小ネタ

メフィストの素顔

普段はメイクをしているメフィストだが、容姿を整えた素顔はイケメンになっている。2周年記念の英霊正装では、素顔のメフィストが描かれ話題になった。

関係の深いサーヴァント

キャラ名	メフィストフェレスとの関係
ナーサリー	バレンタイン礼装「ちくたくくん」を共同開発する。
両儀式	空の境界コラボにて登場し、共闘する。

参考文献
・FGOマテリアルⅠ(TYPE-MOON BOOKS出版)
・wikipedia

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