【FGO】クー・フーリン(プロトタイプ)の元ネタと史実解説

クー・フーリンの元ネタ

クー・フーリンのプロフィール

出典の詳細

出典はケルト神話のアルスター物語

クー・フーリンの出典は、アイルランドやウェールズで伝承されてきた「ケルト神話」。

ケルト神話は「アイルランド神話」と「ウェールズ神話」に分けられており、それぞれ4つの物語群で構成されている。

クー・フーリンはアイルランド神話のアルスター物語で中心人物として活躍する。

「Fate/Prototype」のクー・フーリン

奈須きのこ氏が学生時代に書いた「Fate/stay night」の原点をリメイクした作品。玲瓏館美沙夜のサーヴァントとしてクー・フーリンが登場する。

愛称は「Prototypeの兄貴」と意味で「プニキ」。公式からは「プロトランサー」とも呼ばれる。

OVA「カーニバル・ファンタズム」の特典として設定資料集が附属したほか、短編だが映像化されている。ストーリーは未完。「Fate/stay night」と比べて登場人物は異なるが、聖杯戦争を中心とした物語の部分的な要素は共通している。

「Fate/Prototype」での活躍

マスターである美沙夜の命令で、主人公・沙条綾香を殺害しようとするが、召喚されたセイバー(アーサー)と交戦し撤退。その後もセイバーとは何度も刃を交える。

ストーリー中盤以降では、美沙夜が呪いによって堕天し屍人になる。そこで美沙夜の解呪と殺害を条件に、セイバーを奪われた綾香と協力する。ちなみに綾香のことを気に入り、セイバーとは綾香を巡るライバルにもなる。

「蒼銀のフラグメンツ」のクー・フーリン

「Fate/Prototype」の8年前を描いた外伝小説。現代の聖杯戦争参加者のサーヴァントとしてクー・フーリンが登場する。ちなみに8年前の聖杯戦争で召喚されたランサーはブリュンヒルデ。

ストーリーは全5巻で完結。8年前の聖杯戦争のほか「Fate/Prototype」本編の様子が断片的に語られている。

宝具の元ネタ

ゲイ・ボルク

宝具説明

因果逆転の槍。師スカサハより授かった朱色の槍、および槍術。対人刺突、対軍投擲、の二種の攻撃法を持つ。

封印されている訳ではないにも関わらず、如何なる理由か、通常攻撃の際にはこの槍をクー・フーリンは使用しない。対象に止めを刺せると確信した際の「奥の手」としてのみ、彼は全力の真名解放と共に朱槍を振るう。

宝具名の由来

ケルト神話にて、スカサハから授かった槍「ゲイ・ボルク」そのもの。

Fateシリーズでの設定

FGOでの小ネタ

「stay night」のクー・フーリンとの関係

「Fate/stay night」と「Fate/Prototype」でそれぞれ登場するクー・フーリンは、同一の存在。ただし、Prototypeの方が若干若い。

プニキの方が俊敏を始め多くのパラメーターを上回っているが、体の性能差ではなく年若いが故の前のめりな精神性が幾らかの差を導くものとも考えられる。

ちなみに奈須きのこ氏によると、幸運はプニキの方がワンランク上だが、「Prototype」の展開上「stay night」より不幸度は上になるとの事。

宝具の裏設定

クー・フーリンの宝具「ゲイ・ボルグ」は、Fateシリーズにおける宝具第一号でもある。奈須きのこ氏によると「一番初めに出した武器が最後まで通用する世界にしたい」という考えの元、インフレの起こらない戦いにしようと作り出したそう。

関係の深いサーヴァント

キャラ名	クー・フーリンとの関係
アーサー	「Prototype」で戦った相手。ライバル視している。
クー・フーリン	並行世界の同一人物。
プロトギル	「Prototype」に登場。綾香を巡るライバル。

関連リンク

参考文献
・FGOマテリアルⅠ(TYPE-MOON BOOKS出版)
・wikipedia

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