【FGO】アルテラの元ネタと史実解説

アルテラの元ネタ

アルテラのプロフィール

アルテラの史実・伝承

アルテラの出自

アッティラ(アルテラ)は406年頃、フン族の王ルーアの弟ムンズクの息子として生まれる。

出生地に関して詳しく判明していないが、名前や伝承からモンゴル周辺で生まれたという説が有力である。

フン族の王

434年、アッティラはルーア王の死後、兄ブレダと共にフン族の共同王に即位する。2人は目標を西のヨーロッパに定め、ローマ帝国への侵攻を開始する。

440年、マルゴスの司教にフン族の財宝を奪われた事を口実に、ローマ国境のドナウ川北岸に居た商人たちに攻撃を仕掛け、制圧する。その後ドナウ川を伝い、イシュリア、モエシア、マルゴスの3都市を陥落させる。

ローマ帝国への勝利・軍神の剣

3年間及ぶの戦いの末、ローマ帝国は敗北を認め、テオドシウス帝に大量の賠償金と年貢の支払いを認めさせると、モンゴル帝国へと引き上げた。

ローマから引き上げる最中、地中から一本の剣が掘り出され、アッティラに献上された。アッティラはこれを軍神マルスの剣と信じ、世界の支配者となる運命にあると悟った。

単独での統治

445年、狩猟中の事故により兄ブレダが死亡すると、アッティラは単独統治者となる。単独統治者となったアッティラは2年後、東ローマ帝国への侵攻を開始した。

道中、ブルグンド族を初めとしたゲルマン系所属を征服すると、パンノニアに拠点を置き、短期間でライン川、カスピ海を制圧して大帝国を作り上げた。

帝国の最盛期・アルテラの最期

453年大帝国を作り上げ、フン族の最盛期を迎えたアッティラは、ゴート族出身の美しい女性イルディコと婚約を結ぶ。

その後イルディコとの結婚式を執り行うが、アッティラは式の最中に大量の鼻血を出し、窒息死でこの世を去る。

フン族の王であるアッティラの突然の死により帝国は騒然。更にアッティラの息子たちは、遺産を巡って内紛を勃発させると、帝国は崩壊、衰退の一途を辿る。

宝具の元ネタ

フォトン・レイ

宝具説明

真名解放すると、三色の光で構成された刀身が回転し、ランクと種別が上昇する。アッティラが握ったものは全て軍神の剣に変化するとされている。

宝具名の由来

欧州全土で畏怖されていた「神の懲罰」、「神のムチ」といった武勇と恐怖が軍神マルスの剣を得たという逸話が由来である。

ティアードロップ・フォトン・レイ

宝具説明

軍神の剣が真の力を発揮した姿。マルスと接続し、その力の一端を魔法陣から照射する。

宝具名の由来

「ティアードロップ」は「落涙」という意味を持ち、魔法陣から照射される際の光景が落涙に似ていることが由来。

Fateシリーズでの設定

史実との相違点

史実では男性

史実におけるアルテラは男性である。史実上での名前は「アッティラ」であるが、アルテラ本人曰く「名前の響きが可愛くない」として名前を「アルテラ」へと改名したという設定がある。

Fateシリーズでの小ネタ

元々はEXTELLAの新サーヴァント

アルテラが初登場した作品はFGOであるが、元々は同時期に開発していた『Fate/EXTELLA』の新サーヴァントであり、FGOには先行出演という形で実装された経緯がある。

「〜は良い文明・〜は悪い文明」

FGOにおいてよく用いられる「〜は良い文明・〜は悪い文明」という言葉はアルテラが初出。

2015年の期間限定イベント「月の女神はお団子の夢を見るか？」にてアルテラが「月見はわるい文明、お団子はいい文明」と言いながらお団子を食していたのが全ての始まりである。

関係の深いサーヴァント

キャラ名	アルテラとの関係
レフ教授	1部2章にてアルテラを召喚するも即座に殺されてしまう
ブリュンヒルデ	アルテラをモデルにしたとされるアトリ王の妹 ネロ祭でブリュンヒルデが暴走した際、止めに入った
バニヤン	『オール・ザ・ステイツメン！』でバニヤンが英霊の座に登録されることを妨害する
エレナ	「マンガでわかるFGO」において一線を超えた相手 以後一緒に登場すると気まずい雰囲気になる

参考文献
・FGOマテリアルⅠ(TYPE-MOON BOOKS出版)
・wikipedia

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