【FGO】アーサー・ペンドラゴン（プロトタイプ）の元ネタと史実解説

アーサーの元ネタ

アーサーのプロフィール

出典の詳細

史実性は不明

アーサー王伝説に登場するアーサーは、実在の人物であったか学者によって議論されている。5〜6世紀に実在したケルトの指導者だったなど複数の説があるものの、信憑性は不明。

明確な原典も不明

アーサー王伝説は、明確に原典と呼ばれる作品が存在しない。理由として、アーサー王伝説とされる民間伝承や作品がいくつも存在しているため、正確な原典が不明になっている。

アーサー王伝説が広まったのは、12世紀に「ブリタニア列王史」を書いたジェフリー・オブ・モンマスが、アーサーの生涯を1つの物語として完成させたのがきっかけ。

また、15世紀に書かれたトマス・マロリーの「アーサー王の死」は、それまで描かれたアーサー王伝説を1つにまとめた作品と言われている。

「Fate/Prototype」のアーサー

奈須きのこ氏が学生時代に書いた「Fate/stay night」の原点をリメイクした作品。沙条綾香のサーヴァントとしてアーサーが登場する。

OVA「カーニバル・ファンタズム」の特典として設定資料集が附属したほか、短編だが映像化されている。

ストーリーは未完。「Fate/stay night」と比べて登場人物は異なるが、聖杯戦争を中心とした物語の部分的な要素は共通している。

「蒼銀のフラグメンツ」のアーサー

「Fate/Prototype」の8年前を描いた外伝小説。沙条綾香の姉・沙条愛歌のサーヴァントとしてアーサーが登場する。

アーサーに恋した愛歌は、自身が持つ規格外の力を利用して聖杯戦争を暗躍。暴走するマスターを止めるために、アーサーは決断を迫られる。

ストーリーは全5巻で完結。8年前の聖杯戦争のほか「Fate/Prototype」本編の様子が断片的に語られている。

宝具の元ネタ

エクスカリバー

宝具説明

星を救う輝きの聖剣。星を滅ぼす外敵を打ち倒すために作り上げられた、およそあらゆる悪を退ける黄金の刃。

聖剣の「十三拘束」のうち六拘束が開放された姿。半数である七拘束以上の開放ではないため、未だ真の力を発揮できてはいないもののーーそれでも、巨悪を斃す苛烈の光には違いない。

宝具名の由来

アーサー王伝説にて登場する「エクスカリバー」そのもの。湖の乙女と呼ばれる妖精から渡された聖剣。

Fateシリーズでの設定

FGOでの小ネタ

エクスカリバーと「十三拘束」

アルトリアのエクスカリバーとの相違点として、アーサーのエクスカリバーには「十三拘束」と呼ばれる拘束具で聖剣を封じている。

「強力な武器はここぞという時でしか使用を許さない」という円卓の騎士の決議によって拘束されており、十三の条件の内半数である七拘束以上を達成すると拘束が解ける。

FGOでは六拘束までしか開放されていない。また、ベディヴィエールの拘束開放が自動承認されており、巨いなるものとの決戦が想定されているそう。

「Prototype」でのマーリン

アーサー(アルトリア)の性別が逆転しているように、「Prototype」のマーリンも性別が逆転して女性になっている。

アーサーの宝具演出では、アルトリアの声を担当する川澄綾子氏がマーリンとして声を当てたことを公表している。

また、アーサーのマイルームのボイスでは、アルトリアの声を聞いて「マーリンに良く似た声だった」と話している。

関係の深いサーヴァント

キャラ名	アーサーとの関係
アルトリア	自分とは別の世界の騎士王。
マーリン	別の世界の花の魔術師。 「Prototype」では女性。
モードレッド	元の世界のモードレッドと比べ、可愛らしいと表現している。
アーラシュ	「蒼銀のフラグメンツ」で戦った相手。後に共闘している。
オジマン	「蒼銀のフラグメンツ」で激戦を繰り広げた対戦相手。
プニキ	「Prototype」で戦った相手。ライバル視している。
プロトギル	「Prototype」で戦った相手。最大のライバル。

参考文献
・FGOマテリアルⅤ(TYPE-MOON BOOKS出版)
・wikipedia

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