【FGO】ジークの元ネタと史実解説

ジークの元ネタ

ジークのプロフィール

出典の詳細

「Fate/Apocrypha」のジーク

初出はFate/Apocrypha。同作の主人公であり、ユグドミレニア一族によって造られたホムンクルスの少年。

当初はサーヴァントの宝具や治癒などによる魔力供給の肩代わりとして造られた自我のない生命だったが、奇跡的な確率で自我に目覚める。

死の恐怖から逃走を試みるも、妨害を受けて瀕死の重傷を負ってしまう。だが、ジークフリートが自らの命と引き換えにジークに心臓を与えたおかげで蘇生に成功する。

この時、無銘のホムンクルスであったジークは、恩人であるジークフリートへの感謝の念を込めて「ジーク」と名乗るようになった。

「Fate/Grand Order」のジーク

Fate/Grand Orderでは、期間限定イベント「Fate/Apocrypha Inheritance of Glory」の開催に伴い実装。同イベントを進めることで入手できた。

Fate/Apocryphaの後、大聖杯を世界の裏側へと持ち去ったジークだが、大聖杯の内部に潜んでいた何者かの残留思念によって支配権を奪われた。

聖杯内部で始まった大戦を食い止めるべく、ジークは対抗手段として夢を通じて外界のマスター(主人公)を召喚する。

ジークフリートとの関係

ジークは先述の通り、ジークフリートの心臓を移植して生き延びている。サーヴァントの心臓を取り込んだことで肉体が変化し、錬金術の永い歴史の中でも例のない存在となる。

ジークは一時的にジークフリートの力を借り、その力に由来する宝具を発動可能。本項ではジークフリートの元ネタ・史実も合わせて解説する。

ジークフリートの史実・伝承

ジークフリートの出典

ジークフリートはドイツの英雄叙事詩「ニーベルンゲンの歌」の主人公。北欧神話のシグルドと起源が同一である人物でもある。

ジークフリートの逸話

ジークフリートは王ジークムントと王妃ジークリントの間に生まれたネーデルラントの王子だった。少年時代から征旅を行い、ニーベルンゲン族を倒して呪われた財宝や名剣バルムンクを奪う。

その後、邪竜を打ち倒したジークフリートだったが、魔力を帯びた邪竜の血を浴びてしまう。これにより、血を浴びなかった背中以外の全身が甲羅のように硬くなり、不死身の体になった。

ジークフリートは数々の戦果を上げ、ブルグントの姫クリームヒルトと結婚する。しかし、義兄の妻とクリームヒルトとの争いが原因で、ジークフリートは暗殺される運命を辿ってしまう。

宝具の元ネタ

アカフィローガ・アルグリーズ

宝具説明

竜種"ファヴニール"への一時的な形態変化をもたらす宝具。強力な竜の息（ドラゴンブレス）を放射することによって、莫大なダメージを与える。

生前において竜となって空を飛び立ったことに由来する宝具。本人的には人間時とさしたる違いはない模様。

Fateシリーズでの設定

FGOでの小ネタ

Apocryphaイベントの結末

イベント「Fate/Apocrypha Inheritance of Glory」では問題が解決したあと、ジークが自身の分身である「端末体」を本体から切り離し、サーヴァントとしてカルデアに送り込む。

この端末体は本体と全く同じ人格だが、本体が持つ記憶の一部があやふやな状態。邪竜となっている本体は、約束の人と再会を果たすまで再び眠りについた。

関係の深いサーヴァント

キャラ名	ジークとの関係
ジークフリート	命を救ってくれた恩人。
ジャンヌ	Apocryphaで行動を共にした。物語の終幕で再会を約束する。
アストルフォ	Apocryphaで行動を共にし、サーヴァントとして再契約する。

参考文献
・FGOマテリアルⅦ(TYPE-MOON BOOKS出版)
・wikipedia

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