【FGO】水着マルタの元ネタと史実解説

水着マルタの元ネタ

水着マルタのプロフィール

出典の詳細

新約聖書の登場人物

マルタはキリスト教の新約聖書に登場する聖人。エルサレム近郊のベタニアと呼べれる地域に兄弟と暮らしていた。

ベタニアのマルタ、マルファとも呼ばれる。タラスクを鎮めるエピソードはキリスト教の聖人伝説集「黄金伝説」で紹介されている。

水着になった経緯

2016年の水着イベント「カルデアサマーメモリー」で水着姿になって登場。

レイシフトに失敗し、無人島に漂着した主人公たち。島で過ごしやすいようにスカサハが霊基を調整し、サーヴァントたちは水着姿になった。

水着マルタの人物像

いつも通りのはずだが、十字架をもていないので若干不安になっている。そのためか、聖杖を持つ前の「あの頃」の気配がライダーでの限界時より頻度が高く見え隠れする。

水着姿では聖衣と聖杖を失ったため、素手で争いを止める他なく、徒手空拳が解き放たれる。あくまで仕方なく、仲裁であると弁明している。

宝具の元ネタ

タラスク

宝具説明

鉄拳聖裁。そういう使い方だけはして欲しくないなぁ、というタラスクの願いが形となったかのような恐るべき対人宝具。飛来したタラスクを対象にぶつけつつ、拳の連打によってさらなるダメージを与える。

まるでタラスクを殴り付けているように見えるが、マルタが振るう拳は一種の「徹し」「寸剄」が如き打撃法であるため、タラスクにはダメージはなく、タラスクの下になっている対象にすべてのダメージが届くようになっている───らしい。

宝具名の由来

伝承でマルタが鎮めたとされる怪物タラスクそのもの。

Fateシリーズでの設定

FGOでの小ネタ

ヤコブ神拳とは

水着マルタが度々発言するヤコブ(ヤコブ神拳)とは、旧約聖書の創世記に登場するヤコブのこと。イエス・キリストの弟子とは別人。

ヤコブは伝承で、夜営の最中に何者かに襲われ戦った逸話がある。相手の正体は神(天使)で、勝利したヤコブは祝福を受けた。マルタの言うヤコブ神拳はこの逸話が元になったと思われる。

水着マルタのスキル「ヤコブの手足」の説明では、ヤコブが伝承した格闘術を修めた聖者が、一万二千の天使を率いる「破壊の天使」を撲殺している。破壊の天使とは、天使カマエルが率いる天使であり、ヤコブはカマエルと戦ったと言われている。

モーセとの関係

水着マルタが口にするモーセとは、旧約聖書の出エジプト記に登場する人物。海を割り、エジプト人に虐待されていたイスラエル人を逃がした逸話で有名。

Fateシリーズでのモーセは、オジマンディアスの親友だったが後に決別している。「蒼銀のフラグメンツ」のオジマンの回想で登場しており、エクスカリバーを見たオジマンは「紅海を割ったときと同一の光を見た」とモーセの力を示唆している。

スキル「ヤコブの手足」の説明では、ヤコブはモーセに格闘術を伝承している。また、奈須きのこ氏のブログでは、モーセは拳で海を割ったと冗談めかして説明している。

サクラファイブとの関係

期間限定イベント「深海電脳楽土 SE.RA.PH」では、敵として登場したBBが相性有利なムーンキャンサー、他のアルターエゴも特攻が刺さる神性持ち、フィールドが全て水辺判定ということもあり、水着マルタが猛威を振るった。

さらに2018年の水着イベントで実装された水着BBは、クラス相性だけでなく神性特攻も有効になり余計に相性が良くなった。

また、2019年の水着イベントで実装された水着メルトリリスは、リヴァイアサンと関わりがある、長髪碧眼な見た目など共通点があり、同じ声優ということに関しては水着メルトの方からメタ発言がある。

関係の深いサーヴァント

キャラ名	水着マルタとの関係
佐々木小次郎	水着イベントでも一騎討ちを望んでいた。
ベオウルフ	水着イベントにてステゴロで対決した相手。
ケツァルサンタ	ライダー時の幕間の物語で対決。クリスマスイベントでも共演している。
ブラダマンテ	クリスマスイベントで共演。トレーナーとして協力する。

参考文献
・FGOマテリアルⅣ(TYPE-MOON BOOKS出版)
・wikipedia

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