【FGO】サロメの元ネタと史実解説

サロメの元ネタ

サロメのプロフィール

出典の詳細

新約聖書の登場人物

サロメはキリスト教の新約聖書に登場する人物。1世紀頃の古代パレスチナに実在した人物とされている。

新約聖書ではサロメという名は記されておらず、ヘブライ人著述家であるフラウィウス・ヨセフスの「ユダヤ古代誌」でサロメの名が登場した。

戯曲「サロメ」の登場人物

サロメは19世紀に作られたオスカー・ワイルドによる戯曲「サロメ」の主要人物でもある。

新約聖書でヨハネの首を求めた異常な人物として有名になったサロメは、後年多くの芸術作品のモチーフとして取り入られた。

FGOのサロメは、戯曲「サロメ」のストーリーや人物像を参考にしていると思われる。

サロメの史実・伝承

戯曲「サロメ」のあらすじ

ユダヤの王は弟のヘロデに殺され、王の座を奪われてしまう。王になったヘロデは兄の妃も奪い、妃の娘であるサロメにも色目を使う。

サロメはヘロデからの視線に耐えられず、宴から逃げ出す。そして、井戸に閉じ込められた預言者ヨカナーン(ヨハネ)に偶然会い、恋をする。

しかしサロメはヨカナーンに拒絶されてしまう。そこでサロメは、ヘロデにダンスを見せる代わりに好きなものを与える約束を取り付ける。

サロメは「7つのヴェールの踊り」をヘロデに見せ、返礼にヨカナーンの首を要求する。銀の皿に乗って運ばれたヨカナーンの首にサロメは口づけをし、愛を語った。

新約聖書でのサロメ

新約聖書では、古代イスラエルの領主ヘロデ・アンティパスの結婚を非難したことで、洗礼者ヨハネは捕まってしまう。

その後ヘロディアの娘(サロメ)が祝宴での舞踏の褒美として、「好きなものを求めよ」とヘロデ・アンティパスに言われる。

そして母の命により、ヘロディアの娘はヨハネの斬首を求めた。

新約聖書では、サロメという名は記されていない。また、祝宴での舞踏も「7つのヴェールの踊り」という名前は記述されていない。

宝具の元ネタ

ファム・ファタル・ベゼ

宝具説明

外観は水晶製の髑髏。思慕と狂気と鮮血の果てにサロメが得たトロフィー、すなわちバプテスマのヨハネの頭部が結晶化したもの。

普段は手に持てるサイズだが、サロメの意思によって自由自在な拡大・縮小が可能。

バプテスマのヨハネはさまざまな魔術を行使した伝説を有しており、その頭部は神秘の塊であり、ある種の魔術礼装と化している。

所有者は、さまざまな魔術の行使が可能となるだろう―――たとえ、魔術回路を身に宿しておらずとも。

宝具名の由来

「ファム・ファタル」は男にとって運命の女を意味する「ファム・ファタール」が由来。

男を破滅させる魔性の女のことも指し、サロメのほかマタ・ハリ、モーガン・ル・フェイ、妲己、クレオパトラなどが代表される。

「ベゼ」はフランス語でキスを意味する。

Fateシリーズでの設定

FGOでの小ネタ

ファム・ファタールについて

サロメの宝具の元ネタである「ファム・ファタール」は、1部7章で登場したティアマトの通常霊基状態を指す名称でもある。

「ファム・ファタール」の状態では大きな角を持つ女性の姿をしており、ティアマトの頭脳体ともされている。

パッションリップのスキル

Fate/EXTRA CCCでパッションリップが使用したスキル名は、戯曲「サロメ」が元ネタになっている。

関係の深いサーヴァント

キャラ名	サロメとの関係
パッションリップ	CCCでのスキル名が戯曲「サロメ」に関連する。
不夜城の キャスター	マイルームの会話で王を恐れていることに同調している。

参考文献
・wikipedia

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