【FGO】ポール・バニヤンの元ネタと史実解説

バニヤンの元ネタ

バニヤンのプロフィール

出典の詳細

出典はアメリカに伝わる民話

バニヤンの出典はアメリカ合衆国やカナダで伝わる民話であり、明確に原典とされる作品はない。

物語の起源は西部開拓時代である19世紀後半とされている。資料のほとんどは口承であり、開拓民が苦しい生活を紛らわすため生み出したトール・テール(ほら話)で形成されている。

バニヤンの史実・伝承

バニヤンの特徴

バニヤンは生まれた時から身長が8メートルという巨体で、ベイブという青い毛の巨大な牛を相棒に持つ。怪力の木こりで、木を伐採させれば1日で山を更地にできるという。

数十メートルもある斧を振り回し、愉快な仲間を引き連れてアメリカ全土の木を伐って回ったとされている。

バニヤンの伝説

バニヤンの逸話はいくつも存在する。バニヤンが飲み水を貯めるために掘った貯水池は、後にアメリカにある五大湖(スペリオル湖、ミシガン湖、ヒューロン湖、エリー湖、オンタリオ湖)になったとされている。

また、バニヤンが桶で水を運んでいる途中、ひっくり返して洪水になってしまう。急いで先回りして掘った溝は、ミシシッピ川になり、その両側に盛られた土はアパラチア山脈とロッキー山脈になったという。

スキル「豆スープの湖」もバニヤンが豆を落とした湖を温めてスープにした伝承が元ネタ。スキル「ポップコーンの吹雪」も、バニヤンが食べたポップコーンの殻が吹雪のように見え、勘違いした動物が凍死した伝説がある。

宝具の元ネタ

マーベラス・エクスプロイツ

宝具説明

アメリカ合衆国そのものを概念宝具とし、その建国史をエネルギー化して敵に叩きつけそこにあるすべてを薙ぎ払う…と本人は言っているが、実際は巨大な足で敵を踏みつけているだけのようにしか見えない。

宝具名の由来

ポール・バニヤンの伝説をまとめた本「ポール・バニヤンの驚くべき偉業(The Marvelous Exploits of Paul Bunyan)」が由来。

ちなみに宝具使用時の台詞「これが開拓者魂だー！」は、フロムソフトウェアが販売したゲーム「メタルウルフカオス」の主人公の台詞「これが大統領魂だー！(How do you like me now)」が元ネタ。

Fateシリーズでの設定

史実との相違点

伝承では男性

ポール・バニヤンの伝承上でのイメージは髭を生やした男性であり、女性の姿ではない。Fateシリーズの世界観でもバニヤンは男性なのだが、サーヴァント化した際に女性になった。

誕生経緯が「マンガで分かる！FGO」なため、女性化の原因は深く言及されていない。召喚時の台詞でも女性の姿なのに対して自分で疑問に思っている。

FGOでの小ネタ

初出は「マンガで分かる！FGO」

バニヤンは「もっとマンガで分かる！FGO」にて、主人公がうどん粉と聖杯の泥から生成したサーヴァントの1騎として初登場した。

真名公開前は「マンガで分かるバーサーカー」として漫画内で度々登場。後にFGOにてイベント「オール・ザ・ステイツメン!」が開催された際に真名公開とゲーム内実装が行われ、同イベントのストーリーで活躍した。

ゲーム実装時のネタ

元々「マンガで分かる！FGO」で宝具演出スキップに関して再三ネタにしていたためか、バニヤンの宝具演出は全サーヴァント中トップクラスの短さになっている。

また、「もっと分かる」の60話で霊基再臨すると裸にオーバーオールを着用した姿になると主人公が言っていたが、実際にゲーム内の再臨姿として再現されている。

関係の深いサーヴァント

キャラ名	バニヤンとの関係
ナーサリー	「マンガで分かる！FGO」では初対面で酷い扱いを受けるも、後に友好関係になる。
ジャック	ナーサリー共々酷い目に合うも、後に仲良くなる。
アルテラ	「文明の破壊者」という対立関係や、監視されていることから恐怖している。
エジソン	北米に関わるサーヴァントとして「オール・ザ・ステイツメン!」で接触する。
ジェロニモ	イベントにてエジソンと同じく北米に関わるサーヴァントとして彼女を受け入れていた。

参考文献
・FGOマテリアルⅤ(TYPE-MOON BOOKS出版)
・wikipedia

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