【FGO】アルトリア・ペンドラゴン(リリィ)の元ネタと史実解説

アルトリア(リリィ)の元ネタ

アルトリア(リリィ)のプロフィール

出典の詳細

史実性は不明

アーサー王伝説に登場するアーサーは、実在の人物であったか学者によって議論されている。5〜6世紀に実在したケルトの指導者だったなど複数の説があるものの、信憑性は不明。

明確な原典も不明

アーサー王伝説は、明確に原典と呼ばれる作品が存在しない。理由として、アーサー王伝説とされる民間伝承や作品がいくつも存在しているため、正確な原典が不明になっている。

アーサー王伝説が広まったのは、12世紀に「ブリタニア列王史」を書いたジェフリー・オブ・モンマスが、アーサーの生涯を1つの物語として完成させたのがきっかけ。

また、15世紀に書かれたトマス・マロリーの「アーサー王の死」は、それまで描かれたアーサー王伝説を1つにまとめた作品と言われている。

アルトリアリリィの初出

アルトリアリリィは格闘ゲーム「Fate/unlimited codes」が初出。当時はアルトリアの隠し衣装であり、中身はアルトリア本人だった。

アルトリアの少女時代という設定が追加されたのはFGOが初めて。FGOでは事前登録者のみが貰える限定サーヴァントとして配布された。

FGOでの活躍・設定

FGOのストーリーで登場したのは、イベント「セイバーウォーズ ～リリィのコスモ武者修行～」が初。謎のヒロインXを師と仰ぎ、宝具の威力を向上するために修行していた。

FGOでのリリィはアルトリアの修行時代の姿ではあるが、実際のアルトリアの過去とは異なる。アルトリアの王としての旅路は、リリィほど華やかではなかった。

厳密には、選定の剣を抜いて王になるまでの間にあったアルトリアのイフの姿に当たる。半人前だが純粋で希望に満ち、騎士姫と称えられた存在。

リリィが立派に成長してもブリテン崩壊は変えられないが、滅びの過程は変えることができるという。

宝具の元ネタ

カリバーン

宝具説明

本来は王を選定するための剣。対人宝具の『対人』は敵ではなく、これから所有するものに向けられたもの。

その持ち主が王として正しく、また完成した時、その威力は聖剣に相応しいものとなる。

宝具名の由来

エクスカリバーの別名「カリブルヌス」英語系がカリバーンと呼ばれている。

Fateシリーズでの設定

史実との相違点

カリバーンの設定

Fateシリーズにおける宝具「カリバーン」は、アルトリアが引き抜いた選定の剣であり、「エクスカリバー」とは別の聖剣という設定になっている。

しかし明確な原典のないアーサー王伝説の中には、石から引き抜いた剣とエクスカリバーが同一と解釈している作品もある。

FGOでの小ネタ

宝具強化までの道のり

「セイバーウォーズ」では、聖剣の威力を強化(宝具レベルアップ)するためにヒロインXと修行していたが、実際にリリィは入手手段が事前登録の配布1枚のみで宝具を重ねられなかった。

だが、同イベントにてリリィが配布され、ようやく宝具レベルを最大にすることができた。また、イベントが復刻された際には、リリィの宝具強化クエストも実装された。

なお、イベントストーリー序盤でマシュと「宝具成長しない同盟」を組んでいたが、すぐに崩壊する運命にある。

関係の深いサーヴァント

キャラ名	アルトリアとの関係
ヒロインX	イベントで出会ったリリィの師匠。
マシュ	「宝具成長しない同盟」を組んだ仲間。
ネロ	イベントにてリリィを気に入り、修行に付き合う。
エミヤ	アルトリアとの浅からぬ縁もあり、成り行きで修行に付き合う。
ティーチ	下心丸出しでリリィに近づく。 彼の股間はリリィの宝具で二度潰された。
アルトリア	本来の自分自身。
マーリン	諸国漫遊時のお供。ピンチになると颯爽と現れる。
モードレッド	純粋なリリィに心酔している。険悪な様子もなく仲は良い方。

関連リンク

参考文献
・FGOマテリアルⅠ(TYPE-MOON BOOKS出版)
・wikipedia

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