【陰陽師】聆海遠航イベントの進め方と報酬まとめ
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『陰陽師』の聆海遠航イベントの進め方と報酬をまとめて紹介。真珠贈呈や真珠、赤珊瑚の入手方法や交換報酬一覧なども記載しているので、参考にどうぞ。
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聆海遠航の概要
イベント期間 | 1月20日(月)メンテ後〜2月2日(日)23:59 |
聆海遠航イベントは、「真珠贈呈」をしたり「赤珊瑚」を使って様々な豪華報酬を獲得できるイベント。
イベントアイテム
アイテム | 説明/入手方法 |
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赤珊瑚 |
【説明】 聆海遠航イベントでレアアイテムと交換可【入手方法】 聆海遠航の貝殻報酬&24個照らし報酬 |
ヒトデ |
【説明】 聆海遠航イベントでレアアイテムと交換可【入手方法】 聆海遠航の貝殻24個照らし報酬 |
真珠 |
【説明】 聆海遠航イベントで祈念【入手方法】 毎日任務 逢魔が時 パック屋 |
聆海遠航の進め方
右上の紙人形タップ
庭院にいる右上の紙人形アイコンをタップすることで、聆海遠航イベントページに行ける。また、庭院左にいる地蔵のイベントバナーからも行くことができる。
貝殻をタップして報酬設定
貝殻をタップすると、赤色の報酬が設定されていない6~9個の報酬と黄色のその他報酬18個がある。33個の報酬が表示されるので、好きな赤色報酬6~9個を選択しよう。
設定した計24個の報酬は、真珠贈呈した際にランダムで獲得できる。
全ての貝殻 照らした回数 |
赤貝殻設定数 |
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1~2回 | 6 |
3~6回 | 7 |
7~9回 | 8 |
10回~ | 9 |
24時間で報酬更新可能
右下の更新ボタンから24時間に1回報酬を更新できる。途中で更新してしまうと、貝殻24個獲得報酬を獲得できないので、まずは貝殻24個報酬すべて獲得してから2週目に更新するのがおすすめ。
真珠贈呈でランダムに報酬獲得
真珠贈呈は、真珠を投げることで両サイドにある貝殻報酬の中からランダムで1つ獲得できる。
真珠の入手方法 |
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毎日勇気値が100に到達 |
逢魔が時の首領退治に参加 |
商店にて真珠パックを購入 |
パックは魂玉6で購入可能
真珠をパックで購入する場合は、魂玉6個で購入できる。1パック真珠×1と銭貨×10,000で500個まで購入可能。
赤珊瑚で豪華報酬と交換
赤珊瑚を使うことで、豪華報酬と交換することができる。赤珊瑚は、真珠贈呈のランダム報酬もしくは全貝殻開放でしか入手できないので、交換する報酬は慎重に選ぼう。
※報酬は、金魚宝庫から交換可能
関連ページ |
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魂玉の入手方法と使い道 |
聆海遠航の報酬一覧
真珠贈呈の貝殻報酬
赤色貝殻報酬(選択6~9種)
報酬 | 制限 |
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スタミナ×800 | 1 |
スタミナ×700 | 1 |
スタミナ×600 | 1 |
銭貨×100万 | 1 |
銭貨×80万 | 1 |
銭貨×50万 | 1 |
銭貨×30万 | 1 |
銭貨×15万 | 3 |
SPスキン×10 | 1 |
SPスキン×9 | 1 |
SPスキン×8 | 1 |
SPスキン×5 | 1 |
SPスキン×3 | 3 |
スキン券×80 | 1 |
スキン券×60 | 1 |
スキン券×40 | 1 |
スキン券×30 | 1 |
スキン券×20 | 2 |
勾玉×400 | 1 |
勾玉×180 | 1 |
勾玉×90 | 3 |
神秘の霊符×5 | 1 |
神秘の霊符×3 | 1 |
神秘の霊符×2 | 1 |
神秘の霊符×1 | 3 |
SSRの式神欠片×1 | 3 |
御行ダルマ(欠片)×10 | 1 |
御行ダルマ(欠片)×9 | 1 |
御行ダルマ(欠片)×5 | 1 |
御行ダルマ(欠片)×3 | 2 |
御行ダルマ(欠片)×2 | 3 |
★3奉為ダルマ×1 | 1 |
★4奉為ダルマ×1 | 1 |
御魂ドロップUP(1時間)×1 | 3 |
覚醒ドロップUP(1時間)×1 | 3 |
経験値UP100%(1時間)×1 | 2 |
銭貨UP100%(1時間)×1 | 2 |
★5式神転換券×1 | 1 |
★6式神転換券×1 | 1 |
★5太陰霊符×1 | 1 |
★6太陰霊符×1 | 1 |
★6傘室内×1 | 1 |
★4孟婆茶×1 | 1 |
★3太鼓×1 | 2 |
扇子×12 | 1 |
花箋×12 | 1 |
吉運ダルマ×3 | 1 |
金色貝殻報酬(ランダム18種)
ランダムでいずれか1つ | |
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1 | 赤珊瑚×10~30 |
2 | 銭貨×80,000~100,000 |
3 | 勾玉×100~150 |
4 | スタミナ×50~60 |
5 | 現世霊符×1 |
6 | 神秘の霊符×1~3 |
7 | 招福ダルマ×2~3 |
8 | 奉為ダルマ×1 |
9 | ★3~4奉為ダルマ×1 |
10 | 大吉ダルマ×1 |
11 | 御行ダルマ×1 |
12 | 御行ダルマ(欠片)×1 |
13 | オロチの鱗×50~80 |
14 | オロチの逆鱗×20 |
15 | 逢魔の魂×10~25 |
16 | 御霊境の鍵×5 |
17 | スキン券×2~6 |
18 | SPスキン券×1 |
19 | 百鬼夜行券×5 |
20 | 御魂屋更新券(20回) |
21 | ランク6式神転換券×1 |
22 | ランダム蛙×1 |
23 | ★4青吉鬼×2~3 |
24 | ★5~6青吉鬼×1 |
25 | ★4~5かき氷×1 |
26 | ★5~6闘魚×1 |
27 | ★5~6傘室内×1 |
28 | ★5~6太鼓×1 |
29 | 経験値+100%(6分) |
30 | 御魂ドロップ率アップ(15分) |
31 | 覚醒素材ドロップ率アップ(15分) |
32 | 銭貨+100%(6分) |
33 | 桜餅×10~ |
34 | 花箋×5 |
※報酬は24時間で更新可能
赤珊瑚の交換報酬(金魚宝庫)
報酬 | 赤珊瑚数 | 交換可能回数 |
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晴帆渡・初空 アイコン枠 |
300 | 1 |
新雪の思い (雨女スキン) |
300 | 1 |
青軒温泉 (庭院スキン) |
800 | 1 |
赤ダルマ アイコン枠 |
200 | 1 |
春入松 アイコン枠 |
180 | 1 |
オロチの逆鱗×10 |
20 | 99 |
逢魔の魂×10 |
25 | 99 |
銭貨×2,000 |
1 | 99,999 |
貝殻24個獲得報酬
報酬 | ||
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晴帆渡アイコン枠 |
赤珊瑚×100 |
ヒトデ×1 |
※2回目以降はアイコン枠がなくなり、赤珊瑚の数が5個ずつ増加
聆海遠航のストーリー
追憶からストーリーを確認できる
聆海金魚姫の頭上「追憶」からストーリーを確認できる。
ストーリー一覧
航海日記1
航海日記1 |
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こんばんは。 同じ夕暮れ時だけど、もう海辺にはいないの。そう、とうとう出発しちゃった。今日から新しい旅が始まるんだよ。 最後はかぐや姫が見送ってくれたわ。私が計画を彼女に話してからは、ずっと泣きそうな顔を見せていたっけ。昨日もそんな顔をしてたから、どう答えていいかわからなくなっちゃった。 一応、保証はしたんだよ。ちゃんと戻ってくるし、「世界征服」の旅を絶対満喫してやろう、ってね。それを口にした時はちょっと自信がなかったんだけど、まあ、きっと大丈夫でしょ。 今日は記念すべき旅の一日目なんだから、縁起の悪い話はおしまい。 強がってもしょうがないことはわかってる。確かに、ちょっとは不安かもしれない。これからどこに行けばいいのか、どんな人に出会うのか、夢は叶うだろうか…そんなことをぐるぐる考えてしまう。今できることは、その答えを自分で探し出すことだけ。 でも、かぐや姫に言った言葉の中には、一つだけ確かなことがあったんだ。 これはきっと、素晴らしい旅になる。 |
航海日記2
航海日記2 |
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こんばんは。 今日は古い神社を見かけたの。多分長い間廃棄されていたから、半分も海に沈んでいたけれど。そのまま離れようとしたら、神社にお参りに来た人間に会ったんだ。満ちてきた潮に行く道を阻まれてたから、ついでに彼女を岸辺に送ってあげたわ。 その人間は妖怪を見ても怖がらないどころか、例の神社の神についてペラペラ説明し始めた。彼女もあちこちを旅しているようだけど、こんな不用心な奴が出歩いてて大丈夫なのかな? でも、意外と親近感が湧いたから、しつこく聞かれると、私は自分の物語を教えた。たった一人で海を旅してきた孤独さからか、知らない人に心を打ち明けるほうがずっと簡単だった。 彼女は断固と、「自分が進む方向を信じているなら、それは間違っていないはず。」と言ってきた。どこからそんな自信が出てくるのかはわからないけど、それを聞いて少し安心していた。そうよ、この旅は私だけのもの。方向も、私が決めればいい。私が進みたいと思う方向なら、きっと正しい方向に違いないよね。 彼女と別れたとき、彼女は海の中にまで走り、私に手を振ってくれた。その元気な姿を見て、空も一層晴れた気がしたよ。 出会いの後の別れも、悪いものじゃないんだね。神様、どうか彼女の旅にご加護を。 |
航海日記3
航海日記3 |
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こんばんは。 どうやら海の果てまで辿り着いたみたい。 ここがどこなのかは、自分でもよくわからない。まるで夢と現実の狭間にいるようで、海と空が繋がってる。どこを見渡しても透き通った青が輝き、太陽の光が重なった蒼から虹を映し出す。もし海に果てがあれば、きっとこんな感じなんだろうなと思う。 私の旅は、今となってもまだまだ先が見えない。海の果てまで来たというのに、夢の果てまでは辿り着いてないみたい。 多分、欲張りな夢を持ってしまったせいね。 でも大丈夫、私はめげないわ。困難な夢であるほど、実現した後の達成感が強いんだから。だって、そうでしょう?早々に見つかっちゃったら、それこそ茶番だもの。 私はここで色んなものを見た。私の記憶、海の記憶、そしてあなたの夢、空の夢。ここに座っている私が夢の中にいるのか、それとも現実にいるのかも、今はわからなくなってるんだ。 今までの出来事はまるで夢のようだけど、私もとっくに現実を受け止めている。でもやっぱり、すべてが夢であってほしいと願ってしまう。 船に眠る私は、少しおかしな夢を見た。夕方の波の音が、私を起こすまで。 心配しないでよ、ちょっと考えるだけだから。ここで、ちょっとの間だけ。こんなことで私は立ち止まらない。 次は新しい目的地に行かなくちゃ。海の果てがなによ、私の旅はまだまだ続くわ! いざ、出発! |
一・旅出
一・旅出 |
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【かぐや姫】 「本当に、これでよかったの?」【聆海金魚姫】 「うん、これでいい。荒川のことも、もう金魚の爺ちゃんと椒図姉さんたちに託してあるから。」【かぐや姫】 「そうじゃなくて、このままここを離れても大丈夫なの?たった一人で…」【聆海金魚姫】 「もう、かぐや姫ってば相変わらず心配性なんだから。ぜーんぜんっ、大丈夫だよ。ほら、今の私は強いから。そりゃあ、まだ大妖怪たちには敵わないけどさ。喧嘩なら誰にも負けないから。」【かぐや姫】 「わ…わかった。くれぐれも、気を付けて…」【聆海金魚姫】 「ちょっと、どうしてそんな顔するのよ。」【かぐや姫】 「だって…だって今の金魚姫は、もう自分の気持ちを教えてくれないんだもの……私たちはみんな……」【聆海金魚姫】 「(かぐや姫の顔をつねる)」【かぐや姫】 「へ?」【聆海金魚姫】 「バカ!年も明けたんだし、少しづつ変わっていかないと。ほら、海は広いし、月も綺麗でしょ?海辺に立って波の音を聞いてるだけじゃ、そんなのつまらないじゃない。」【かぐや姫】 「金魚姫……」【聆海金魚姫】 「私はね、あいつが見てきた景色を見てみようと思うの。もっとたくさんの人に出会って、たくさんの経験がしたい。こんな旅も素晴らしいと思わない?月明かりが海面に降り注ぎ、揺れる波の光があの遠方を見つめる瞳の中で輝いていたんだよ。」【かぐや姫】 「うん。きっと素敵な旅になると思う。」【聆海金魚姫】 「だから、安心して。まあ、あんたは竹の中でむにゃむにゃ眠ってれば、いつか「世界を征服する金魚姫」が戻ってくるから。ちゃんと団子を用意しておくのよ。道中の出来事を全部教えてあげるから!」【かぐや姫】 「それはきっと、長い長いお話になるね。」【聆海金魚姫】 「もちろん!だって海はこんなにも広いんだから。じゃあ――行ってくるね!」【かぐや姫】 「うん!いってらっしゃい。月の光が、あなたの航路を明るく照らしてくれるでしょう。」 |
二・憧れ
二・憧れ |
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【聆海金魚姫】 「こんばんは。急に話しかけるのも変だね…ただ、あなたが独りで月を眺める姿がとても懐かしかったから。つい……」【滝夜叉姫】 「構わない。この月も、独り占めするにはもったいない。」【聆海金魚姫】 「そうだね。」【滝夜叉姫】 「さっき、懐かしいと言っていたが…」【聆海金魚姫】 「私の知り合いに似ていたのよ。あなたが月を眺めている時の表情が。何かを懐かしむようで、求めているようでもあるな。」【滝夜叉姫】 「主の知り合いも、帰る場所を失くしたのか?」【聆海金魚姫】 「そうとも言えないかな。その人は自ら去っていったの。変わるきっかけとして。」【滝夜叉姫】 「なら、変わることはできたのか?」【聆海金魚姫】 「変わったかもしれないし、変わってない可能性もある。私にもわかんないや。」【滝夜叉姫】 「月が出る夜は、星の光が弱まる。星が煌くと、月は姿を隠す。だが、太陽はすべてを照らすことができるものだ。私はかつて日曜に憧れ、全てを照らす光を信仰としていた。」【聆海金魚姫】 「それで?」【滝夜叉姫】 「その後、私の太陽は永遠に沈没した。その時初めて、たとえ太陽になれなくとも、月の光は必要不可欠なものだと気づいたのだ。」【聆海金魚姫】 「憧れても、同じような存在になる必要はないってこと?」【滝夜叉姫】 「ああ。幸い、私は気付くのが遅かったが、なんとか間に合ってはいた。主もそうなのだろう。憧れる気持ちを忘れてはいけないが、自分という光を見失うな。」【聆海金魚姫】 「そっか。そうだね。あの人を追いかける旅路でも、色んな景色を目にするんだろうなあ。景色は違うからこそ意味がある…彼もきっと、そう思っているはずだ。」 |
三・待つ
三・待つ |
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【青行燈】 「おや、荒川の金魚娘じゃないか。なんだい、一人旅かい?」【聆海金魚姫】 「ええ、そうよ。それがどうかしたの?どうせ、物語はもう全部知ってるんでしょ?」【青行燈】 「まあ、そうだがな……単独の物語も面白いが、少し物足りない。物語の枠を飛び越えた感情こそ、良い物語を支える柱となるんだよ。」【聆海金魚姫】 「なによ、その上から目線は!あ、いや…」【青行燈】 「ん?」【聆海金魚姫】 「何でもない…とにかく、私にはあなたが欲しがってるような物語はないから。ごめんなさいね。」【青行燈】 「おや、怒ってるのかい?ならば、旅する妖怪の先輩として、一つ聞かせてほしいことがある。」【聆海金魚姫】 「なによ?」【青行燈】 「質問。歩み続ける旅人にとって、何が一番重要か。」【聆海金魚姫】 「進む方向。」【青行燈】 「それも確かに大切だ。だが、一番大事なのは、自分が旅立った場所を覚えておくことだよ。」【聆海金魚姫】 「旅立った場所?」【青行燈】 「岸辺に灯火が点り続けているのは、その灯火も、灯火の下に立つ待ち人も、船の帰りを待っているからなのさ。もし出港した船でさえ、待っている奴らのことを忘れてしまったらどうなると思う?」【聆海金魚姫】 「それは……」【青行燈】 「舟は海の霧に彷徨う。青い炎はふっと消え去り、寂静な海面に残るは徐々に遠ざかってゆく言葉のみ。つまり、金魚娘。あんまり急いで泳ぐと、いずれは迷子になるよ。」【聆海金魚姫】 「なによ、全部見透かしてるような言い方して。けど、ありがとね。」 |
四・夢
四・夢 |
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【聆海金魚姫】 「これは夢ね。」【金魚姫】 「どうして確信できるの?あなたが経験してきたことこそ、夢だったかもしれないじゃない。」【聆海金魚姫】 「それはそれでいいかもしれないけど。でも、私がここにいる限り、あなたは夢に出てきた幻影でしかない。」【金魚姫】 「なによ、私(あなた)に文句でもあるの!」【聆海金魚姫】 「……」【金魚姫】 「なによ、その顔。私たちは同じはずよ。」【聆海金魚姫】 「いや、違う。私たちはもう同じじゃない。」【金魚姫】 「じゃあ、聞かせて。この旅はどういうこと?」【聆海金魚姫】 「なんのこと?」【金魚姫】 「私(あなた)は世界を征服しようとして、荒川の妖怪に喧嘩を売ってた。あなたが今一人で旅をするのも、喧嘩を売りにいく私(あなた)と変わらないじゃない。」【聆海金魚姫】 「昔の私はそんなに理不尽だったの?あなたのいう通りかもしれない。かつての私は世界征服を夢見てたけど、それも海辺に立ってぼーっとしていた時に想像していただけだった。世界は広すぎるから、とりあえずまずはあいつを倒そうと思ってた。今思えば、私もあなたも、あいつには到底敵わないよ。でも、あなたと違って、私は多くの人に出会い、色んなことを経験した。海の広さを知ったの。」【金魚姫】 「だから、」【聆海金魚姫】 「私は意地で家出したわけじゃない。これはあいつを追いかける旅で、」【金魚姫】 「夢を叶える旅で、」【聆海金魚姫】 「そして、私が成長する旅でもある。」【金魚姫】 「気軽に言ってるけど、次はどこに行くつもりなの?夢なんて、叶うかどうかもわからないんでしょ。」【聆海金魚姫】 「そうだね。でも、やっぱり試してみなきゃ。あいつが旅の終着点で、私を待ってるって信じてるから。」【金魚姫】 「そこまでいうなら、もう大丈夫ね。だって、あなたは私なんだもの。」【聆海金魚姫】 「うん。旅を続けよう。」やっぱり夢か。海に浮かぶこの船は、やっぱり私しか載せてない。一時の夢に続くは、未知の旅。でも、きっと、希望に満ちた旅でもあるよね。【金魚姫】 「ふふん、どう?だから大丈夫だって言ったのよ。」【荒川の主】 「確かに、お前を見くびっていたようだな。」【金魚姫】 「お前たちを、でしょ?まあ、私は彼女そのものなんだけど。夢にしか存在しない幻影なのに、まったく心配性なんだから。彼女はきっと、またあんたに会えるよ。私はきっと、あんたに会えるからね。」 |